せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
なおAdsenseはgooが勝手に出してるだけ。

安物買いのなんとやら……ではないよな?

2006-08-19 23:52:42 | 宇宙、航空系
JAXAも台所が苦しい訳ですが、NASAも随分苦しそうだなぁという気がしてきた。

 ■民間宇宙船の開発へ、NASAが米2社を選定

選定はいいんですが、選んだ2社が凄い。

  ・スペースX社
  ・ロケットプレーン・キスラー社

スペースX社ってのは、あの格安ロケットFalcon1を開発している会社。ロケットプレーン・キスラー社(以下ロケットプレーン社)は、ロケットプレーンXPという有人宇宙船を開発している会社。北大のCAMUIロケットから技術導入している(しようとしている)のがちょっとホットな話題かも。

しかしまぁ……揃いも揃って実績皆無なんですが。^^;

両者の開発方針から想像するに、恐らくスペースX社が貨物輸送担当、ロケットプレーン社が人員輸送担当という分担になっているんだと思う。まぁ貨客分離は妥当だと思う。

でも、貨物なら別に何処のロケットでも良かったはず。アメリカにはデルタとかアトラスとかあるんだし。未だ打ち上げに成功していないFalconに期待しているってことは、結構予算厳しいんだなぁという気がしてならない。

あと、人員輸送にロケットプレーン社ってのは意外過ぎた。今開発中の機体では弾道飛行しか出来ない。一応周回軌道の構想もあるようだが、そもそも弾道飛行すら未だ出来ていない会社を選ぶとは凄すぎる。あと4年で宇宙ステーションまで届くのだろうか。


個人的には、てっきりデルタロケット+貨物用or人員用カプセル、という方式を採るものだと思い込んでいた。だから余計に意外過ぎるのだが……本当に大丈夫だよな?


めがねっ娘製造所(ぉ

2006-08-19 00:20:10 | 雑談雑感
ビジネスものの記事で良く(勝ち組の)社長に聞く独自の経営法、みたいな記事があるけど、大抵はその本人以外は読んでも参考にならないモノが多い。よって大抵つまらない。

しかしこれは面白かった。
参考になるかどうかは微妙だけど、とにかく破天荒すぎる。(笑)

 ■「リストラ組」が起こしたメガネ革命:第1回
 ■「リストラ組」が起こしたメガネ革命:第2回
 ■「リストラ組」が起こしたメガネ革命:第3回
 ■「リストラ組」が起こしたメガネ革命:第4回
 ■「リストラ組」が起こしたメガネ革命:第5回
 ■「リストラ組」が起こしたメガネ革命:第6回

以上全6話。
大手メガネストアチェーンをリストラされた管理職が、よりによって(笑)同じメガネストアを立ち上げた話。普通は別業種に乗り出すと思うんですけど、正面切って闘おうって思わせちゃうのがリストラの怖いところか。

山場は第2回、3回の辺りでしょうか。当然、リストラした元の会社が逆襲してきます。それをとにかく低価格だけで跳ね返す。元会社の手口が露骨なだけに痛快です。

第4回、5回辺りは情報や決済の管理の話ですけど、なんだか全社員が取締役みたいなんですが。グループウェアを活用しているっぽいですけど、こういう会社には馴染みやすいというか、グループウェアの上に組織を乗せたって感じもしないではないでんすが。
第6回はPOS使ってないよ、という話。いいのかそれで、と思うんですが、別に困ってないからいいみたいで。本当にいいのかなぁ。


で、感想として。

やっぱ経営ってのは人を見る目、選別する目なんだなぁというのが1点。
あと、枯れた世界では、低価格=勝利なんだなぁという、ある意味諦めに近い意識。

会社の経営法としては面白いんですが、その結果として出てくる低価格戦略や給与体系には、ちょっと寂しいものも感じるかも……。


あと1つだけ気になるのは、黒船には勝てるだろうか、ということ。

この会社は、今のメガネ業界の流通形態に特化した経営のように見える。
今はこれでいいけど、メガネの製造側から業界がひっくり返った場合は、どうするんだろう。

例えば……将来、全く研磨しないで済む、成型で量産できるレンズが誕生した場合、メガネの価格は恐らく1000円台まで落とせるはず。その時、こういう商法で生き残れるかどうか。
あくまで「例えば」の話だけど、そういう黒船に勝てるというか、取り込めるような業態、サービスっていうのも、大事だと思う。