一言で伝統工芸といってもいろいろある。私は手彫りの木彫なので、たくさん数を作れる伝統工芸も、彩豊かな伝統工芸も、あとから付け足せる伝統工芸も柔らかい伝統工芸も燃えない伝統工芸も全部が全部羨ましい。出来ないことはすべて羨ましいのだ。でも、木彫には木彫の良さが手作りには手作りの良さがある。それもまた、他の人より知っているから手彫りの木彫の職人なんだ。木の国日本。その魅力をもっと突き詰めて考えていきたい。