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おしゃべり

2012-01-29 23:43:32 | 日記
1月29日 くもり。
今日も一日が終わりました。
この寒さが通り過ぎれば、春はもうすぐ。
風邪さん、バイバイ。
花粉症さん、こんにちは。ちょいとつらい時期がやってきます。
でもね、私は大丈夫、なんです。なぜか、って?私は年中無休です。息苦しいのも、むずむずするのも、もはや慣れっこです。

慣れっこと言えば、昔はよく蚊にさされました。蚊はかわいい子どもが大好き。元気な子どもも大好き。だから、ほら、あなたの耳元もかすかに音がしませんか?
嫌ですよね。あの耳元を飛び回られるの。
「やーい、やれるもんならやってみろ。どうだい、速いだろ」
っていってるみたいで。
そしたらこっちだって本気になります。
「こんにゃろお、まて、これでもか」って。
それでも蚊は涼しい顔してあっちひょろひょろ~、こっちひょろひょろ~。

すると、人間は考えます。 最終兵器、蚊取り線香に火を付けます。

今までひょろひょろ~っとすかして飛んでた蚊も、ぱたっぱた。

人間は、なんて賢いんでしょう。そして、ずるい。
だって思いませんか?
あの蚊はその身一つで自分の何千倍、何億倍もの巨人に立ち向かってきます。
なのに人間ときたら、目に見えない煙を使って、毒殺。ね。ひどいでしょう。
でも、言えないんです。私だってよくやります。小さなゴキブリ一匹にキャーキャー騒いで、しまいにはぷしゅー。ひどいときには掃除機で吸い込んじゃったりして。

ああ、私も人間だな。って思うんです。

夢のつづき

2012-01-18 10:09:01 | 日記
カルシャはふと目をあけたとき、背中に羽が生えていました。

目の前には大きな木があります。カルシャはその木を登ってみることにしました。と、いっても、よじ登るのではありません。はばたいてのぼります。

カルシャは飛ぶのは初めて。でも、思った以上にすいすいと体は浮かんでいます。飛ぶのに慣れてくると、今度は地に降りることが怖くなってきました。

カルシャはふらつきながらも必死で飛んでいきました。

途中、大きな木の枝がありました。太く、どっしりとしています。

ここで、ちょっと休もう。

カルシャは腰をおろしました。なんだかざやざわと声が聞こえます。ふりかえってみると、そこにはカルシャも通った高校が。懐かしい友達がみんなでこちらをみています。

見つかっちゃいけない。
なぜかカルシャはそう思いました。

連れ戻されてしまう。

そう、おもったのです。

カルシャは疲れ切った羽を再び動かし、上へと飛びました。

次の枝には誰もいないようでした。カルシャは初めてホッとすると、枝に腰掛けました。

それにしても、なんて静かな場所でしょう。入り組んだ枝が外と中を完全にさえぎり、光のみがもれてきます。

カルシャは上を見上げました。

なぜか木の先はトタンの板でさえぎられ、隙間から青空と雲がもれています。

もしかして、ここが、天国。

カルシャはトタンの屋根を破ると、はい上がってみました。

そこには、一面に広がる青い空と、足元には白い雲が浮かんでいました。しかし、それ以外は、なにもありませんでした。
人も、いませんでした。
お日さまがぽかぽかしています。

カルシャはぱたんと横になりました。

ずっと、ここにいたい。

でも、カルシャはとっても賢い子でした。 それができないことも、わかっていました。

おかあさんが、待ってる。
カルシャはふうん、とつぶやくと、もといた家に帰っていきました。