久しぶりの更新です。。
今回は前回の補強採点の続き、リーガ・エスパニョーラ編です。
特に今夏の移籍市場において目立った動きを行った2チームにスポットを当てたいと思います。
まずはアトレティコ・マドリード。
今夏の補強点数は85点。
僕自身が贔屓にしているチームなんで多少主観は入ってしまうかもしれませんが、贔屓目で見てもこれぐらいの点数なのかなとは思います。
今夏のアトレティコの補強方針は1.いかにお金を掛けずに有力選手を獲得出来るか、2.主力選手を維持しつつどれだけ借金返済のための資金を捻出出来るか、の二点にありました。そういった意味では今夏の移籍はある程度成功したのではないかと思います。
ほとんど移籍金を掛けずにC・ロドリゲス、エムレなどの経験豊かな選手を獲得しつつファルカオやアドリアンなどの主力の慰留にも成功しました。一昨冬のシモン、フラード、昨夏のアグエロ、フォルラン、デ・ヘアなど毎年のように主力を放出しては新しいチーム作りを強いられていましたが、今夏は主力を絶対に慰留するんだ!というフロントの頑張りが窺えました。
それでも85点という点数を付けたのは司令塔ジエゴの後釜を獲得出来なかった、ということが最大の理由です。
エースのファルカオと同じくチームに欠かせない存在であったジエゴの後釜を確保出来なかった(しなかった)のは、カンテラーノのコケやオリベルに期待しての事なのか、それとも資金面の問題なのか。
いずれにせよシーズンを通してこの決断が吉と出るのか凶と出るのか、一ファンとして見守りたいと思います。
新星オリベルには将来の司令塔として期待が掛かる
続いてバレンシア。
補強点数は95点。
バレンシアも同じように資金面の問題から毎年主力を放出していますが、それでも3年連続3位という素晴らしい成績を収めているのは偏に首脳陣の的確な補強にあると思います。
今シーズンもその方針は明確で、余剰戦力を上手く放出しつつ、ジョルディ・アルバをバルセロナに売却し得た資金で各ポジションにそれぞれスペシャリストを補強しました。
中でもJ・ペレイラ、ガゴ、グアルダードの3人はシーズンを通して主力として活躍を期待される所でしょう。
またシソコとバルデスの二人も貴重なバックアッパーとして重宝されるはずです。
こうした新戦力がペジェクリーノのハイテンポなサッカーに上手く噛み合えば、バルセロナとレアルの2強時代に終止符を打てると信じています。
「レドンド2世」は再び輝きを取り戻せるか
最後に、スペインサッカーのある一つの問題について僕自身の考えを記したいと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、リーガ・エスパニョーラでは2強との格差が生まれる原因として「放映権料」の問題が存在します。
ヨーロッパだけではなくほとんどの国のクラブでは、クラブを維持するにあたりチケットやグッズ収入の他にテレビの放映権料というものも大事な収入源となります。特に規模が小さいクラブとしてはこちらの放映権料を頼りに経営が行われていると言っても過言ではありません。
ところがことリーガ・エスパニョーラにおいては、この放映権料をバルセロナとレアル・マドリードの2チームでなんと半分の50%を独占しているのです。世界中のクラブの頂点に君臨する2チームですから当然世界での人気も高く、チケットやグッズ収入、ソシオ会員料も含めると莫大な資金源となります。
こういった不公平な分配システムも2強と他のチームとの格差にさらなる拍車をかける原因となっているのです。
ただ、スペインサッカーに存在する問題はこれだけではありません。
実はこの放映権料自体が、他国のリーグに比べ随分と少ない額なのです。
ある資料によると、プレミア・リーグの総放映権料額は101億ユーロ、セリエAでは91億ユーロ。
ところがリーガ・エスパニョーラにおいては64億ユーロと30億ユーロほどの開きがあります。これが毎年のように繰り返されるわけですから、スペインから有望な人材が他国に移籍してしまうのも無理はありません。
事実今夏もカソルラやハビ・マルティネス、ボルハやミチュといったスペインの将来を担うべき逸材たちが他国に活躍の場を求めています。
こうした事実を重く受け止め格差を断絶すべくスペインサッカー協会はいち早く行動に移さなければいけないのではないでしょうか。
今回は前回の補強採点の続き、リーガ・エスパニョーラ編です。
特に今夏の移籍市場において目立った動きを行った2チームにスポットを当てたいと思います。
まずはアトレティコ・マドリード。
今夏の補強点数は85点。
僕自身が贔屓にしているチームなんで多少主観は入ってしまうかもしれませんが、贔屓目で見てもこれぐらいの点数なのかなとは思います。
今夏のアトレティコの補強方針は1.いかにお金を掛けずに有力選手を獲得出来るか、2.主力選手を維持しつつどれだけ借金返済のための資金を捻出出来るか、の二点にありました。そういった意味では今夏の移籍はある程度成功したのではないかと思います。
ほとんど移籍金を掛けずにC・ロドリゲス、エムレなどの経験豊かな選手を獲得しつつファルカオやアドリアンなどの主力の慰留にも成功しました。一昨冬のシモン、フラード、昨夏のアグエロ、フォルラン、デ・ヘアなど毎年のように主力を放出しては新しいチーム作りを強いられていましたが、今夏は主力を絶対に慰留するんだ!というフロントの頑張りが窺えました。
それでも85点という点数を付けたのは司令塔ジエゴの後釜を獲得出来なかった、ということが最大の理由です。
エースのファルカオと同じくチームに欠かせない存在であったジエゴの後釜を確保出来なかった(しなかった)のは、カンテラーノのコケやオリベルに期待しての事なのか、それとも資金面の問題なのか。
いずれにせよシーズンを通してこの決断が吉と出るのか凶と出るのか、一ファンとして見守りたいと思います。
新星オリベルには将来の司令塔として期待が掛かる
続いてバレンシア。
補強点数は95点。
バレンシアも同じように資金面の問題から毎年主力を放出していますが、それでも3年連続3位という素晴らしい成績を収めているのは偏に首脳陣の的確な補強にあると思います。
今シーズンもその方針は明確で、余剰戦力を上手く放出しつつ、ジョルディ・アルバをバルセロナに売却し得た資金で各ポジションにそれぞれスペシャリストを補強しました。
中でもJ・ペレイラ、ガゴ、グアルダードの3人はシーズンを通して主力として活躍を期待される所でしょう。
またシソコとバルデスの二人も貴重なバックアッパーとして重宝されるはずです。
こうした新戦力がペジェクリーノのハイテンポなサッカーに上手く噛み合えば、バルセロナとレアルの2強時代に終止符を打てると信じています。
「レドンド2世」は再び輝きを取り戻せるか
最後に、スペインサッカーのある一つの問題について僕自身の考えを記したいと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、リーガ・エスパニョーラでは2強との格差が生まれる原因として「放映権料」の問題が存在します。
ヨーロッパだけではなくほとんどの国のクラブでは、クラブを維持するにあたりチケットやグッズ収入の他にテレビの放映権料というものも大事な収入源となります。特に規模が小さいクラブとしてはこちらの放映権料を頼りに経営が行われていると言っても過言ではありません。
ところがことリーガ・エスパニョーラにおいては、この放映権料をバルセロナとレアル・マドリードの2チームでなんと半分の50%を独占しているのです。世界中のクラブの頂点に君臨する2チームですから当然世界での人気も高く、チケットやグッズ収入、ソシオ会員料も含めると莫大な資金源となります。
こういった不公平な分配システムも2強と他のチームとの格差にさらなる拍車をかける原因となっているのです。
ただ、スペインサッカーに存在する問題はこれだけではありません。
実はこの放映権料自体が、他国のリーグに比べ随分と少ない額なのです。
ある資料によると、プレミア・リーグの総放映権料額は101億ユーロ、セリエAでは91億ユーロ。
ところがリーガ・エスパニョーラにおいては64億ユーロと30億ユーロほどの開きがあります。これが毎年のように繰り返されるわけですから、スペインから有望な人材が他国に移籍してしまうのも無理はありません。
事実今夏もカソルラやハビ・マルティネス、ボルハやミチュといったスペインの将来を担うべき逸材たちが他国に活躍の場を求めています。
こうした事実を重く受け止め格差を断絶すべくスペインサッカー協会はいち早く行動に移さなければいけないのではないでしょうか。
ただ単にリーガがつまらないとにわか的な思想のもとのコメントなのでご了承ください。
僕もアトレティコとバレンシアにすごく期待しています。
僕の応援してるアーセナルと同じような境遇のチームを応援したいという主観的な意見ではありますが、やはりお金=サッカーの強さという方程式を崩し、クリーンなフットボール環境という理想を現実にするということを強く望みます。
スポーツだけでなく、政治など色々な事柄に対してお金という問題がつきまとうのが社会の常ではありますが、あまりにも現実離れした金銭での運営にはストップをかけなければ、この先サッカー界の未来が明るいものであり続けることが出来ない気がします。
今取り組んでるファイナンシャル.フェアプレーの強化、徹底をしていくべきだと思います。
スペインでの財政危機によって2クラブ以外のクラブの救済という面でも各クラブ、協会がより早急に取り組むべき事柄であると思います。
具体的な事柄の欠落、ファイナンシャルフェアプレーの導入に関してスペインの2強とその他の財政的に厳しいクラブの矛盾など多々突っ込みどころのある文になってしまいましたが、世間知らずの大学生の独り言としてお許しください(*^^*)
プラティニもリーガの経済状況は懸念してるみたいだし近いうちに決まりは作るみたいだけど・・
まぁこうなる事は前々からわかってたし何年も前に問題を先延ばしにした連盟の責任も大きいよね!
とにかく昔みたいな競争力の激しいリーグに戻って欲しい。。