「忘れていた寄せ書き」
先日、いきなり家内が「こんなもの出て来た・・・・・」・・・・・それは私が故郷で務めていた会社を退社する時頂いた社長以下同僚たちの寄せ書きでした。
かれこれ40年前の話しにさかのぼります。
その色紙は色あせ(変色)ていますが、懐かしの名前で埋まっています。
青春真っ盛りで色々な悩み、喜びのあった時代が蘇りました。
色紙のど真ん中に社長が「難安天下忘戦必危」と記入しています。
この意味はどんなに大国でも、好戦的な国は必ず滅び、どんなに平和な時代でも、戦争に備えていない国は必ず危うくなる、という主旨で『司馬法』という中国・秦代の兵法書にでてい入る言葉です。(ネットから検索)
社長は故人になりましたが、創業者で私個人の感覚ではバイタリティーにあふれ、
チャレンジ精神の旺盛な方、一面大変面倒見が良かったです。
実家の墓参りを兼ねて帰省した折はご仏前にお参り行ったものですが、近年はご無沙汰してます。
父親に次いで尊敬出来る方でした。
ところで私が入社した頃は**会社ではなくて小さな**事務所。
6人の小所帯でした。
主に土地家屋調査士業とそれに伴う測量業でしたが、退社時は**株式会社になり、スタッフは20人を超え、業務も土地家屋調査士業と官公庁認定の測量設計の会社になっていました。
現在色紙に載っている一人が、現社長となりスタッフも40人を超え測量関係の総合コンサル業界で県下の一翼を担っている様です。
それに何個所か支店事務所を置いて事業展開し隆盛との事です。
さて出て来た色紙をゆっくり見れは、心に来るものが有り、懐かしい顔が浮かんできます。
中の一人はお陰様で今でも特産のミカンを届けてくれます。
ところで社長の言葉「難安天下忘戦必危」を今改めてネットで検索すれば意味深いです。
当時の私に何らかの思いを込めて書いて頂いたのですが、願わくば今の世界の指導者達に送りたいですね。
最後に色紙はあの世に持って行く土産になりそうです。
思い出の王が頭