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熊本から気ままに山と自転車のブログ

田原の五輪塔

田原の五輪塔
2022/8/19(金) 晴/曇

今日の最高気温33°湿度80%危険な暑さの予報に、午前11時からポタリングに出て「危険な暑さ」に挑戦してみた。結果、危険であることを実感した。
目的地は、帰宅ルートで体力を使わない下り基調なる熊本市北区植木町田原の市指定文化財「田原の五輪塔」とする。

熊鹿ロードを北に走り、松原から左折して田原坂公園(写真1参照)に到着し、「美少年の銅像」がある前の木陰で一休みする。


美少年の像から田原坂本道を右方向にそれて、田原熊野座神社方向に進み神社を過ぎた左側の畑の端に、「田原の五輪塔」(写真2参照)は鎮座する。


説明板(写真3参照)には、「建治三(1277)年の紀年銘があり、高さ一・七メートルの凝灰岩で作られている五輪塔で、水輪の四面には梵字の「キリーク」を薬研彫りにし、地輪には六行で田原寺 院主□□ 右志者為往生 極楽頓生菩薩 造立如件建治三□◇◇一月廿六日 との陰刻がある。この五輪塔には西南戦争時の多数の弾痕が見られる。
板碑は安山岩の板状自然石で高さ一・四メートル・幅四十五センチ。碑面上部の水輪の中に梵字の「(ア)」を線刻し、蓮華座がある。天正乙酉(天正十三年、1585年)法印重厳により建立された逆修碑である。」とある。


建治三(1277)年に建立された五輪塔(写真4参照)


五輪塔の左側に在る天正十三年、1585年に建立された逆修碑(写真5参照)


五輪塔の抉られたような欠落が西南戦争時の弾痕(写真6参照)か。写真右奥は逆修碑。


田原の五輪塔を後にしてもう一か所探訪しようかとも考えたが、松原まで帰ってきたところで「危険な暑さ」と自覚したので熊鹿ロードを南進して帰途に就く。
14時半に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)18km→田原の五輪塔18km →熊本(自宅)
所要時間3.5時間(実3時間) 総計36km 走行累計50,303km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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