夏

花
夏はしお～って、すぐなっちゃう。
でも、ひとつだけ、すごい強い花があって、ぽんぽん咲いてる。

飛行機ブーンって、飛んでった。
私も乗ったよ。まえに。
雲が、真っ白だった。

ホテル、寂しかった。
だだっ広くて、変に静かで、知らない世界にたった一人取り残されたような。

でもね、海はきれいだった。

ことば 2

犬

「大きい」の上にてぼを付けて「犬」

「いぬ」
平仮名で書くと、いろんな意味をもつ。

1、動物の一種。哺乳類で、人間のペットとしても馴染みが深い、犬。

2、「帰る」の方言。
（例）すぐいぬからそない気ぃつかわんで。
（すぐに帰るからそんなに気を遣わないで）

日本語っておもしろい。
方言の「いぬ」は私たちでもほとんど使わなくて、おばちゃんの言い回しにちょろっと耳にするくらいだけど、そのぶん、言葉そのものに温かみがあって。

「あんたさん」
あんた（あなた）にも「さん」をつける。日本語としては間違った言い回しかもしれないけど、身近な人に対する敬意とか気遣いの現れだよね。

こういう言葉ってさ、年の功で温かみを出すっていうか、私たちが言ったところで、嫌みったらしくなっちゃうだけなんだよね。

たくさんたくさんしゃべってきたおばちゃん、おじいちゃんだから、ことばがもっている温かみを表現、もしくは、何気ないことばに気持ちを込めることができるんだと思う。

ことばって、遣う人によって色を変える。

人を傷つける刃物にもなるし、人を癒す薬にもなる。
ふしぎだね。

文字

ぶた
ぶー
あぶぶぶ。

変な字。
鼻のまわりの頬シワよせて、眉間をよせたら「ぶ」
「だあって～」って、言い訳するときの顔が、そのまま「ぶ」になるってね。

「た」は水を張った田んぼの中でアメンボが泳いだ感じかな？

「ぶた」って、あんまりいい意味で使われないけど、そのふたつの字の組み合わせと考えるなら、自己主張を始めたばかりの健康的な子どもと、太陽に照らされてキラキラ輝く生きた田んぼ、健康的な単語だね。
「言葉」言う、葉っぱ。
葉っぱも呼吸をする。呼吸をすること、すなわち、生きていること。

それは言語でなくてもいい。声を出すこと。生きている証拠。それは、人間も動物もみんないっしょ。

でも、人間は言語を話す。たしかな目的をもって。
伝えるため。分かってもらいたいから。

それが、誰かを苦しめることになっても？
自分が傷つくことになっても？

それでも、きっと。

むずかしいね。
人間。

カエルの合唱（みなさんご参加よろしくおねがいします）

みなさんこんにちは。ぼく、カエル君。今日はみんなでカエルの合唱をたのしく歌ってみよう。　じゃ、いくよ～

♪カエルのうたが

きこえてくるよ（手拍子してね）


クァ、クァ、クァ、クァ、
ケロケロケロケロクァクァクァ～



あれれ？なんだかカエル君の元気がなくなってきたよ。なんでかなあ。

「みんなの手拍子が聞こえないよう」

カエル君、みんなの手拍子が聞こえなかったんだって。

こんどはカエル君に聞こえるように、もう一度やってくれるかな？

じゃあ、いくよー。



♪カエルのうたがきこえてくるよ

クァ、クァ、クァ、クァ

ケロケロケロケロクァクァクァ


ありがとう。みなさんのおかげでカエル君も元気をとりもどしたようです。

ぼく、みんなのおかげでなんだか元気になってきたよ。
じゃあ、最後にみんなで楽しく合唱しよう。


♪カエルのうたが、きこえてくるよ

クァ、クァ、クァ、クァ

ケロケロケロケロ

クァ、クァ、クァ


ありがとうございました。

うた

♪桃の花咲く春がきて
小鳥も空で歌ってる
今まで本当にありがとう
やさしい先生さようなら

粘土細工もお遊戯も
みんな楽しい思い出よ
遊んで笑ってベソかいた
なかよし友達さようなら。

…思い出の歌。なんでかずっと忘れられない歌。
探しても、なかなか見つかることのない曲。

もう、今は歌われなくなったのかな。