何時もの遊歩道
車を運転してる時でもここ数年前から思っていたのですが、近年私の周囲からツララ
の誰下がった住まいを見なくなった。
TVで豪雪地帯の住宅が映し出され、屋根雪と同時にツララが大きく成長して垂れ下がったのを時々見受ける程度。それが激減した様に思えます。
その原因は?私の少ない知識から勝手に思えば・・・・。
その一はやっぱり温暖化。
此方の外気温ではツララは3日~4日ほど冷え込まないと出来ないと聞いてますから、冷え込んでも連荘に成らない。
その二は住宅の高性能化(高気密・高断熱の省エネ住宅)
近年住宅から排出する温暖化ガスが問題に成り、よってその住まい造りも大きく変化(進歩)した。
室内の暖房器具も石油の暖房機器からエアコンに変わった事等々。
参考に自宅は昭和58年(1983年)頃建築、一般住宅には1970年頃から断熱材が使い始められたようですが、如何せんこの時代の施工は今ではここでは言うのもはばかれる程、適当なものであった。
ごく一部の施工者を除き、大手ハウスメーカーに限らずだった・・・・・。
よって日本の住宅は寿命が30年なんて揶揄されました。
私思うにバブル期からその後10年頃までの住宅には粗悪品が多いと思ってます。
安くてダメ、高くてもダメ、なんて言われてました。
その要因は壁の中に適当に断熱材(グラスウール)を充填した施工です。
とも角、我が家は知人から紹介され地元の工務店に任せたのですが、壁の中には後から知ったのですが、断熱材は充填されてません。
南紀生まれで育った私にとっては北陸は未知の寒さ、よって当然(最低限)寒さ対策はとられているものと思ってましたが・・・・・甘かったです。
しかし反面、思えば断熱材が無い事で、壁の中が腐らずシロアリの食害も無かったとも言えます。
当時は断熱材の施工は義務化されてなかったのでしょう?。
如何せん寒いので自宅は一部大きく改修しましたが、肝心の和室続き間は物置同然、今でも北極だなんて妻と笑ってます。
室内に置いて温度差が大きいヒートショックをもろに受ける住宅ですね。
参考に、特に高齢者の皆様、断熱仕様にお粗末な住宅に住まわれている場合は、出来る限り居間部分と同じ温度にしてから使用されることをお勧めします。
トイレ・洗面・風呂・・・・・等々。
話しはツララからでしたが、住宅創りを生業にしていた私の独り言でした。
稲葉山から眼下