刻しるべ

乗馬クラブでは落ちこぼれ。でも馬が大好き。馬といるだけで幸せなMy乗馬ライフ

8月21日(木)のつぶやき

2014-08-22 04:55:32 | 外乗

タイキブリザードが逝った

2014-08-20 23:18:17 | 
8月19日のYahooの新着情報を見て、絶句した
「タイキブリザードが突然死」

なんで、なんで、まだそんな年齢じゃないはずなのに
何が起きたの

彼がいた霧島のホーストラストのフェイスブックに最後が書かれていた。
18日の朝には元気だったのに、
夕飼の時に倒れて、そのまま逝ってしまったとのこと

いつも一緒にいたゲイルが、夕飼の後、
タイキを探して、いななきながら放牧地中を駆け回っていたって・・
ゲイルは、私よりもっと悲しいんだよね・・

フェイスブックには、たくさんのコメントが寄せられていた
みんな、普通の馬とは違うタイキの強さ、賢さ、優しさに魅せられていたんだ・・


初めて北海道でタイキブリザードに会った時からずっと好きだった
G1優勝の彼は、功労馬として専用の牧草地を持っていた
柵まできた彼に、ひたすら草を摘んではあげ続けた
艶やかで黒い馬体は威風堂々としていて、
じっとこちらを見つめる眼からは、知性と威厳が溢れていた

鹿児島に移ったと聞いて、2回追っかけて会いに行った
最後にタイキに会ったのは、一昨年。
今年も会いに行く予定だったのに
まだ23歳、もう逝ってしまうなんて・・寂しいよ


競走馬のデータベースサイト「ネット競馬コム」でも
掲示板の書き込みが200件を超えている
タイキがG1の安田記念を勝ったのは、1997年、17年も前のこと
しかも、G1優勝はこの1回だけ
なのに、引退してからも、こんなにたくさんの人の心の中で愛され続けてきたタイキ

ホーストラストで幸せだったよね
きっと、虹の橋を渡るときも、
惚れ惚れするくらい、堂々と駆けていったんだろうね

馬の美しさ、気高さ、優しさを教えてくれた
タイキ、ありがとう

オルフェーブルのラストラン

2013-12-31 16:46:43 | 
2013年12月22日、1泊2日で沖縄に行った。

そう、この日は今年最後のG1レース、今年の人気投票で選ばれた馬たちによる有馬記念の日!
競馬はでよく見るけど、馬券はめったに買わない
でも、今年の有馬記念は、
あの、オルフェーブルが出る

オルフェーブルはとってもとっても大好きな馬だ
陽光を一身に集め、たてがみと尾を金色になびかせながら走る
それはそれは美しい光り輝く黄金の馬


初めて見たときから、忘れられない

そのオルフェーブルの引退レースだから、当然馬券を買った
それも、大奮発して1万円も!
オルフェーブルの相手の軸は葦毛のゴールドシップ
1番人気と2番人気の馬なんで、配当は少ない。
でもいいんだ、何しろオルフェーブルの引退レースなんだから

当日、那覇空港に飛行機が到着したのは12時過ぎ
レンタカーを借りて、沖縄本島北部の本部にあるホテルに向かった
ナビの到着予定時刻は4時。
実際のドライブでは、ナビより30分は早く着くから、3時45分のレースには十分間に合う
・・・と思っていたら、ナンと、有馬記念のスタートは3時25分

ぎょえ~っ
なんくるないさ~とのんびり走る沖縄ナンバーの車をどんどん追い越し
それでも、高速を出たら、すでに3時10分前
ナビの到着時間は3時40分
チェックインの手間を考えると、3時15分には着きたい
なんくるないさ~~とテロテロ走る地元の車の間を
前が開いた、一気に前に出るぞ~とか叫びながら
縫う様に走って、ホテルに3時10分に到着

やったあ~間に合った、ホッ、
なのにフロントの説明がメチャ丁寧!
「朝食は8時くらいが一番込むので、10時までやってますから9時くらいでも大丈夫です」
「そうですか、わかりました」にっこりと答えながら、カウンターの下では足で蹴りを入れていた
飛ぶように10階の部屋に飛び込み、
バルコニーから広がる東シナ海の青い海、青い空には眼もくれず
TVをつけた。
ちょうど本馬場に入ったところ。
カメラが捉えたオルフェーブルを見た瞬間、
しまったと思った

画面の中のオルフェーブルは
太く逞しい首、その下の胸筋は大きく2つに割れて盛り上がっている
なんという筋肉、他の馬と全然違う
堂々とした別世界の存在、そう見える
ああ~こんな馬が勝たないはずがないやん

・・・実は、私は、てんで白い馬に弱い
白馬がいるだけと、どうしてもそれに乗りたいし、眼が離せない
というわけで、馬券を買う時になって、
実は、葦毛のゴールドシップを1番にオルフェーブルを2番の軸にした馬券に変更したのだった
でもTVの中の彼は馬格が違う・・
そう確信した

結果は
4コーナー手前からぐいぐい前に出てきたオルフェーブルが
直線でも宙を飛ぶように伸びて、2着に8馬身差をつけて圧勝


馬自らが、走る喜びを全身からほとばしらせながらゴールを駆け抜けた


馬券の方は、元は取れなかったけど、そんなことどうでもいい、
この馬のラストランを見ることができて、ほんとうにハッピーだった

天翔る金色の馬は
北海道の社台でスタリオンになる
いつか会いに行きたい



今回の沖縄での馬ネタをもう一つ

2日目、世界遺産の今帰仁城(ナキジングスク)に行った

ここは13世紀に造られ、1416年に滅ぼされた城郭で
くねくねと続く高い石垣で、本丸や祭事の広場、女官達のエリアなどが区切られている
その中に「大隅」といって、馬を飼い兵馬を訓練した場所の跡が残っている

そこを見下ろしながら、当時の様子を想像してみると楽しかった

現在の沖縄の乗馬クラブに来るのは、
やまとんちゅーばかりで、うちなーんちゅ(沖縄人)はあまり馬に興味が無いって聞いてたので
沖縄でも、昔は馬が身近にいたってことが
ちょっと意外な発見

入口の平郎門から入ると、早くも寒避桜が開いていた 
やっぱり冬は沖縄が暖かくていいなあ

来年は午年、真面目に精進して馬生活を充実させたい
ちなみに、沖縄語の「なんくるないさ~」は、
単なる「どうってことないさ~、どうにかなるさ~」という意味ではなく、
「精一杯やれば、あとは何とかなるもんだ」ということらしい。
目標を持ってみようかな

7月17日(水)のつぶやき

2013-07-18 04:20:01 | 外乗

十勝千年の森で道産子外乗中、セグウェイツアーに遭遇。記念撮影にガイドさんと乱入!tmf.jp/segway_blog/tp… pic.twitter.com/IHQXJCwpOl



裸馬と手離し騎乗

2013-06-06 00:04:26 | 外乗
外乗に行ってると、いろんな経験をさせてもらえる。

長い冬を耐えて
今年も、やっと待ちに待った外乗シーズンに突入
毎年、ゴールデンウィークの翌週と
7月の始め、そして秋、この3回は、Yちゃんと
ひたすらに乗るためだけの外乗ツアーに出かけている。

2月頃になると、二人とも外乗禁断症状にうずうずして
一気に5月と7月の外乗企画をつめていく
毎日、昼休みにあーでもない、こーでもないと打ち合わせして、
気分がどんどん盛り上がっていって
この時が、また楽しくってしょうがない

・・・なのに、今年4月、私が人事異動で遠くの職場に移ってしまい
打ち合わせの大半はメール・・
これって、盛り上がり方が違うんだよね~

ま、そんなことは置いといてぇ、
今年のシーズン開幕は、
北海道の登別

1日目にお世話になったのは、乗馬クラブ「遊駿」さん
ここでは、初めて裸馬に乗って走った

当日は、あいにくのひどい雨で、
緑の牧草地も灰色にくすんでいる。
雨粒が大きい・・
クラブハウスで、30分余りもコーヒー飲みながら、はああ~ってため息ついて迷ったあげく
「ええい、北海道まで来て乗らないって選択肢はないよねっ」と、
どしゃぶりの雨の中へ勇気を奮って出かけた

今回の相棒は、どさんこMIXでクリーム色の月毛のみかんちゃん
      
おっとりさんで、すごく落ち着いているけど、合図にはきちんと反応してくれる
調教がとても行き届いてました。
・・・でも、脚、遅いし・・

草原を何周も走るうちに
次第に、首筋やブーツの隙間から冷たい雨が入ってくる。
みかんちゃん、脚遅い
すぐYちゃんの馬が後ろから迫ってくる。抜かされまいと、インコースを取る
そんなこんなで、いつの間にか、雨のことなんか忘れて、
馬に乗ってるとめちゃくちゃ楽しい~

そ・し・て
馬場に戻った時、スタッフさんが「裸馬に乗ってみます?」
迷うことなく「乗ります、乗りま~す
という訳で、生まれて初めて裸馬で走る経験をした。

裸馬といっても、全く何も着けていないわけじゃない。
手綱はある。
鞍がない。
馬の背中にブランケットを置いただけで、その上に乗る。
ということで、当然、鐙がないので、
自分で馬の上でバランスをとりながら身体を支えなくてはいけない

最初は引き綱を持ってもらいながら速歩で走り
次に一人で走ってみる
そうすると、なぜか身体が前方へと移動していく。
んで、お尻をずりずりと後ろに戻すけど、また前にずれていく
鐙が無いと、そういうことになるものらしい。

裸馬に乗るって、を身体に直に感じる
お尻にみかんちゃんの背骨をごつごつ感じ、とっても暖かい体温がそのまま伝わってくる
馬とのつながり感が、半端じゃない


それで思い出したんだけど、
以前、信州の外乗で
手離し騎乗をさせてもらったことがある。
(この話は、http://blog.goo.ne.jp/artemis009/e/a49a381f003532ac24981b54a65f1137に書いてます)

こちらは、逆に、鞍はつけてるけど、手綱が無い
馬上では、内腿で馬体をホールドし、バランスを取る。
そして、両手を左右に大きく広げて走る
そう、まるで、映画タイタニックの有名なシーンのように
これって思ったよりもバランス取りやすくて、
広げた両腕に風を受けて駈足すると、なんとも言えず、爽快

・・・考えてみると、

乗馬クラブでの騎乗って、基本的にはレッスンで乗ってて
それは、馬術や障害飛越で上達することを目指してるわけで、
ここで得られるのは、達成感かな

でも外乗は、また違う・・・
そこで出会う馬、人、自然、ハプニング、いつも未知の体験や新鮮な驚き、想像を超える感動が待っている
ある意味、外乗は馬に乗った探検家みたいなもんだ・・と思う
(ちょっと大げさ
だから、どんどんディープでワイルドな外乗へと、はまっていってしまう

この先、私の馬ライフはどうなっていくんだろう・・・(もう若くないのに・・
ああ、そうした不安を考えることさえ、
外乗って、ワクワク楽しい!

5月9日(木)のつぶやき

2013-05-10 04:15:48 | 外乗

優勝しちゃいました!!

2013-05-08 23:55:22 | 乗馬クラブ・競技
5月6日(祝)の午後、
風は強いものの、晴れ渡った絶好の乗馬日和。
クラブで障害の競技会がありました。

今回で3度目の出場・・・といっても一番下のクラスなんだけど
相棒は、これも3度目、いつものアグ。
鹿毛の女の子、ただし気が強くてリーダーを張るような勝気な性格。

当日の午前中、アグで1レッスン騎乗したんだけど、
この時は重くて重くて、だらだらした駈足で連続障害の踏み切りも合わなくてどうしようって感じだった。
不安なままに本番突入

今回のコースは障害が7つで、いつもより少なめ。
その分、障害と障害の間の距離が長くて
先に走った人たちを見てると
馬のスピードが出すぎたり
障害手前で馬が反抗したりで、落馬が結構多かった
・・不安が増していく・・・
こ、今回のコース、簡単かと思ってたら、危険なコースやん

私が出るクラスは、タイムトライアルじゃなくて
指導員が走行した規定タイムに一番近いほうから順位が決まる。
規定タイムは46.91秒
て、言われても、自分のタイムなんて走っててもわからないから、
順位はどうでもいいから、綺麗(華麗に?)に完走したい

そう思ってるのに
順番が近づき、コース手前の待機馬場で
練習用の障害を飛んでみた時も
アグは相変わらずピリッとしない
尻鞭入れないと発進も出来ない
う、う、動物虐待、カッコワル~
こんなんで大丈夫かなあ・・
不安なまま、ついに出場のときが。

審査員に礼をして、いざ走り出したら
良い感じやん、アグ
アグの邪魔をしないようにずっとツーポイントで騎乗して
歩度が落ちそうになる度、
「アグ、GO、GO、GO」と声をかける。
めちゃ安定した歩様で次々と障害をクリア
ああ、アグと二人の世界で走ってるぅ
最高に気持ちよくコース走行を終了

応援に来てくれていたKさんたちに手を振りながら退場してると
「ただいまのタイム、46.96秒」のアナウンス!
え、え、何、規定タイムと0.05秒差、それって優勝違うのん
まあ、そういう偶然で優勝しちゃいました

表彰式で賞状と記念品の商品券をもらって
初めて実感がジワジワと湧いてきた
考えてみたら、
今まで馬のことで表彰されるなんて思ったことも無かった

いつも落ちこぼれで、みんなに抜かされて
なかなか上手くならなくて、
それでも楽しくってしょうがないから続けてきた
それだけなのに・・・・
表彰されるなんて
優勝するなんて・・・
わ~いわ~いわ~い嬉しいっ
規定タイムでも何でもいい、嬉しいっ
アグ、ホントにありがとう

というわけで、
今でも、とっても機嫌が良いです


4月30日(火)のつぶやき

2013-05-01 04:17:28 | 外乗

新しい乗馬用ヘルメットを買った。前からスワロフスキーのついたのが欲しかったけど、高くて買えなかったので、自分でキラキラビーズをボンドでつけてみたら、これが結構、高級感出てステキになった(嬉)



沖縄 伊江島ビーチサイドホースパーク

2013-01-18 00:07:36 | 外乗
去年の12月23日
沖縄の離島「伊江島」でプチ外乗をしてきた。
本島の本部港から、フェリーで30分。

私はいたって乗り物酔いし易い体質で、
電車も座らないとだめ、
バスは窓が開かないとだめ、
車は自分で運転しないとダメ
飛行機の着陸時には眼を閉じてぐったり、
海水浴場の手漕ぎボートでも酔ってしまう。

この日、結構、海は荒れていて
当然、行きも帰りも船酔いしてしまった
けど、それでも、伊江島は十分行った値打ちがあった

そもそも伊江島って、行くまで知らなかったんだけど
美ら海水族館のある海洋博公園の真向かいにある小さな島。



ぺたんとした島で、中央に
伊江島のシンボルの岩山、城山(グスクヤマ)、別名タッチューがある。





タッチューから島を見下ろすと、こんな感じ
      ↓


人口は5千人で牛の数の方が多い・・ってホントかなあ?
ただ、伊江牛のしゃぶしゃぶは、最高に柔らかくて美味しかった

とにかく人も車も少なくて、なんとものんびりした時間が流れている。
そんな伊江島に、な、な、なんと外乗クラブが、あるんです
それもビーチのすぐそば!

早速、馬、馬、馬、行ってみると
こじんまりとした、たたずまい。
中間種の外乗馬が2頭と与那国馬が3頭
まだ若い与那国馬たちは好奇心旺盛



ビーチ外乗の相棒は
サラブレッドがどことなく入っている「王子」
とっても可愛いセン馬


いざビーチへ!!

 

ところが、夏の台風でビーチがすっかりえぐれて形が変わってしまい
ビーチサイドは走れない
しょうがなく砂が綺麗な堤防側を数往復

 

それでも楽しかった

ちなみに、王子は沖縄本島から来た馬なんだけど
その前身を聞いてびっくり
「ここに来る前は、別の乗馬クラブにいたんですか」
「一般家庭にいたんですよ」
??一般家庭??・・沖縄って一般家庭で馬を飼っているのか
「一般家庭で子供の通学用に使われていたんだけど、不要になったのを買ったんです」
馬で通学
毎日、で学校に行けるって、なんて贅沢なスクールライフ
そうかあ、バスや電車が無くても、馬がいるなんて素敵だなあ、羨ましい
ああ、沖縄に生まれたかった、そんな思いがよぎった瞬間でした

11月11日(日)のつぶやき

2012-11-12 03:41:16 | 外乗