小島下町龍神社・住吉宮・大荒神宮巡礼
2024/1/21(日)曇
最高気温16°早朝の気温8°今日も曇天ではあるが気温は暖かいので、午前14時からポタリングに出る。
目的地は、先日の富ノ尾古墳の石人があるという北島墓地内の女性石人像(摸造)を見て、先日の八竜宮に続いて干支繋がりで小島下町の龍神社・住吉宮龍神社・大荒神宮とする。
井芹川沿いを下り白川右岸沿いを西進すると、龍神社(写真4・5参照)が鎮座する。社殿はなく、石柱が三柱建立されている。真ん中の石柱に「大綿津見神」とある。参拝知する人は、堤防の向うの白川(海)に向かって祈る形になるように配置されている。
龍神社を後にして東北方向に移動して、坪井川左岸堤防下に住吉宮龍神社(写真6・7参照)が鎮座する。こちらも堤防の向うの坪井川(海)に向かって祈る形になるように配置されている。その奥に千金甲古墳等がある権現山が見える。こちらを遥拝する意味合いか。
直ぐ近くに、大荒神(写真8・9・10参照)が鎮座する。
大荒神宮由来記には、「一九二七(昭和二)年九月十三日、有明海沿岸では、台風の影響で発生した高潮(津波)により大きな被害が発生した。津波は沿岸の潮受け堤防を破壊した。大宮新地、住吉新地の家屋はその大半が木造藁葺きで、その多くが濁流に吞まれ倒壊、流出することになった。人々は屋根に乗り、又寸断された堤防を逃げまわった。逃げ遅れた住民四十六名のうち十数人は笹藪の中に一本だけ生えていた榎によじ登り、遅れてきた者はその下の雑木に掴まりながら、何度も潮波に翻弄された。やがて水位が減退し樹の上下にいた四十六名は、幸いにも助かることができた。新地の人々は、数多くの命を救った榎の樹に感謝し、ここに荒神を祭祀してきた。
我々はここに、地域天災害の防止と新地住民の更なる安全と地域の豊穣を祈念して大荒神の遷座事業を行いこれを記す。」とある。
この写真の樹がこの文にあるところの榎か。ここを折り返し点として帰途に就く。
17時に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)16km→小島下町龍神社15km→熊本(自宅)
総所要時間3時間(実2.5時間) 総計31km 走行累計57,785km
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
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