2020年10月訪問
旅は遠くに行くことだけではありません、身近にも素敵なところがたくさんあります。
もちろん何回か行ったところですが、改めて歩いてみたい衝動にかられました。
『六義園』文京区 東京
庭園の入り口です。
『六義園』は川越藩藩主『柳澤吉保』によって、元禄15年(1702年)に築園されました。
和歌の趣味を基調とする『回遊式築山泉水』の大名庭園だったのです。
確かに泉があり橋が架かってています、背後にはこんもりとした木の群れが。
ちょっと開いた風が池のほほに触れ、表面に映った影を揺らします。
そしてせせらぎもあります、この広大な園庭の中に湧水池があるのかもしれません。
その奥に広がる緑の織物、紅葉がどんな色に染色してくれるのでしょう。楽しみです。
疲れたら園内の茶屋でお茶しましょうおうすが待っています、ねり菓子もおいしかったです。
ここから望む池がとてもよかったのですが、側にいたマダム二人が、子どもの学校の悪口や、不平不満を口から吐き出していました、そばで聞いている人の気持ちなんか関係ないのですかね、何よりもこの景色をめでる心をお持ちでないのはいささかでした。
目の前に広がる景色です(反対側ですが)、古く古代万葉の時代を偲んだ江戸の粋人が作った庭園です。読み解けない私の知識の無さを嘆きました。
明治11年(1878年)旧三菱財閥の創始者『岩崎弥太郎』が別邸として購入しました。
そうして昭和13年に東京市に寄付されました。
現在の長者さんあなた方も是非、こんな後世に残るような、庭園を残してください。