今日、久々に外へ出て、駅ビルに行きました。
本屋をのぞいたら、一冊の本が目に留まりました。
題名は「どうぶつたちへのレクイエム」
どんな本なのか、手にとって、ぱらぱらっと見てみると…
不覚にも、なきそうになりました。
保健所に収容された、犬・ネコたちがどんな末路をたどるのか。
写真とともに掲載されていました。
収容されて3日で、処分されます。
安楽死ではありません。ガスによる窒息によるものです。
袋につめられ、毎日、毎日…。
その本を買って、今読み終わったところです。
もちろん、号泣しました。
この子たちは何のために生を受けたのか。
なぜ捨てられたのか。
悲しい目をした犬・ネコがたくさん載っています。
ご存知のように、我が家にもソラとリクがいます。
「ペット」ではなくて、「家族」だと思っています。
我が子のように、大切に育てています。
もちろん、いろいろ大変ですが、決して、捨てようとか、
いなくなってほしいとか思ったことありません。
さまざまな事情で、捨てるという選択肢を選んでしまった人もいると思います。
でも、中には、10歳を超えた老犬の最期を看取るのがいやだからと
保健所に引き取ってもらったり、
子犬を身ごもってしまったからと、引き取ってもらったり。
生まれた子猫を引き取ってもらったり。その人に「避妊手術はしないのですか」
とたずねると、「かわいそうだからしない」と。
避妊手術をすることと、子猫を苦しませながら死なせるのは、
どちらがかわいそうなんでしょうか。
腹立たしく感じました。
私はこうやってブログに載せることしかできませんが、
ネコや犬の子どもを引き取ってもらう先がない場合は、避妊手術をさせましょう。
自分が飼っているのがオス・メスどちらでもです。
ネコの場合は外に出るネコもいますので、余計です。
我が家も、もうすぐリクが大きくなって、考えなければならないと思っています。
犬がほしいといっている友人が何人かいるので、その人たちに
聞いてみて、本当に飼うというようだったら、1回だけでも出産して、
飼う人がいないようだったらソラに避妊手術を受けさせようかと…。
かわいそう、ではなく、かわいそうな子犬を増やしたくないからです。
一番印象に残った一文が
「ある小学校で写真展を開いたときのことです。
目に涙をいっぱいためた
一年生の男の子が
私のところへきて、たずねました。
『なんで、この子ら、殺されるん?』
『…人間に捨てられたからやで』
『そしたら、ぼくも捨てられたら殺されるな』
『そんなことないよ…』
『なんで?だっておんなじ命やろ?』」
命に重いも軽いもないのは当然です。
人間に置き換えて考えると、ありえないことですよね。
捨てられたら、殺される。
一人一人ができることもあるはずです。
家に犬・ネコという「家族」がいる人もいない人も読んでほしい。
そんな本でした。
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