先週描いた教場全体のスケッチは何か足りないと思っていました
床の間に何もおかれていなかったからかもしれない。
掛け軸のお稽古の為に床の間の物は片付けられていましたから。
床の間は、空間として有るだけでは意味が薄いのかも。
昨日稽古にうかがって、いつもの設えの床の間を描かせていただきました。
中央に置かれているのは名のある彫刻家の作ったブロンズの観音様でけっこう重量があります。
場所を変える時には両手にふきんを持ち直接手が触れないようにします。
観音様を挟んで向かって左側が加柄(くわえ)。向かって右側が長柄(ながえ)です。
ひな祭りで飾る三人官女の左右の人形が持っているのがそれです。
ただし人形が持っているのは素のままですが、これらには和紙で作った蝶や飾り物を付けています。
昨年先輩に教えていただきながら友人と付けました。
そして昨日の掛け軸は墨絵の山水の掛け軸でした。
右端に棚がちょっと描いてありますが、そこの棚に先生のお写真が飾られています。
先生がお亡くなりになって、今まで教場に伺ってもお写真に目を向けることができませんでした。
でも昨日はしっかりとお顔を拝見して挨拶する事が出来ました。