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廊下にひっそりと置いてあった謎の文集。周囲説明一切なし。
Make:Tokyo Meeting03、ニコニコ技術部その2でござい。
写真の枚数が多かったので2つに分けさせてもらいました。
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やっぱり多い「あの楽器」。これはオリジナル準拠らしく展示中最大サイズ。
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こっちはもうちょっと現実的なサイズのあの楽器。
なんと中身はPICO-ITXマザーのWindowsPC。これ単体でWindows動きます。
「あの楽器」はやっぱり作り手の興味というかやる気を誘うお題です。
複数の展示が出てましたけど、大きさで目立ってたのはこの2つでした。
最初の大きな方は、LEDアレイのディスプレイだったかな? 動いてなかったんで詳細不明。
次のちょい小さいWindowsPCな方は、パチンコ台の液晶を流用したんだそうです。見た目はほぼ完璧なんですが、当然ながらというか残念ながらというか、タッチパネルはついてないので弾けません。
ちょっとお話聞いたんですが、やっぱり「あの楽器」実現のネックはディスプレイサイズだとか。ってことは、逆に液晶だろうとELだろうと、オリジナルサイズのようなデカくて細長いディスプレイモジュールがあれば、誰かがあっさり実現しちゃいそうな勢いです。
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ネギと言われるとネギっぽく見えるけど、やっぱ普通に電撃してるように見える。
ダぁ~リーン!!おしおきだっちゃーー!!!(笑)
フリスクPさんのブースはミクより秘書さん(?)が超萌えでしたがそっちは写真撮ってないので割愛。
ということで、フリスクPさんの525円のプラズマボールでございます。まさかと思ったんですが、ホントに料理祭でゼリーに突っ込んだそのものらしいですこれ。(笑)
ガラス(?)のボールの表面をアルミホイルでこする構造なんで、なんかこう背筋にぐぐっとくる音でもするかと思ったんですが(笑)、結構なめらかに動いてました。単純そうですけど、そういう細かいところを調整できるかどうかが大事なんでしょうねきっと。
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自転車ミクのふとももは本日も悩ましく、セグウェイミクは本日もふとましい。(笑)
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ぜんまい駆動のメカメカしい何かと水銀燈さま。
水銀燈は余りの完成度に今の今まで市販品だと思ってました。
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水銀燈さまの完璧な後姿とただ動いているだけで見とれるメカメカしい何か。
どうもこの2つがゆくゆく組み合わさる予定らしいんですが……まさかあなたがお父様?
自転車Pことユウタさんの、もー有名すぎる自転車ミクとセグウェイミク。そして不明なメカと不明なペーパークラフト。
やっぱ加工まわりはプロなんだそうで、近くで見ても粗いところが全く見えない完成度。脱帽を通り越して平伏しそうな勢いでした。しかしミクや水銀燈の造形の方はいくらなんでもプロじゃないと思うんだけど、そっちも見事なのがもうなんとも声もでねぇ。
やっぱ色々お話聞いてみると、相当試行錯誤して、相当苦労しているんだそうです。それを動画じゃ一切触れないからまた凄い。分からないならやってみるしかない、という主旨のお話を聞いて、あーだから俺はダメなんだなと心の中で縮こまってました。
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プロの犯行その2、撮影できますPさんの半導体娘シリーズ(?)、というかNEGIBATAKE。
撮影できますPさんのFPGA楽器。これも有名ですね。
NEGIBATAKEというFPGA+周辺回路の自作システムを基本に色々と展開できる構成らしいです。
こちら秋月の液晶をFPGAで制御してSDカードの中のデータを再生する、という見た目なんですが、そこから思い描いたシステム構成が、私と実際の基板、というか撮影できますPさんの設計と全く違ったのが凄く興味深かったです。
私も一応ファームウェア組んで飯食ってる立場な訳でして、やはりCPUを真ん中において、FROM、バス、液晶用のVRAM、VRAM->LVDS変換のGA、という形を前提に「この大きさでこの処理速度は大変だったんじゃないですか」と色々中身を教えてもらおうかと思ったんですが、どうも話が食い違う。
よくよく聞いてみると、CPUとか一切無しで、FPGAのみで制御。VRAMとかCodecとか、全部パイプラインで一気に処理しちゃうというもう全く違う世界のお話。ああなるほど、同じ山でも全然違う登り方があるんだと、久しぶりに目からうろこというかサンマの骨でも落ちたような感覚でした。
ついでに「趣味でFPGAできますかね?」と聞いたら、最初の三ヶ月は凄く悩んだとのお答え。仕事で1日悩む*三ヶ月、ですから、趣味で使える時間じゃ1年以上かかるって話です。やってみたいけど、それだけやってる訳にもいかないので、やっぱり難しいかな……と断念してみました。
#ま、ここで諦めちゃうからダメなのかも知れませんけど。
ってことで、MTM03のニコ技ネタはここまで。
次はDPZと他色々気になったものなんぞを書いてみようかと。