デジタル画における私のビギナーズラックは、このアルが描けたこと。
じつは、「ゲッ、こんなに太い線になってしまった、、、」と思いながら、適当に描いた。
まだ画面の大きさ設定も線の太さ設定も初心者。
もともとああいうのは描いたことがない。普通に紙に描く時には鉛筆を使っていたから、線は細いし強弱が出る。
でもデジタル画の線には不思議な魅力がある。太さも濃さも変わらないのに、サインペンやマジックでは出ない柔らかい感じになる。描く時に物理的に抵抗がないからか、線の始めと終わりが綺麗な半円になるからか。
点を打つだけで丸が描けるところも好き。
指で描くというのもいい。魔法使いになったみたい。
ところでもっとラッキーだったのは、娘が、私が失敗作と思っていたこのアルの絵を、好きだと言って救ってくれたこと。
本物のアルも、すんでのところをちばわんに救ってもらったけれど、絵のアルは娘が救ってくれた。
1枚のアルの絵をいくつも組み合わせる方法や、違う別の画面に入れる方法も娘から教わった。
ところでだいぶ話が飛んでしまうけれど、私は全然良い母親ではなかった。
娘とは、いろんな事情で離れて暮らしていた期間が長かった。
一緒に暮らしていた時にも、子供たちにあまり愛情をかけるということが出来なかったように思う。
でも当時は頑張っていたつもりだった。
食べさせなくてはいけない、病気にしてはいけない、勉強させなくてはいけない、という責任感だけは強かった。
離れていた時には辛かった。でも介護に追われてあんまり考える余裕もなかった。
娘はほんとうに大変だったと思う。
自分を本当の意味で大切にするという概念も、愛情を自分から出すという概念も私にはなかった。
イセハクさん(伊勢−白山道というブログを書いているリーマンさんのことです)が、私にそういうことを伝えてくれた。
小さい時、「本当のこと」を知ると幸せになれる、と思っていた。
その時思っていた「本当のこと」をずっと探していた。それに触れる事のできる幸せ。
50歳で実家に戻ってしばらくして、ある人からあるブログを紹介された。生き方についての文章なのだが、言いたいことは分かるような気がするけど更新がなかなかされないので、他の方の文章も読んでみた。
そして、ダントツでブログ一位に輝いていた「伊勢ー白山道」を見つけた。
「生かして頂いて有り難う御座います」の言葉は衝撃的だった。
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