あやっぺ日記♪

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読まれることのない手紙

2006-07-14 10:22:20 | わりと真剣な話
いろんな思いが整理できずに1ヶ月が経とうとしています。
自分の気持ちに整理をつけるためにも、
今の気持ちを手紙にして、ここに載せます。
これが今の、精一杯の気持ち。
読まれることはないけど、それでも載せます。


*******************************************************************

あなたがいなくなってから、1ヶ月が過ぎようとしています。
私の心の中ではまだ全然整理がついていません。
きっと、誰の気持ちの整理もついてないと思う。

焼香に行ったとき。
到着するまではみんなたわいもない話で笑顔を見せたりもしていたけど
到着して、彼の遺影を見るなり、涙が止まらなくなった。
やっぱり、現実に彼は亡くなったんだなぁって、涙が止まらなかった。

けんちゃんに会いに来るよっていったじゃない。
これから先、いっぱい遊んでくれるんじゃなかったの?

言いたいことたくさんあるのに、出てくるのは涙ばかりで、
「けんちゃんだよ」って言葉すら出てこず、自分が情けなかった。

それからお母さんと妹さんとお話して。
お母さんは明るく振舞って、「あいつはこの世界にはあわなかったんだよ」って
言ってた。
でも…でも…そんなことない。
彼は誰からも愛されて、いつもみんなを和ませてくれたり、笑わせてくれたり。
いなくなってから、すごいたくさんの人が悲しんでいるよ。
こんなにあなたは愛されているんだよ。
こんなにあなたは必要とされているんだよって言いたかった。
お母さんは今はあの子の仕事での話やプライベートでの話を聞きたいけど
今は聞けないって。受け止めて落ち着いてから話を聞かせてねって言われたよ。



前の日に写真を現像に出したらあなたの写真が出てきました。
去年海に行ったときの写真で、とびっきりの笑顔だったよ。
お母さんに渡したらすごく喜んでた。
あの子の写真はほとんどないんですって言われた。
だから、うちにある写真、今度もって行きますって約束したからね。
うちにあるあなたの写真はみんな楽しそうな笑顔で
いろいろな思い出がつまっていて、そのときのことをリアルに思い出されます。

けんちゃんがうまれたあと、電話をくれたよね。
出産おめでとうってわざわざ電話くれてありがとう。
後日お披露目会するからって言ったのに、テレビ電話で見たいってわざわざ
テレビ電話でかけなおしてくれて。
でも、けんちゃんに会わせたかった。
けんちゃんを抱っこしてほしかった。
けんちゃんの世話でいっぱいいっぱいになってて、メールできなくてごめんね。
もっと話をしたかったよ。
つらいのわかってたのに、ごめんね。
あの時電話をくれたのは、本当は何かつらかったんじゃないかとか。
もっと早くにお披露目会の日を決めてメールしていればよかったとか。
後悔ばっかりがあとからあとからあふれてくるよ。

お母さんがね、
「最後の顔を見たときに、あの子が産まれたときの顔を思い出した。
 それくらい安らかな顔だったのよ」
って言ってた。
最後にあなたが見たもの、考えたこと、まだ聞けてないけど、
最後に美しいものを見れた?
最後に安らかなことを考えることができた?
最後は幸せだった?
今はほっとしている?

もうあなたの歌声も聞けない。
もう「姉さん」っていう元気な呼びかけも聞けない。
一緒に笑うこともできない。


みんなみんなあなたの早すぎる死にショックを隠しきれないよ。
こんなにもあなたは愛されていたんだなぁって、痛感させられたよ。
うちの旦那さんが言ってたよ。
「大事なものはどうして失ってから大事だと気づくんだろう」って。
これからうちらはどうしたらいいのか、わからないよ。
あなたのために何ができるだろう。
もう二度と大事な人を失わないために何ができるだろう。
そんなことばっかり考えてる。
あなたのことを思い出すためにみんなで集まりあったりしてもいい?
あなたとすごした思い出をみんなで語り合ったりしてもいい?
ちゃんと、あなたの席も、お酒も用意するからさ。


みんな、みんなあなたのことが大好きだったよ。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
思うのだけれどね。 (.)
2006-07-14 12:06:30
こんなに考えてくれる人がいるんだもの、



彼は幸せ者だね。



この文章、きっと届くと思うよ。
返信する
おなじく… (かげ)
2006-07-18 01:26:55
おいらが仕事中に降ってきた詩です…





手紙



あなたのお陰で 今の自分がある

あなたのお陰で 今のみんながある

あなたにはすごくお世話になりました

ありがとう…



宛先のないこの手紙が

あなたの元に届くのを祈っています







本当は前半部分も書こうと思ったけど辛くてまだ書けそうにないです…
返信する
無理に整理つけなくても (潤一郎)
2006-07-18 22:57:19
初めまして。潤一郎と申します。

『読まれることのない手紙』読ませていただきました。

胸が締め付けられ、目から涙が溢れてくる思いでした。

突然に後輩の死を知らされた時の心の動揺、そして、少しの時が過ぎた今、心に湧いてくる後輩へのいろいろな思い。

その悲しい心境、僕にはよくわかります。

もう6年前になりますが、突然、後輩の死に直面するという同じ体験をしましたから。

僕の場合は、もう少し悲しみが深かったのですけれども・・・。

それは、後輩に不幸が起きる数ヶ月前に、実父と実祖母を亡くしていたからです。

しかも、わずか半年のうちにです・・・。

それからの数ヶ月~数年は、いろいろな思いが心の中を駆け巡り、気力が湧かない日々もありました。

今の、あやっぺさんと同じように、いろんな思いが整理できず、どうにか自分の気持ちに整理をつけるようと苦しんだ時期もありました。

世間一般には、悲しみは時が解決してくれると言いますが、それはうそです!

親しい人を亡くした悲しみは、いつまでも心の中に残っています。

では、どうすればいいのでしょうか?

僕の中で出た結論は、無理に自分の気持ちを抑えたり、整理しようとしないって事です。

過去の悲しみを思い出したときは、素直にその悲しみを感じて、涙を流してもいいじゃないですか!

それを繰り返していくうちに、自然と悲しいだけではない別の感情が湧いてきますよ。

(この感情は、言葉では表現が難しいとこなんですが・・・)



何か、何が言いたいのか、わかんない感じになっちゃって、すいません。

でも、今の僕は、こんな感じなんです。

参考にはならないかもしれませんが、こんな人もいると言う事で聞き流してください。

では、気持ちは無理せず、頑張ってください。
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