葉山町に何故1万坪の山林を寄付したか。学校給食センター事業の後始末に。

2024-03-09 20:27:11 | 葉山の政治

 

 

山町の学校給食センター事業が頓挫した。

横須賀の肉卸会社が所有する葉山町長柄の山林を寄付し、その土地を整備してあげるから、そこに給食センターを建てませんか という話に、まとまった土地がなくて給食センター建設が行き詰まっていた葉山町が飛びついた。

◆覚書締結 令和元年8月13日

相手方は肉の卸会社コーシン株の関連会社有限会社コーシンフアームで代表は同じ人である。

①コーシンフアームは、整備後の建設用地(1450㎡)を町に無償提供する。

②同社は4年9月までに供用できるよう用地整備を進める。

③中断する場合、道路拡幅用地を無償提供、同時に建設用地(1450㎡)を不動産鑑定価格で町に譲渡する。

 

令和2年2月葉山町は土地提供会社と覚書の内容を変更した。

相手方の義務として、センター用地を造成 整備のうえ葉山町に贈与。土地がレッドゾーンの中にあるため指定解除の工事を行う。

葉山町の義務は6M道路の用地買収、建物の建設などである。土地を整備する盛り土をダンプで運搬すために6m道路が必要なのである。

 

◆令和2年葉山町は1450平米の建物建設のための建設公募プロポーザルのための設計予算5100万円を議会に上程 可決され 着着と準備を重ねていた。

◆同年6月 公募プロポーザルの募集をコロナ禍での税収見込み立たずとの理由で延期。

葉山町は用地造成の工事許可を県からとっていた。

◆葉山町は覚書上はセンター土地の造成を行う相手方のために,代行して「宅地造成に関する工事の許可通知書」を横須賀土木事務所からもらっている。令和3年3月4日付の許可書である。

しかし この許可書に基づく造営工事は行われていない。

相手方はコロナ禍のさなかでありもうやる気がなくなったのかも知れない。

 

書結んで2年経過 相手方が動かず 用地の土地整備もできずに時は過ぎた

◆葉山町は動かない相手の気配を察知したのか。同じ3年2月に中学校だけの給食の検討をはじめた、上山口小学校で調理し4年9月から供用開始すると発表した

梨町長は「中学校給食の実施」を公約に掲げていたので、その実現に相手をみきったのかもしれない。

◆令和4年9月「覚書」の更新が行われ、センターでの供用開始を「令和9年9月」と延期したのである。

しかし この覚書の更新は単に形だけにおわった。

何一つ 整備の進展はなかったのである。

 

◆そして山梨町長が4選を果たした2か月後 令和6年2月15日「覚書解除合意書」が締結され、葉山町に該当の土地を含む35000平米の山林が無償で寄付された。

相手方は何一つ利益はない合意書である。

 

何故 このような結末になってしまったのか。

その土地がレッドゾーンのなかにあり建物の建設が難しく、また熱海市の土砂崩れ事件で盛り土が厳しくなったこともある。

葉山町は6m道路用の土地を取得<806万円>しただけなのに

何故1万坪もの山林を「約束を破って申し訳ない」として営利会社が無償で寄付したのだろうか。

普通では考えにくい。

不思議な取引だ。

今後にむけた裏取引はしていないだろうか。

 

建設残土の運び込みに必要な6M道路はOK。

葉山町は6Mの道路用地を確保した。その地続きのさきにはコーシンの山林があり、そこで「牛の牧場」を作る計画がある。6M道路を利用して建設残土を運び込み盛り土をして牧場をつくれるのだ。

 

建設残土の受け入れについては、三浦市に先例がある。

受け入れ料金の相場は1立方米 3千円だ。

盛り土用に建設残土をけ入れるだけで3千円儲かる。

ダンプ用の6M道路もできる、空き地は十分ある。

5年先には近くにトンネルができ、建設残土がでてくる。

こういうおいしいビジネスを想定していないだろうか。

 

 


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