日々の出来事

当院の出来事を紹介します

なじみの方が転勤で...

2013-03-31 16:48:37 | Weblog
先日も、飼い主さんが転勤で北海道へ転居するというワンちゃんを送り出しました。
転居先に近い地域に、信頼できる後輩の獣医さんがいましたので、三件ご紹介しておきました。
数年で新潟に帰ってくる予定とのこと。
その日を楽しみにしています...としばしのお別れでありました。

今日は、大分県に転勤?転居されるためホテルしていた猫ちゃんを、
10:00に送り出しました。
高齢で飛行機に乗せるのが少々心配ですが、受付カウンターの上でお別れして、
写真を撮らせてもらい、去って行かれました。

年度末、様々な出逢いと別れがありますね。

「遠方だけど困ったらいつでも連絡してね・・・」

新しい土地で、元気に暮らしていっていただきたいと、
こころから願っています!


新人の初顔合わせ

2013-03-29 23:53:27 | Weblog
今日は、四月から勤務する獣医さんの初顔合わせを行いました。

小動物臨床の勤務獣医師としては、これから経験を積んで行くわけですね。
フレッシュとも言えるし、経験が不足しているとも言えるでしょうか。
油断せず、新鮮な気持ちで診療に望んでいただきたいと考えています。

自分が初めて留守番をさせられた時のことは、今でもよく覚えています。
勤務先の院長が、海外旅行に行くから・・・まあ頑張ってという感じで置いていかれました。
今から考えると、よく若い先生だけに任せて出かけて行けたな・・・と驚いてしまいます。

若い先生方には、少しずつできることを増やしてもらい、
できる部分から実戦していって欲しいと願っています。
チャンスを活かし、一人前と認められる日が来ることを信じて、精進して欲しいと思います。

自分を育てるのは自分自身、そういうことがわかる方が来てくれました!

出逢いと別れの季節ですね

2013-03-25 09:48:24 | Weblog
昨日は、当院の勤務獣医師・大塚崇史先生が退職していかれました。
東大の獣医学科を卒業後、新潟大学の医学部で医学生をしていました。
平日は医学生、週末や祝祭日は獣医さんという生活の5年間でした。
私が学会でいないような時に、ずいぶんと助けてもらいました。
協力的であった今までの勤務に、感謝です。

先日、医師の国家試験に無事合格されましたので、4月からは研修医としての新生活です。
新潟県からは転居するので、昨日でお別れとなりました。
今までのおつきあいを考えると、感慨深いものがありました(涙)。

お別れにネーム入りの聴診器を差し上げて、これからの活躍を祈りました。
医師と獣医師のダブル・ライセンスという珍しい立場になったわけですが、
獣医師としての経験も忘れずに、人の医療に向き合っていただきたいと願っています。

入れ違いで新人の獣医師が二名、四月から勤務してきます。
慣れてくるまで全体像が掴めてくるまで、数ヶ月から1年は必要だと思います。
やれば必ず仕事はできるようになるんですが、吸収力や実践力には個人差があります。
ゆっくり育てていきたいと考えています。


血便で来たけど心臓病

2013-03-18 01:10:57 | Weblog
日曜日の午前中に、新患でいらしたわんちゃんは、血便と削瘦でやってきました。

家の事情で新潟市と県外を行ったり来たりで、遠方で具合が悪くなったとのことでした。
入院していた先の獣医さんから、経過の報告書がついた状態でやってきました。

血便の原因はこれから詰めていきますが、リンパ球形質細胞性腸炎やリンパ腫などの腫瘍も疑っています。
ただ内視鏡検査やCT撮影をするには動物の場合、麻酔が必要となります。
麻酔をかけるには、心臓がかなりマズイことになっている模様です。
県外の先生は確定診断には至っていませんでした。
昼休み中に心臓のエコー検査等から、「拡張型心筋症」と判断しました。

全身状態がかなり弱っている印象なので、今後の経過が心配です。
心臓の収縮力が激減してしまっているため、現在は点滴+強心剤の投与中です。
今回の血便と心臓病はあまり因果関係はなさそうですが、複数の異常が合併していることはよくあります。

いかにバランスをとるか・・・けっこう頭を使うので、一例一例、真剣に診ていると疲れます。




勤務獣医師を育ててください

2013-03-15 07:47:53 | Weblog
おはようございます。
普段、朝にブログを書くことはないんですが、
早朝からMacBook Pro の設定を直していたので、記入します。
朝から玄米茶を飲んで、脳内覚醒状態であります。

四月からは、勤務の獣医師が二名増員されます。
一人は既卒の女性獣医師、もう一名は新卒の男性獣医師(免許取得予定)です。
今日の10時に、獣医師国家試験の合格発表が農林水産省であります。
真面目な方なので、国家試験は大丈夫だと思います。
合格して四月から勤務してくれるでしょう。

勤務の獣医師を置くことで、四月からは休みなく診療を続けていけると考えています。
一人で年中無休の診療は、実際にはできません。
家の予定や体調やセミナーの有無で、かなりの影響を受けます。
親類の結婚式はまだ計画がたちますが、葬式関連は突発しますから、
臨時休診を余儀なくされる場合がありました。

それでも昨年は、限りなく年中無休に近い状態で診療を継続してきました。
お盆や年末年始も例年通りにやり続けました。
これは私の獣医師としての信念です。

「(私でなくても)獣医師に必ず診てもらえる体制を作る・維持する」

これは獣医師を志した時からの私の理想です。

時間外の夜間救急動物病院を作ろうという動きがあり、
私も可能な範囲でご協力したいと考えています。
でも、「自分の患者さんは自分で診る」
そういう気持ちも相変わらず強く保っています。

四月からは、時間外診療の体制が強化されます。
「院長でなくちゃダメ・・・」という方も多いのですが、
不在の院長より、真面目な新人と割り切っていただけたらと思います。
基本からキッチリと教え、育てていきます。
まともな獣医師が育つのは、私が教える場合に自分の

   「思考や技術論を語れるから・・・」

からだと思っています。

過去に勤務し、独立して行かれた獣医師の方々を見れば、
きちんとトレーニングすればきちんと育つのは明らかです
(それで育たない方は臨床獣医師としてのセンスが無いのでしょう)。
飼い主の皆様には、長い目で新人の獣医師を「育ててあげて」いただけたらと考えます。

次世代の獣医師が育つことで、地域社会の動物医療がより良くなっていく、
熱いハートが引き継がれていく、と信じています。





WBC

2013-03-08 23:06:26 | Weblog
今は、入院管理をしながらテレビを観ています。
重症の入院がいるため、テレビを見つつモニタリングを続けています。
WBC ワールド・ベースボール・クラシックを観ています。

普段、野球は全く見ません。
たまたまテレビをつけたら、日本と台湾でなかなかの死闘を繰り広げていました。
あきらめない、勝つんだ…という強い意思を感じます。

私も、入院管理で格闘していますが、諦めない・治すんだ…、
そういう気合いで取り組んでいます。
日本にも、勝ってもらいたいものです。