リミッティング・ビリーフ
いわゆる思い込みです。
しかも
リミットがついていますね
制限😣
車とかスピードが出すぎないように
ある一定の速度を越えようとする動きをキャッチすると
行動を制限しようとする
システムですね。
本来は
安全を確保するためのもの
しかし
私たち人間が持っている
リミッティング・ビリーフは
ニュアンスが違います
なりたい自分
理想の自分に
自分を変えていこう
という場面で
出てくるのが多いとされています
悪魔のささやきですね
「今のままの自分でいいんだよ」
「変化するより今の安定している所が安心できるよ」
そういう意味でいくと
安全を守ろうとしているのかもしれませんが
でも言葉にするとこんなのがピッタリする
「どうせ私には無理」
誰でも持っている思い込み
しかも
無意識の領域で出来上がっていて
自分ではそれに気づいていない
しかし
きちんと機能しているのです
奥様の場合で紹介しますね
最近書いた
演劇発表
その発表に向けて
練習をしてきた
この演劇はずっと指導を受けている先生がいるのだけれども
現在は中国にいらっしゃる
今年の春に中国とオンラインでつないで
先生に練習を指導してもらおうと試みたのだけれども
オンラインでの演劇練習というのは
練習会場となっている地元の電波状況や
使用している機器などにより
厳しかったのね
なので
今回はオンラインで結ぶのはあきらめて
自分たちだけで練習をしてきた
先日の本番前に
先生の演劇指導を受けた方が来てくれて
指導してくれた。
昔からの知り合いなのだけれど
彼女の表現力と瞬時の対応力が素晴らしくて
参加している子どもたちが
どんどんと夢中になり生き生きとしていく
練習も楽しくてたまらない雰囲気になる
本番も楽しく素敵なものとなったのです
しかし
奥さんは
どこか心がザワツイていた
その場の雰囲気を明るく楽しいものに変えてしまうその女性のオーラとか
参加している子どもたちを笑わせるユーモアとか
あんなふうに自分も歌って演技したいと思わせる歌唱力や演技力
自由で伸びやかな存在感
とにかく輝いているその女性
その女性と自分を比べてしまう奥様
すると
自分の役割とは何だろう?
と考えてしまう。
練習会場を確保したり
子どもたちを駅まで送迎したり
他に誰も大人が参加できない場合にも欠かさずに参加して本番までの一回一回の練習を継続させたり
自分の役割はこれ?
何て地味でパッとしないの!!!!
と感じてしまうそうです。
なので落ち込みます
劇の中でピアノが演奏されます
ピアノが弾ける奥様がいないと劇は成り立たないのですが
それもその女性に比べれば
自分じゃない人が弾いても全然大丈夫
自分という存在がつまらない
そして出てくる一言
私
昔から
人前に出てその場を盛り上げたり
一緒にやっている人を楽しませたり
するのが苦手だし
できない
これがリミッティング・ビリーフ
思い込みというか固定観念です。
私は面白くない人 という設定がされてしまっているのですね。
これ本当に厄介なんです
無意識な領域に存在していて
しかも
事実であると信じ込んでいる
結果
これがゴールになってしまいます
まさしく
思考は現実となる
だけどね
不思議というか面白いというか
例えば その1
自分もその女性を知っているのですが
本当に素敵で素晴らしい表現力とアドリブ力です
だけど
その女性がみんなの前で注目を浴びていても
自分はただただ
楽しいのです。
思い切り大きな声で笑って反応したり
アドリブに感心したり
そして時には
こんなことを思ったりもして見ています
自分なら◯◯でやるなあ
とか
△△と反応してもおもしろいんじゃないか
なぜなら
自分も表現力、アドリブ、その場を盛り上げるのが大好きだし自然にできる
と思っているからです
しかも、この女性の力をリスペクトもしています。
なので
ジェラシーにはなりません
だから心から楽しめるし、
自分ならどう反応するかと考えながら見るのも楽しいのです
楽しみつつ、刺激をいただき、自分も勉強できる!!
奥さんと全然違います
例えば その2
一方、奥様が大したことないと言っているピアノですが
自分はボーカルとして歌うのなら
カラオケを始め
結構大人数がいる会場で生演奏したりして
こちらでも盛り上げるし、そもそも大好きです!
だけど
ピアノを弾いたり
ギターを弾いたり
は
一切できません!!
つくづく楽器を演奏できる人を見ると
羨ましくて仕方がありません
ここに自分のリミッティング・ビリーフがあります
自分は楽器の演奏ができない
しかも
今からピアノやギターを習っても
できるようにはならない
なので
自分から見ると
奥様がピアノを弾いている姿は
奥様から見て
その女性が演技をしている姿と同じに見えるのです
俺から見ると
それくらい輝いて見えるのですよ あなたは!!
人前で
十分に盛り上げているじゃないですか!!
例えば その3
私は昔から人前で盛り上げるようなことはできなかった!!
と頑なに言い続けてきた奥様ですが
当然
私は
彼女の学生時代のことは知りません
しかし
私には分かっていました。
奥様と話してきた中で
小さい頃から
ピンクレディを歌いながら振り付けをしたり
子どもたちを楽しませる劇を中心になって作ったり
してきていた
そして
それを
親戚や小さい子どもたちの前で発表をしてきた
大体
自分は親戚どころか
家族の前でだって
歌とか演技のモノマネとかしたことなんてありません!!
昨日奥様と話している中で
小学校時代には
友達を誘って
劇というかショートコントみたいな形なのかな
を作って
それを発表した
お楽しみ会があるからやりました
ではなくて
やりたくなったから
友達を誘って
作って発表したという
ゲリラ的な行動
あのね
「人前で人を盛り上げることが昔からできないし、苦手」などと
言っている人が
ゲリラ的な発表をクラスでしたり
親戚(奥様はお義父さんお義母さんともに兄弟が多かったので本当に大人数)の前でピンクレデイーの物真似発表をしたり
絶対におかしいでしょ!
奥様も少し納得したみたいです。
不思議だけど怖いよね
リミッティング・ビリーフ
だって
奥様みたいに
記憶が書き換えられているんですよ
人前で出てやるのが楽しくて
寧ろ
積極的に人を引っ張っていた
これが本来の自分の姿
少なくとも
昔の自分の姿
だったのに
いつの間にか
奥様の頭の中には
真逆の自分に書き換えられてしまっていた
こういったものを
少しずつ
見つけてはずしていけると
かなり
かなり
人生が激変していきますね
自分にとっての
リミッティング・ビリーフは何でしょう?