徒然日記

月子の着物と旅とお寺神社時々日常語り。最近は着物よりお寺神社のことばっか。

「源氏物語」を観てきました。

2015-04-15 18:21:40 | 着物

春の陽気を感じられる三月某日、千代ちゃんと市川海老蔵の「源氏物語」を観てきました(^_^)



千代ちゃんがチケット取るのにめちゃくちゃ頑張ってくれて…!そこまでチケット取りにくいなんて思ってなかったからあとから聞いて驚きました。もうほんと申し訳ない…千代ちゃんが「チケットー!」って必死に戦ってるときわたしはのんびりまったり生活してお昼寝とかしてた!ごめん!ありがとう!君には感謝してもしきれない!そろそろ崇め奉らないとダメな気がしてきた。



いづれの御時にか、女御・更衣あまた さぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき 際にはあらぬが、すぐれてときめきたまふありけり。


雰囲気たっぷりの物語の冒頭、生演奏の音色と朗々と響く紫式部の声に心を掴まれ序盤からうっとりとしてしまいました。3階席からということで舞台全体を見渡せる位置だったので後ろまでばっちり。近くで観るのも息遣いや表情など見ることができて楽しいのですが、舞台の仕掛けや脇役の演技など全体が観ることができるちょっと離れた席も楽しくて好きです。

物語のメインは桐壺帝と桐壺の更衣の話から始まり光の君の誕生、成長を描き藤壺、夕顔、六条御息所と映画などで馴染み深いところ。今回の「源氏物語」は歌舞伎×能×オペラという奇跡コラボ!すごく斬新で、でもすごく合っていて素晴らしい相乗効果。生演奏がまた臨場感を出していてそれぞれの場面を盛り上げていました。弦楽器が好きなのでその音を見つけちゃうとそればかり耳で追ってしまうので台詞が入ってこなくて困った(笑)能の楽しみ方を千代ちゃんが伝授してくれたので六条御息所(能パート)はそれは楽しく観ることができました。

結構お堅い感じかな、と思っていたら女房たちのおしゃべりから始まった後編の冒頭…めちゃくちゃ笑いました!あれ舞台でお馴染みのアドリブパートだよね?「京の女子は肉食系女子!光の君抱いて~!」なノリで度肝を抜かれました(笑)こういうメリハリ効いた舞台って好き!雰囲気やテーマもあるからそうはいかないこともあるけど難しいテーマの中で絶妙な笑いを入れてこられるとやられた!ってなって次の舞台も観に行きたくなる。またラストが!市川海老蔵が可愛くてどうしようかと思った。何あの可愛い手の振り方。わたし市川海老蔵好きかもって思ってたけどかもじゃない、好きでした。


舞台観る前にカフェに行ってきました。常連さんがぽつりぽつりといる静かで落ち着いた雰囲気。



ハヤシライスが美味しそうだったのでそれを頼んでみました(^_^)ハチミツとか使っているようでまろやかで優しいお味。健康志向というのかな、材料も色々とこだわっているようで他のも試してみたい!



デザートも頼んでみました。お茶はハーブのミントティー。癒される~!


千代ちゃんの観劇コーデ。



落ち着いた明るめの紫のお着物にレースのショール。いつもの大人可愛いコーデとは違う上品なコーデ。観劇にぴったり!がま口も色合いや素材が違うとこうも印象が変わるんだねぇ。



この日の千代ちゃんの帯がすごくすごーく素敵でかっこいいの!この帯好き過ぎてわざと後ろを歩いてはじっと見ていました。すごく好きー!



わたしのコーデは源氏香が描かれたお着物に桜の帯。着物の色合いが春めいてはいないのでせめて帯周りはと明るい色を持ってきました。



帯留めはモダン・小町さんのイベントのワークショップで作ってもらったShannaさんの桜の帯留め。



以前聞いた話から「源氏物語」=紫のイメージがあるのでどこかに紫を入れたいなーと思ってたら藤柄の羽織りがあったことを思い出してあれだ藤壺推していこうと決定。大人上品コーデな千代ちゃんや会場で見かけた着物の方を見てやっちゃった感半端ないと内心びくびくしてましたが後悔はない!(笑)


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