
この凱旋門は白い大理石で作られており、高さは21メートル。
『セプティミウス セウェル帝』とその息子『カラカラ』と『ゲタ』が、2度にわたって勝利した『パルテア戦争』(紀元194年、古代ローマとアルサケス朝パルティアとの間で戦われた戦争)を記念して建てられたものです。
碑文は『セプティミウス セウェル帝』と息子『カラカラ』帝に捧げられたと書かれています。
セウエル帝の死後、カラカラとゲタは共同皇帝として即位しましたが、212年にカラカラは弟のゲタを暗殺。
そのため凱旋門に彫り込まれたゲタに関する場面はすべて削り取られています。
【お詫び】2月22日付の『ローマ フォロ ロマーノ セプティミウス セウェル帝の凱旋門』は場所が間違っていました。
正しくは『皇帝ティトゥスの凱旋門』でした。ただいま鋭意工事中です。申し訳ありませんでした。