2021年6月訪問
阿弥陀三尊像 極楽に連れて行ってくれます丁重にお参りしました 三千院
三千院の見取り図です
『三千院御殿門』を入ると『客殿』の右奥に、『往生極楽院』が見えてきます。
ここのご本尊は《阿弥陀如来》です。
脇侍は《観音菩薩坐像》と《勢至菩薩》です。
この三尊は私たちが死ぬと眷属を連れてお迎えに来てくれるチームです。
《阿弥陀如来》像高194センチ、《観音菩薩坐像》132.2センチ、
《勢至菩薩》132.7センチです。三体ともヒノキの寄木造です。
《勢至菩薩》の『胎内からは「久安四年」(1148)の墨書が発見された。
(三千院HPから)
ということで、この三体が同じ時期に作られてとすれば、作は1148年ごろです。
ふっくらした頬で穏やかな表情をなさっています。
衣は薄く細かい衣紋と大きな衣紋があっさりと表現されています。
後背には一緒に極楽からくる眷属が配されています。
とても見ごたえがある仏さまでした。迎えに来てくれるかな?