2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。
★ナポレオンが滞在した証 ナポレオンの浴室 ピッティ宮 フィレンッエ
『パラティーナ美術館』を鑑賞して歩いていると、
突然私の前にお風呂が現れました。
「えー、これはいったいなに、だれのお風呂??」
書いたありました『ナポレオンの浴室』
立派な浴室です、「でも待ってくださいどうしてここに浴槽?」
前にも書きましたがここはもともとは『トスカーナ大公』のお家だったじゃないですか。
1808年から短期間『ナポレオン』の妹の『エリーゼ・バチョッキ』が
『トスカーナ大公』だったのです、それで彼女が兄の為に浴室を作りました。
壁龕にはギリシャ風の彫刻が配されています。(右側)
この時期は『ナポレオン皇帝』のもと急速に『新古典主義』に変化していきました。
『バロック』や『ロココ』のような華美で軟弱なものは嫌われたんでしょう。
(左側)
天井のスタッコ装飾がとても綺麗です。カメオのブローチみたいですね。
『ルイジ・パンパローニ』作
(スタッコ装飾は石灰に大理石の粉砂などを混ぜ、練った材料で作った装飾。)
ナポレオンはここで入浴したのでしょうか、興味は尽きません。