今週は随分と頻繁に「かぐや」の名前を聞いたような気がします。
やはり探査機は人気ありますね。世間は宇宙に無関心なのではなく、ロマンの無い宇宙開発に興味が無いだけなのかも知れません。
■月周回衛星「かぐや(SELENE)」の月周回軌道投入マヌーバ実施結果について
- 月周回軌道への投入を確認 - (JAXA)
ごーる!(笑) 無事目的地到着!
目的地といってもまだ円軌道じゃないんですが、月の周回軌道に一発で入る事が重要でしたから、ここをスムーズに終えられた事は何よりでした。
というか、コレの失敗=500Nスラスタの故障ですから、そりゃ衛星放棄に近い話だろうという気もしないでは無いですが。
で。
もしかして、ここまで綺麗に一発で月周回軌道に乗れたのも、打ち上げ後に確認期間を半月置いたからなんでしょうか。投入軌道をきっちり確認出来たからこその大成功なのであれば、あの欠け地球写真も浮かばれるというものです。
■月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)動画撮影成功について
(JAXA)
これはないよなぁ……というのが最初見たときの正直な感想でした。
セレーネは確か新月辺りで打ち上げて、最初の予定では打ち上げ後すぐに月へ向かうはずだったので、月と太陽の位置関係からするともっとまんまるな地球が撮れたはずなんですよ。それが半月待って満月過ぎに月に向かったので、暗い方が多くなってしまったという結末。
HDTVがきちんと動いているっていうのは収穫でしたけど、何度も撮れる画像じゃないですから、少しガッカリものでした。
でも、この欠け地球のおかげでセレーネが順調であるのなら、まぁ仕方ない代償ですかね。
ブルーマーブルは、次の、いや将来の探査機に期待しますか。