かぐやの運

LROも半年以上遅れてようやく打ちあがりましたか。
今度こそアポロの着陸証明が撮れるかなぁ。（笑）

　■アトラスV、LROを打ち上げ　(sorae.jp)
　■Lunar Reconnaissance Orbiter　(NASA)

かぐやに「極に氷は無い」とか言われて涙目のLROですが、大逆転の観測成果は出せるでしょうか。打ち上げは半年以上遅れましたけど、遅れたからこそ、観測としては重要度が増してる感じはします。

でもやっぱり、LROが遅れてくれたおかげで、かぐやの成功がより光ったという感じも否めませんね。
LRO最大のウリは何と言っても解像度1m、アポロの着陸跡すら撮影可能なカメラなんですけど、遅れてくれたおかげでかぐやのHDTV画像の評価が相対的に上がっちゃってますから。

　■月周回衛星「かぐや（SELENE）」のハイビジョンカメラ（HDTV）による
　　ラストショット画像の撮影について　（JAXA：プレスリリース）






なんと高度２０ｋｍ、月面落下１０分の映像ですよ。
まさに着陸直前という映像ですよ。このインパクトはもう説明要らないですよね。

でも、これだってLROに先んじたから評価される訳でして。
LROの地形の精密測定と地表撮影データが出てくると、そこはアメリカ、きっとすぐにCGで月面飛行とか作っちゃいますから。特にGoogleとか。（笑）　そんなの出された後だったら、多少微妙だったろうなぁ。


そういえば複雑な衛星のくせに大した故障も無かったですし。
まさにかぐやは「運の良い」衛星だったんでしょうか。

日本はかつてはイマイチ運の無い衛星が続きましたけど、これからは運の向きも変わってきますかね？