高速上限1000円がこの土日で終了します。
今だからこそ、このシステムが最も有効だったはずなのですが……残念です。
■高速道路各社、休日上限廃止、平日上限見送りを正式決定 (Car Watch)
■「休日千円」19日に終了…20日から被災者の高速無料 (スポニチAnnex)
■高速無料化は被災者限定で (日本経済新聞)
復興財源のため高速道1000円上限は終了。被災者支援のため被災者と物資輸送は無料。
それはいいんです。理解できる話ですから。
問題は、この無料化論議から「個人ボランティア」という存在がすっぽり抜け落ちている点なんです。
この2ヶ月程、石巻から南相馬まで各地のボランティアセンターを点々としてきましたが、驚くのは関東及び関東以遠からの個人参加者の多さです。チームを組めば、関東から来た人が必ず自分以外にもう1人以上います。中京、近畿など、もっと遠い所からの参加者も珍しくありません。
先日行った南相馬でも、適当に割り振られたチームの10人中3人(自分含む)が東京からの参加でした。
それも1人は土日、2人は日曜だけの日帰りです。
で、その東京から来た人間同士でぼやいてました。
「1000円高速が終わったら、難しいなぁ。」
殆どの個人ボランティアは、仕事が終わったら自分の車で直接被災地入りして、終われば直接帰ります。NGOや社協が募集してバスで来る団体参加もありますが、それと同じ程度、もしくは上回る程の人数が、土日には個人で自家用車で乗り付けて参加しています。
当然、その個人参加者の殆どは、1000円高速の恩恵を受けて参加しています。
1000円高速という制度があるからこそ、被災地の個人ボランティアは集まっているんです。
だからこそ、この制度が終わった後、どうなるかが大変心配です。
確かに、ボランティアにも一応高速料金の免除措置はあります。
ボランティアセンターで「ボランティア活動証明書」を発行してもらい、さらに自治体で「災害派遣等従事車両証明書」を発行してもらえば、高速道路は無料になります。
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活動証明書ってのはこんなの。
偽造防止のため派手にぼかしていますがあしからず。
ただ、制約が大きすぎるんです。
1.発行に時間がかかる。
南相馬市では、災害派遣等従事車両証明書は午後の申請の場合は翌日発行。
つまり日帰りでは間に合わない。
土日の活動でも、土曜に申請を忘れたら間に合わない。
2.帰りはともかく、行きを無料にするのが大変
現地ボランティアセンターに連絡して、FAXか何かで受入承諾書を貰う必要がある。
さらに、その証明書を持って地元の自治体に出向かないといけない。当然平日昼間。
3.突然の予定変更に対応できない。
天気予報見て直前に行く行かないを決めることって多々あるんですけど。
なんせ屋外ボランティア活動の殆どは雨天中止なんで。
さらにオマケで「ETCレーンが使えなくて面倒」ってのもありますけど、それはまぁいいか。
ともかく個人ボランティアには無料化させる気が余り無い制度になっているので、どうしようもありません。
ということで、やはり個人ボランティアには高速上限1000円の制度が大変大きな力になっていましたし、これからも必要だったんです。
出来れば復活させて貰いたいです。
それが無理ならもうなんでもいいですから、個人ボランティアにも何か簡便な減免措置を用意してもらいたいものです。
今だからこそ、このシステムが最も有効だったはずなのですが……残念です。
■高速道路各社、休日上限廃止、平日上限見送りを正式決定 (Car Watch)
■「休日千円」19日に終了…20日から被災者の高速無料 (スポニチAnnex)
■高速無料化は被災者限定で (日本経済新聞)
復興財源のため高速道1000円上限は終了。被災者支援のため被災者と物資輸送は無料。
それはいいんです。理解できる話ですから。
問題は、この無料化論議から「個人ボランティア」という存在がすっぽり抜け落ちている点なんです。
この2ヶ月程、石巻から南相馬まで各地のボランティアセンターを点々としてきましたが、驚くのは関東及び関東以遠からの個人参加者の多さです。チームを組めば、関東から来た人が必ず自分以外にもう1人以上います。中京、近畿など、もっと遠い所からの参加者も珍しくありません。
先日行った南相馬でも、適当に割り振られたチームの10人中3人(自分含む)が東京からの参加でした。
それも1人は土日、2人は日曜だけの日帰りです。
で、その東京から来た人間同士でぼやいてました。
殆どの個人ボランティアは、仕事が終わったら自分の車で直接被災地入りして、終われば直接帰ります。NGOや社協が募集してバスで来る団体参加もありますが、それと同じ程度、もしくは上回る程の人数が、土日には個人で自家用車で乗り付けて参加しています。
当然、その個人参加者の殆どは、1000円高速の恩恵を受けて参加しています。
1000円高速という制度があるからこそ、被災地の個人ボランティアは集まっているんです。
だからこそ、この制度が終わった後、どうなるかが大変心配です。
確かに、ボランティアにも一応高速料金の免除措置はあります。
ボランティアセンターで「ボランティア活動証明書」を発行してもらい、さらに自治体で「災害派遣等従事車両証明書」を発行してもらえば、高速道路は無料になります。

活動証明書ってのはこんなの。
偽造防止のため派手にぼかしていますがあしからず。
ただ、制約が大きすぎるんです。
1.発行に時間がかかる。
南相馬市では、災害派遣等従事車両証明書は午後の申請の場合は翌日発行。
つまり日帰りでは間に合わない。
土日の活動でも、土曜に申請を忘れたら間に合わない。
2.帰りはともかく、行きを無料にするのが大変
現地ボランティアセンターに連絡して、FAXか何かで受入承諾書を貰う必要がある。
さらに、その証明書を持って地元の自治体に出向かないといけない。当然平日昼間。
3.突然の予定変更に対応できない。
天気予報見て直前に行く行かないを決めることって多々あるんですけど。
なんせ屋外ボランティア活動の殆どは雨天中止なんで。
さらにオマケで「ETCレーンが使えなくて面倒」ってのもありますけど、それはまぁいいか。
ともかく個人ボランティアには無料化させる気が余り無い制度になっているので、どうしようもありません。
ということで、やはり個人ボランティアには高速上限1000円の制度が大変大きな力になっていましたし、これからも必要だったんです。
出来れば復活させて貰いたいです。
それが無理ならもうなんでもいいですから、個人ボランティアにも何か簡便な減免措置を用意してもらいたいものです。
ボランティアする側とされる側の間に現地の役所が介在している証明(メールでのやり取りでもOK)が有れば良いらしいです。
詳細はご自身のお住まいのエリアの役所の窓口でご確認ください。そんなに大変な作業ではないようです。来週月曜日に区役所へ行って来よう。だって7/10が出動だから。
誰が7/10が出勤かは知りませんし知る必要も無い話ですが、少なくとも私の休日と市役所の窓口は仲が悪いようです。
結局、土日以外が休みの仕事に転職するか無職になるくらいしか根本的解決法が無いんですよねこの制度。どーしたものやら。