日本人のコミュニケーション能力の低下 「あったらいいなぁ」は「なくてもいいなぁ」

以前、ドイツへ渡航した時のこと・・・



ipodに通訳アプリをセットし意気揚々と。



今、ＣＭで流れているよな行動をアシタメも行っていた。





今思うと・・・


非常に恥ずかしいことをしてしまった。。。



話せなくたって

　　　　　　読めなくたって

　　　　　　　　　　一生懸命に会話をしようとする努力



会話を楽しむという文化を忘れてしまった日本人は、簡潔にコトをすませようとする。



食事の時もそうだった・・・


ゆっくりと丁寧に話してくれるホストファミリーの方々に対して

タブレット片手に聞けとばかりに・・・。



（日本通の方が多いので、盛り上がるかなぁ～と思ってついつい・・・）

本当に恥ずかしい。

食事の時間を大切にするドイツの人々への、とても失礼な行為と感じた。。。



ふと・・・

無機質な物体が話すドイツ語に、少し表情を曇らせた気がして・・・。



2日目からはタブレットを封印した。。。




どんなに文明が進み、便利さが国境を越えようとも

人と人とが、お互いを理解しようと努力することはアナログでなければならない。



会って、目を見て、表情やしぐさを感じとり

自分自身の言葉で伝えなければ

心に響かない




あの時・・・

アシタメのとった行動は、コミニュケーションを拒絶するような行動だったのではないだろうか？

「読んで・・・」「聞いて・・・」と、深めようとする努力も、近づこうとする気持ちも見えない行為。。。



本当に恥ずかしいことだった。



便利さの影には、日本人の忘れてしまった心が置いてけぼりになっている。


「あったらいいなぁ～」は

実際のところ

「なくてもいいなぁ～」である。


便利さが日本人をダメにしているのだろうか？



指先と目だけで、カタチだけの会話なんかしてるから・・・

本当の人間らしさがわかんなくなってきたんだね・・・



声を出して！顔を見なきゃ！！伝わんないよね！！！



あのＣＭを見るたびに・・・


あの時の恥ずかしさが込み上げる。。。



忘れるな！！！という声とともに。。。



世の中にあふれる、あらゆるツールを見極める時です。



少しずつ・・・


なくてもいいなぁ～になれたらな。。。