春だと言うのに、昨日も早朝には雪が舞い何時までも寒いですね。
私は今年で65歳に成ります、歳を積み重ねる毎に寒さが辛く成って参ります。
最も、ご高齢者の方々が厳しい避難生活をされています、その心情は如何ほどか
心が痛みます。これきしの事でぼやいてはバチがあたりますね。
二酸化炭素を減らす・・・・・・・それでは前回に続きます。
サンプリングした住宅ではなんと9.1トンもの二酸化炭素を排出していました。
【言い忘れましたが、全室冷暖房、温度差の少ない住まい】
全国平均が3.5トンですからなんと約2.5倍強も排出して環境汚染に一役買っている事に
成ります。
【全国平均の住まいは全室温度差が少ない住まいとは限りません、むしろ局所冷暖
房の住まいと推測します】
しかし、これ程二酸化炭素を排出すれば、快適住宅であっても如何と言われますね。
皆様は如何に思いますか・・・・・?
【以上は****工大の研究資料から頂いた資料ですからでした。
ところで、
北陸エコハウス研究会で学ぶ前から、住まい造りを続ける中で、温熱環境に大変詳しい方が
近くに居った事が私には幸いしました。
その様な中で、一般的に建築されている住まいは・・・・・・と疑問を持ち、弊社担当の北陸電力
関係の方に、実は、この近辺で建築されている住宅の年間使用電力量のデーターを
依頼した訳です。
依頼した当初は具体的な資料は無いとの事でしたが、担当者の方がわざわざ資料を揃えて
くれました。
オール電化住宅でエコ給湯器・IHクッキングヒーターは必ず設置している事が条件。
ただし、住まいの大きさや家族構成は当然一切わかりません。
暖房は他の器具と併用しているのか?全室温度差が無いのか有るのかも解りません
が、とも角も、此方の北電管内の市町村で建築しましたご家庭合計80軒も調査して
年間電気使用量の平均値を出して頂きました。
蓄熱暖房機有り40軒・・・・・・・13.528KWH/年
蓄熱暖房機無し40軒・・・・・・・9.959KWH/年
と成っています。
このデーターを元にCO2排出量に置き換えれば
蓄熱暖房機有り・・・・・・・5.11トン
蓄熱暖房機無し・・・・・・・3.76トンに成ります。
ところで、このデーターから気に成るは、熱暖房機を使えば、設置してない住まいに比べて
CO2の排出が相当量多い事です。
最も、蓄熱暖房機の無いご家庭が、暖房に電気を使用していないとなれば、単純に比較は
出来ません。
それで、全国平均データーから見れば、総排出量の13.8%が暖房からと成っています。
【一般家庭の総排出量5.5トン、暖房からの排出は5.5×13.8=0.76トン】
蓄熱暖房機の無いご家庭は3.76トン+076トン=4.52トン【仮定】
5.11トンー4.52トン=0.59トン
単純に計算できませんが、蓄熱暖房機はエコの面から見る限りその使用に疑問が?
付くようですね。
今、政府が進める蓄熱暖房機を他の高効率の暖房機にとエコを重視すれはばと成りますね。
手元に有る資料がもう少し中身、先にも言いましたが、家の大きさ、家族数、冷暖房器具の
種類、室内の温熱環境等が充実していれば、もっと確かな数値に成ってと思う所です。
・・・・・・・・次回に続きます。