亡くなった母は、いろんな物を残した。
少しの指輪やアクセサリーは、姉の家で姉妹三人で分けた。
それをしばらく着けていたが、最近では引き出しに仕舞ったままだ。
服やその他雑多な物に関しては、上の姉が手鏡だけ持って行った。
あとはそのまま家に残された。
そして母が描いた沢山の絵も残された。
母の若い頃に作った20号ほどの刺繍の絵が一枚あるのだが、
残りはほとんど色紙に描かれたもので、他もせいぜい8号程の大きさだ。
皆時間をかけて丁寧に描いている。
今朝引き出しの片付けをしていたら、母が晩年愛用していた巾着袋が出てきた。
母は姉と近くのスーパーに行くのが好きだった。
おかずや果物を自分で選んで買うのを楽しみにしていた。
この巾着袋の中に、やはり愛用の緑色の財布と家の鍵、ハンカチなど入れて持ち歩いていた。
母が亡くなって、これを洗ってから仕舞った。
姉が何故これを持っていかないのか不思議だった。
今、庭にもドクダミの花が咲いている。
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