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熊本から気ままに山と自転車のブログ

熊本県立装飾古墳館・岩原古墳群

熊本県立装飾古墳館・岩原古墳群
2021/2/12(金) 曇

今日の最高気温は19°、出発時の気温16°出発時は暖かで良いポタリング日和と思ったが、暫く走ると背中に汗を感じるほどの暑さのポタリングになった。
熊鹿ロードを走り、植木町から国道3を北進する。目的地は、熊本県立装飾古墳館(写真1参照)の岩原古墳群盟主双子塚古墳とする。


鹿央古代の森古代蓮園・物産館を経由しないで装飾古墳館に直接行く道を上がると、岩原古墳群の登り口右側に横山古墳(写真2参照)が見える。


説明盤(写真3参照)には、「移転復原前の横山古墳は、鹿本郡植木町大字有泉字横山にありました。この場所は、植木町の頭部にあたり、古墳は小丘陵の端に位置していたものです。現在、九州自動車道の敷地になっています。近くには、町指定名勝「小野の泉水」があります。
この古墳が造られた時代は、石室の構造や出土遺物から、古墳時代後期(6世紀後半)頃と考えられます。石屋形、左右両屍床のほか、通路等にも多量の人骨が埋葬されていましたので、この古墳がかなり長期間にわたって使用されたことがわかります。」とある。
この古墳は、双脚輪状文の装飾があったことで貴重な古墳である。
双脚輪状文の装飾は、福岡県・桂川町王塚古墳、佐賀県・鳥栖市田代太田古墳、福岡県・広川町弘化谷古墳、熊本市・横山古墳(熊本県立装飾古墳館隣接地に移設)、熊本市・釜尾古墳と九州に五基発見された六世紀ころの古墳の装飾である。
また、和歌山県岩橋千塚古墳群出土埴輪には、双脚輪状文形の冠帽をかぶった埴輪が出土している(奈良文化財研究所ホームページ全国遺跡報告総覧より)。


説明盤には、実測図(写真4参照)その他詳細な陶板製の説明盤がある。


横山古墳から古墳公園に上がる道の左上にあるのが、寒原2号墳(写真5参照)。道を造っているとき家形石棺が出土した。


古墳館入り口に向かって左側に寒原1号墳(写真6参照)がある。


写真右側は、馬不向1号墳(写真7参照)、左奥の大きな古墳が双子塚古墳、その手前の小さめの塚が左から馬不向3号墳、馬不向2号墳、塚原古墳。


ここの古墳群の盟主的存在の双子塚古墳(写真8参照)。


双子塚古墳説明盤(写真9参照)には、「岩原古墳群のなかの中心となる前方後円墳で、全長126m、墳長107m、後円部の高さ9.3mの熊本県では最大級の古墳です。
墳丘は三段に造られ、斜面には葺石を敷きつめ、円筒埴輪が立っていたことが確認されています。
当時の姿を残す墳丘と周溝の美しさは西日本では代表的なものです。」とある。


反時計回りに一周する。南側から後円部(写真10参照)を見る。


双子塚古墳の東北側にあるのが下原古墳(写真11参照)。


北側から見る双子塚古墳(写真12参照)。


西北側から見る双子塚古墳(写真13参照)。


西側から見る双子塚古墳(写真14参照)。


過去記事もご参照ください。
現在時刻14時半、今日はここまでとして帰途に就く。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)30km→岩原古墳群30km→熊本(自宅)
所要時間4.5時間(実4時間) 総計60km 走行累計38,556km


熊本県立装飾古墳館展望所より見る岩原古墳群
2015/3/21(土) 晴

熊本県立装飾古墳館に寄るが、ここは明日の公開と言うので屋上展望所から岩原古墳群(写真11参照)を眺めて帰途に就く。
写真左奥が双子塚古墳。右に半分写っているのが、寒原1号墳。
北東方向の公園外に狐塚古墳があったようだが、削平されてしまったようだ。

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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