今年の1月、大きな挑戦を始めました。
その頃はそのことへの熱量でいっぱいで
師匠や、味方になってくれる人や、
伊勢市役所の担当者さん、
ほかにも、あっちにもこっちにも
毎日何度も連絡して
なんとか現実に出来ないかと動き回っていました。
結局ね、現段階では難しいということになり
一旦白紙となったんです。
(私はまだ諦めてないです)
悔しかったなぁ。
全然納得いかなくて、情けなくて。
これが叶えば、より地元の職人たちが動きやすくなると思ったのに。
やっぱり、三重県では難しいのかな・・・
三重県は、地域の工芸なんてあまり興味がないんだな。
なんて、勝手に納得しようとしていました。
ここでは無理なんだと思おうとしてた。
それでもさ、やっぱり諦めたくなくて
なんとかしたくて
草の根とも言えないほどの
絶対無駄でしょう?と言われるようなことでも
何かが変わるかもしれないと動いていたのですが
本当にびっくりするほど何もできなくて、変わらなくて、
無力感、情けなさがどんどん蓄積される日々。
一旦、忘れよう。
そう思った頃に
伊勢市役所さんから今回の
地域おこし協力隊として根付の職人を
とのお話しが。
https://www.city.ise.mie.jp/sangyo/syoukou/sangyoshien/1016034.html
すっごくびっくりした。
そしてまずは心配した。
師匠はちゃんと週に5日弟子が来ることを理解して了承したのかな。
今までの弟子とはだいぶ関わり方も違ってくるけどそれを飲み込んでの受け入れなのかな。
と。
すぐに師匠に電話して、それが確認できたら
じわじわと嬉しさが込み上げてきて
ああ、みんな動いてくれてるんだなぁって。
伝統工芸頑張れって背中を押してくれてるんだなぁって、感謝でいっぱいになった。
一人で頑張ってたんじゃなかったんだなぁって。
こうして地元に根付いて伝統工芸が発展していけば、
あの時の動き出した私の思いは現実に一歩近づく。
あぁ、こんな叶え方があるんだなぁって
感無量でした。
繋がってるんだね。
熱量は伝染して、応援してくれる人がいる。
どんな行動も、無駄ではなかったんだ。
何がどう繋がって、今回の地域おこし協力隊としての根付職人の募集に繋がったのかはわかりません。
でも間違いなく、今回伊勢市役所さんが地域の伝統工芸も応援しようと動いてくれて、大きな一歩を進めてくれたのは事実です。
この一歩を、未来への100歩1000歩にするべく、私たちも動いていかないとね。
今のままでいいはずがない。未来の職人たちが大手を振って、日本の伝統工芸素敵だろうと語れるように、今の私たちに何ができるのか。
『日本の文化が輝くと日本を誇らしく思う人が増える』
今回の募集はその最初の一歩。
たくさんのご応募、お待ちしています。