前回書いた由布院の外乗で乗った白馬の「しゅうまい」、
実は、途中の平らな尾根で休憩したとき、いきなりゴロンゴロンと寝転んでしまった。
このときの私の動作は機敏だった。
「しゅうまい」が前足を折りたたみ、右半身を下にして横に寝転んだその時、
私は右足が地面に着くやいなや、
左に飛び上がり、横になった馬体の左側を飛び越えて
一切馬に触れることなく、反対側に降り立った。
その頃には「しゅうまい」は背骨を軸にして、
右に左にゴロンゴロンと砂浴びをしていた。
天気のいい日、馬場がふかふかな時、
馬は結構ゴロンゴロン寝転ぶのが好きだ。
私の行っているクラブには
馬場で寝転ぶ常習犯がいる。障害馬クリちゃんである。
レッスン中に隙をみては、あっという間に寝転ぶクリ。
その度、乗っていた人がこかされたり、鞍を傷だらけにされるのを何度も見た。
5月の夏日になった土曜日。
その日に私が乗る馬がクリちゃんだった。
クリとは、何か、そりが合わない。
合わないって言ってるのに、嫌がらせのようによくあたる
絶対寝ようとするのはわかっていたので、
障害を1頭づつ飛ぶ順番待ちの間じゅう
決して前足を折り曲げないようにと、頭を上げさせ、
話しかけたり首筋をポンポンたたいて、乗り手に意識を集中させていた。
なのに、なのに、なんということでしょう
クリは後ろ足から座り込み、横になったのです。
今回も、湯布院での「しゅうまい」で身に着けた機敏な動作で馬体から避難すると同時に
「許されへん」
と、怒りにかられた私は、クリにゴロンゴロンする暇を与えず、直ちに
「起きんかい」と引き起こしたのである。
小ぶりなクリは、私の剣幕に恐れをなしたのか、すぐさま起き上がり
私の鞍は、無事傷つくことなくレッスンに復帰できたのです。
その様子を見ていた指導員さんに
すぐ起きたね~と褒められた
クリはもうこりごり、そう思っていたのに、次の週、またクリだった
実は、途中の平らな尾根で休憩したとき、いきなりゴロンゴロンと寝転んでしまった。
このときの私の動作は機敏だった。
「しゅうまい」が前足を折りたたみ、右半身を下にして横に寝転んだその時、
私は右足が地面に着くやいなや、
左に飛び上がり、横になった馬体の左側を飛び越えて
一切馬に触れることなく、反対側に降り立った。
その頃には「しゅうまい」は背骨を軸にして、
右に左にゴロンゴロンと砂浴びをしていた。
天気のいい日、馬場がふかふかな時、
馬は結構ゴロンゴロン寝転ぶのが好きだ。
私の行っているクラブには
馬場で寝転ぶ常習犯がいる。障害馬クリちゃんである。
レッスン中に隙をみては、あっという間に寝転ぶクリ。
その度、乗っていた人がこかされたり、鞍を傷だらけにされるのを何度も見た。
5月の夏日になった土曜日。
その日に私が乗る馬がクリちゃんだった。
クリとは、何か、そりが合わない。
合わないって言ってるのに、嫌がらせのようによくあたる
絶対寝ようとするのはわかっていたので、
障害を1頭づつ飛ぶ順番待ちの間じゅう
決して前足を折り曲げないようにと、頭を上げさせ、
話しかけたり首筋をポンポンたたいて、乗り手に意識を集中させていた。
なのに、なのに、なんということでしょう
クリは後ろ足から座り込み、横になったのです。
今回も、湯布院での「しゅうまい」で身に着けた機敏な動作で馬体から避難すると同時に
「許されへん」
と、怒りにかられた私は、クリにゴロンゴロンする暇を与えず、直ちに
「起きんかい」と引き起こしたのである。
小ぶりなクリは、私の剣幕に恐れをなしたのか、すぐさま起き上がり
私の鞍は、無事傷つくことなくレッスンに復帰できたのです。
その様子を見ていた指導員さんに
すぐ起きたね~と褒められた
クリはもうこりごり、そう思っていたのに、次の週、またクリだった