ロシアよ、第二次世界大戦の自国
銃前の女性たちの悲劇まで忘れたか?
▼夫と共に出征した女性兵「私は夫を葬るんじゃありません。恋を葬るんです。」
▼-戦地で食糧難の中,野生の子馬を銃で屠らなくてはならなかった事,今も覚えてる女性兵-
▼女狙撃兵「私は引き金を引き、そいつは倒れた。私は全身が震えて、私の骨がガタガタ鳴っているのが聞こえる。泣き出してしまった。人を撃ち殺しちゃった!私が!」
▼娘を出兵させた母親が神に祈って「もし負傷するくらいなら、殺してしまってください。女の子が不具にならないように。」
▼軍人PTSDで夜ごと跳ね起きる娘に「目を覚ましなさい。目を覚まして…ここは、あなたの家よ。戦争は終わったのよ。」
▼両脚が破断し、申し訳なくて親にも会えなかった女性兵が30年ぶりに母親と再会して「今はもう、会うのが怖くないわ。もう歳とってしまったから。今は、もう…」
▼救護の女性兵「「幸せって何か」と聞かれるんですか?私はこう答えるの。殺された人ばっかりが横たわっている中に, 生きている人が見つかる事」
▼衛生環境も無い中で戦った女性兵「恥ずかしいって気持ちは、死ぬことより強かった。
▼ある女性兵「あたしが戦争で一番恐ろしいのは、「死」だって答えると思っているんだろ?… …戦争で一番恐ろしかったのは…男物のパンツを穿いてることだよ。これは嫌だった。これがあたしには…うまく言えないけど… 」(ここまで1巻)
▼ウクライナ出身の女性兵が語った飢餓「村の半分は死んだわ。私の弟達も父も母もね。私だけが食べたからよ…他の誰も食べられなかった。夜中にね、集団農場コルホーズの厩舎で、馬糞を盗んで食べたのよ。」
▼勝利した女性兵「車輪の下でこういう死体の頭蓋骨の折れる音が聞こえていた…骨が折れる音が…嬉しかったわ。」
▼現著者スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(500人の女性兵を取材し、史上初のノーベル文学者を受賞したジャーナリスト)「人間は、戦争の大きさを超えている。人間のスケールが戦争を越えてしまうようなそういうエピソードこそ記憶に残る。」
▼女性狙撃兵「私は撃つことに決めたわ。そう決心した時一瞬ひらめいた。「敵と言ったって人間だわ」と。」
▼女性戦友それぞれの最期について「トーニャは愛する人を爆弾の破片から守った。 破片が飛ぶ時間って1秒の何分の一かでしょ。どうやって間に合ったのか、ペーチャ中尉を救ったの。トーニャは、その人が好きだった。彼は、生き残ったわ。」
▼生還した女性兵士「…でも, あたしはココで生きているんじゃない. あたしは戦争の中で生きているの。」「どうして私は生き残ってしまったんだろう。誰のご加護なのか?何のためなのか?こういうことを語り伝えるためかしら…」
▼銃後で十歳の娘と、ノルマを果たすべく
麦を刈り続ける母親「死んだら…魂はどうなるのか知らないけど両手は休めるんだろうね。」
狼と香辛料 の時から好きな作者!小梅けいとさんへの非礼は、この事実を広く世界に知らしめる事を以て詫びたい。
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