ふたりごと

~社会人1年目男の海外サッカーネタ中心ブログ~

欧州サッカー移籍市場 完結編 (プレミアリーグ編)。

2012-09-07 23:48:53 | 日記
8月31日をもって一段落した欧州主要リーグの移籍マーケット。
今回は僕自身が気になったチームのそれぞれの補強状況をあえて"採点"してみたいと思います。出て行った選手の後釜やチームのウィークポイントを補強で上手く補えたかが焦点になります。
あくまでも素人が考えた意見ですので優しい目で見てあげてくださいm( _ _ )m


あ、その前に一つ脱線。
移籍マーケットが閉まってからの楽しみと言えば最新の移籍情報を網羅させた選手名鑑ですよね♪
ダイジェストさんやキングさん、Numberさんなど各社から個性さまざまな選手名鑑がこの時期発売されますが、僕は何年も前からダイジェストさんの「ヨーロッパ・サッカー・トゥデイ」にお世話になっています。
同じ選手名鑑と言っても各社さまざまな味がありますが、僕がダイジェストさんの選手名鑑にした理由はずばり...見た目が一番かっこよかったからです。笑
本音は各社それぞれの選手名鑑を一冊ずつ買いたいんですが、財政面にそこまでの余裕が無く..笑
そんなこんなで今日7日発売のダイジェストさんの選手名鑑をさっそく買いました^^
仕事終わりで時間も無く、書店の閉店ギリギリに駆け込みで買いました。笑
てか本当は閉店の時間だったんですが無理言って待ってもらいました。笑
今は選手名鑑をニヤニヤしながら読んでいます。





...そんなわけで本題へ。

まずは近年ビッグクラブの仲間入りを遂げたマンチェスター・シティ
今夏の補強点数は90点といったとこでしょうか。
今年は近年のような移籍市場の主役になることはありませんでしたが、余剰戦力を整理しつつ期待の若手を獲得しています。
デ・ヨングが移籍したセントラルMFのポジションにはロドウェルとハビ・ガルシアという代表クラスの若手実力者を加えて戦力up。
他にもマイコンやシンクレアなど楽しみな選手を獲得しましたが、中でも一番楽しみで期待出来るのはナスタシッチです。
昔ほどセリエを見なくなった僕ですが、それでも去年の彼の活躍は衝撃的でした。チームとして機能していなかったフィオレンティーナにあってまさに孤軍奮闘の活躍。安定感に乏しいレスコットや問題児のコロ・トゥレに代わるコンパニの相棒として期待できます。

シティへの移籍が決まったセルビア代表DFナスタシッチ





次に取り上げるのはマンチェスター・ユナイテッド
香川の移籍でいやが上にも日本人から注目されるようになりました。
今夏の補強点数は75点
こちらもライバルチームと同じく余剰人員の整理に着手。補強に関してはファン・ペルシーと香川を新たに加え前線のオプションが増えたことは確かですが、ルーニー、ウェルベック、チチャリート、ナニ、ヤング、バレンシアを含めたメンバーで4つの席を争うことになります。嬉しい悩みではありますがビッグクラブ特有のモチベーションの維持が難しいかもしれません。
むしろ懸念事項であったスコールズに代わる司令塔の確保、そしてワールドクラスの右SBの補強に関してはいまだ解決できていません。今年もベテランに依存するシーズンとなりそうです。

香川には厳しいレギュラー争いが待っているかも





そしてマンチェスターの2強を除く第二集団の筆頭チェルシー
パリのクラブを除いてはおそらく今夏のマーケットの主役であったでしょう。点数は85点
チェルシーの(というよりアブラモビッチの)今夏の補強方針は明確でした。
ベテランから若手へ。カウンターからポゼッションへ。その方針は補強に明確に表れています。
チームを去った選手たちの平均年齢は30歳。一方新たにチームに加わった新戦力の平均年齢は21歳。
そして彼ら新戦力は見事にみな小柄なパサーやドリブラーなのです。パワーとフィジカルを前面に押し出したかつてのチェルシーの姿はもうありません。テクニックや創造性で仕掛けるサッカーへと変貌を遂げたのです。
その結果は吉とでるか凶とでるか。その答えはシーズンの終わりに出るでしょう。
ただ一つの懸念はエッシェンとメイレレスを放出したDMFの層の薄さか。

アザールは早くも違いを見せる






次はトッテナム
去年は掴みかけたCL出場権をチェルシーに"奪われた"形になったため、今年こそはと意気込む選手は多いはず。
補強点数は95点
これほど高い点数にしたのにはもちろん理由があります。モドリッチやファンデル・ファールトの後釜としてデンプシーやデンベレ、シグルドソンなどの実力者を補強し穴埋めに成功したこと、41歳のフリーデルの負担を軽減するだけでなく将来の守護神としても期待できるロリスを獲得したこと、そしてエールディビジで抜け出た存在であったフェルトンゲンをライバルクラブに競り勝ち獲得出来たことなどが挙げられます。
陣容だけを見れば2強にも引けを取らないでしょう。アデバヨールの完全移籍も大きいです。
ですがそこはトッテナム。勝者のメンタリティーを備えることが出来るのかが今シーズンの課題となりそうです。

アヤックスからベルギー代表フェルトンゲンを獲得






最後はサンダーランド
オニール体制2年目の今シーズンはEL出場権獲得が目標となるか。
点数は90点
リチャードソンやベントナーなどの主力はチームを去りましたが、それを補って余りある戦力を補強。
クエジャール、A・ジョンソン、サハ、ダニー・ローズ、S・フレッチャーなどプレミアで実績を残した確かな実力者を効果的に補強して戦力up。EL出場権争いに加わり台風の目としてプレミアを盛り上げてもらいたい。

S・フレッチャーには二桁得点を期待するところか




その他のチームも軽く見ていきたいと思います。

アーセナル..75点(カソルラの補強でなんとか持ち堪えた形。怪我で出遅れているロシツキーやウィルシャーの復帰が最大の補強となりそう。)

リバプール..70点(計算の立つ補強はアレンのみ。ルーカスの怪我により尚さらシャヒンの出来次第といったところか。FWの層の薄さには疑問。)

フルハム..80点(デンベレやデンプシーの後釜にペトリッチ、ベルバトフらを補強。良くも悪くも新戦力の活躍次第。)

スウォンジー..90点(アレンやシグルドソンなどの主力は去ったが、P・エルナンデスやミチュなどを効果的に補強。噛み合えば昨年以上の結果も。)

ストーク..85点(ストークサッカーは今年も健在。アダムやカイトリーを加え厚みを増した中盤は他のクラブにも引けを取らない。)

QPR..75点(スタメンの名前だけを見れば一流クラブ。ただここまでを見ているとやりたいサッカーは見えて来ず。有名選手を買い漁っただけのようにしか感じられないのは単なる偏見か?)





今日はここまで。





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2 コメント

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Unknown (たのちゃん)
2012-09-08 00:28:07
今回はオレ得のブログになりましたね(*^^*)
シティ、チェルシー、スパーズはかなり巧みな補強でしたよね!
シンクレア、フェルトゲンにはかなり期待しています!
ただ僕の移籍トップはスウォンジーですね!
金銭面と選手のランクを考慮するとかなりうまい選手の取り方だと思います!
やはりミチュがでかいですが。
そして今回僕個人的な移籍成功クラブはQPRです笑
とりあえずビッグネームをとるという愚かな補強をしたものの、バートンをマルセイユに放出したことにより多くのクラブが救われたと思います。
そして逆に残念なクラブはアーセナルとユナイテッドだと思いますね!
アーセナルはポドルスキーをとった時点で謎でしたが、ソングの放出は金額ともに落第点だと思います!
今どこがウィークポイントでどこがストロングポイントなのか、首脳陣が把握しているのか疑問で仕方ないです。
今回の補強ポイントは間違いなくサイドバックであり、ソングの残留であったと思います。アーセナルのサイドの展開がもっと充実すればユナイテッド、シティ、チェルシーにもひけをとらないと思っていました。
それは中盤にソングがいたからであり、ディアビ、ウィルシャー、カソルラ、アルテタという中軸選手がよりプレーしやすくなると思っていたからです。
しかし彼が抜けたことにより崩壊したチームはいつもと同じように別物のチームでスタートし、まずはフィットするところから始めないといけないという、一歩出遅れた感が拭えません。
それでもフェルマーレン、メルテの最終ラインが頑張ってくれているおかげでなんとかやれていますが。
ユナイテッドは前線よりもやはりスコールズの後釜をとるのがファーストチョイスだったと思います!
もう一年この中盤でやれると思ったのでしょうが、王者復活を目論むならやはり中盤をどうにかしないといけませんね(^o^;)
あとはやはりサイドバックですよね!
なぜ前線にあれだけの選手を揃えておきながらというチグハグな感じが残念だなと思います。
香川については明日語りましょう♪
長くなってすいません!
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>たのちゃん (atleti7)
2012-09-08 10:33:06
むむっ!
まず俺の本文を超えるんじゃないかと思うほどの文量に威圧された!
そして同時に説得力も備わってる..

たのちゃん..これは今日語り尽くすしかないね^^笑
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