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料理の本と私の時間

2013年12月17日 | 読みもの、お店紹介
好きな料理本についてのお話を、エッセイ風にまとめてみました~♪

こんな風にして本と出会い、料理が好きな人になりました。
そして、オススメの1冊を紹介しています。気になった方は、ぜひ読んでみてくださいねー

     ☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆

小さいころは母親に連れられて、良く図書館に行ったものだ。大抵表紙の絵が可愛らしい絵本を借りて帰るのだが、何回借りたのか覚えていないくらいに借りた絵本がある。残念ながら題名を忘れてしまっていて、もう一度読んでみたいのだがどうしても思い出せない。

うろ覚えではあるが、おじいさんと仲良しの山キツネのお話だ。
二人は毎日のように会っているが、冬の間だけは会うことができない。なぜかというと、キツネが冬眠してしまうからである。そこで収穫の秋の日に、森のぶどうを使ってワイン作りを試みる。木の樽にぶどうを入れて踏みつぶしている様子は、とても楽しそうな二人の挿絵と共に表現されていて大好きな場面であった。

そして冬が来るとおじいさんは自宅で、キツネは冬眠中のほら穴の中で、お互いを思いながらワインを飲むというお話。

幼い私は絵本でワインの伝統的な作り方を学び、食の素敵な力を知った。そして何度も何度も、その絵本を読みこんでいくようになる。


うちは母親が料理好きだったため、常に料理本が見えるところに置いてあった。自然と食に興味を抱くようになっていった私は、小学生くらいになると作りもしないが料理本を眺めはじめる。綺麗に盛りつけられた料理の写真を眺めるのが大好きだった。その割に実際の料理に目覚めたのは、小学校高学年のお菓子作りから、と興味を持っていた割には遅いデビューである。


成人してからも相変わらず料理本を良く眺めていたが、料理に関するエッセイ本も好んで読むようになった。あるとき、ふと入った古本屋でなんとも味わい深い料理本に出会う。

この本こそ、私のオススメの1冊だ。食を絡めた男女の話あり、豪快な大盛り料理あり、私的な食のこだわり話あり、と料理の作り方だけに留まらない。


「こんな料理で男はまいる。」

     題名のインパクトも半端ではない。著者は本の中でこう語っている。

「女は知らない。男が料理に何を求めているのか。そして、女に何を求めているのか」

     答えはここにある。



著者 大竹まこと
出版 角川書店
価格 1500円(税別)



ちなみに続編も出ています。
遊び心があって、ステキです!
            

野菜の神様

2013年10月24日 | 読みもの、お店紹介
最近、文章を書いてます。
まだまだですけど、面白かった出来事をまとめてみました。
お時間のある時に、広ーい心で(笑) どーぞ♪



「何だか、寺子屋みたいだね 」
と、内田さん。ここは新富町の公民館。長机と座布団がずらりと並べられ、講座を受けに来た面々がところ狭しと座る。内田悟さん主催の野菜塾の始まりだ。彼は築地 御厨(みくりや)という八百屋を営む傍ら、正しい野菜の知識を伝えるために、定期的に「やさい塾」を開催している。

「いつもはお店の事務所でやっているんですけど、人数が多いので公民館での開催になりました。今回も沢山のお申し込みを頂いていて、10倍ほどにもなる倍率のなか、出席できた皆さんはラッキーですよ 」
内田さんの隣で塾の進行役をつとめる女性が説明する。
「僕の女房なんです 」
と内田さんが皆に紹介すると、女性はすかさず
「いえいえ、赤の他人ですから 」
と夫婦漫才のようなかけあいで、場の雰囲気を和ませてくれる。ちなみにこの女性は、ボランティアスタッフを長年務めてくれている気心のしれた人のようだ。

やさい塾は、内田さんとボランティアスタッフで成り立ち、8年ほど前から活動を続けている。講座で使うテキスト「子どもと大人の野菜の本 」を購入すれば、誰でも無料で参加でき、野菜のワンプレート料理の試食付き。少し前の話になるが、やさい塾や、築地 御厨の野菜を愛し、こだわりを持って仕事をする様子が、あるテレビ番組で紹介されてからは、さらに塾への申し込みが殺到した。今では、何度申し込みをしても参加できない、まぼろしの塾となっている。実は私も、そのテレビ番組で知ったやさい塾に何度か申し込みをした後、今日に至る。


「さて、今日は何でこの塾に参加しようと思ったのですか? 」
内田さんの問いかけに答える皆の参加理由は、良い野菜の見分け方を知りたい、もっと野菜を美味しく食べたいから、など様々だったが、共通点は野菜が好きということだろう。彼は野菜について語るとき、「この子」と愛情をこめて呼ぶ。それをずっと聞いているとこちらも、野菜にも人格があるのだ、という気持ちになってくる。

彼は野菜について、間違った知識が多く出回っているといい、
「皆さんはほうれん草を買うときに、緑が濃いものが良いと思って選んでいませんか? 」
と問いかける。皆、うんうんとうなずく。彼の話では、ほうれん草の葉の色は、本来淡い緑色であるという。戦後の衛生状態が良くないとき、不衛生だと虫食いの野菜が嫌われ、農薬が使われた。そして食糧が足りないなか、野菜をたくさんつくるために化学肥料も使われた。窒素の入っている肥料を与えた葉野菜は、濃い緑色になる。戦後は濃い緑色の野菜ばかりだったから、そういう間違った知識が当たり前のように広がってしまった、と彼は説明する。


「トマトの旬が夏だと思う人は、手を挙げて」
と彼が言うと、ほとんどの人が手を挙げた。
「トマトの原産国はどこだか知っていますか?」
トマトの故郷は南米アンデスの山岳地帯。雨がほとんど降らず、日中は射るような日差し。そして夜はぐっと冷え込む。トマトは本来、雨や湿気に弱く、乾燥にはとても強い。一方、トマトの旬だとされる日本の夏は、高温多湿でトマトの苦手な季節。寒さが遠のき、水がぬかるみ始める春がトマトにとっては、本来の心地よい季節なのだ。そんなふうに、野菜が自然にあるがまま、自分にあった条件で育ち実る季節を「旬」という。

生産上たくさん収穫できるという意味で使用される「旬」と、野菜本来の美味しさがピークをむかえるという意味での「旬」。この区別を知らないままで、「旬」と名付けられた時期をうのみにしてきた私たちがいるのではないだろうか。


また、野菜の旬には、出始めの「走り」から始まり、「盛り」、「名残」と3段階あって、各段階ごとに美味しく食べるための調理法が異なるという。若くみずみずしい「走り」のころは灰汁(あく)が出ないよう、繊維をたち切らないように縦切りにし、油で炒めるなど、水分を飛ばすように調理する。一方「名残」のころは、野菜の繊維が硬くなってくるので、繊維をたち切るように輪切りにする。また野菜の味わい深さが出てくるが、水分が少なくなってきているので、水を入れていくように煮物やスープにすると良い。「盛り」のころは、どんな調理法でも美味しく食べることができるそうだ。


まだまだ紹介しきれない、たくさんの野菜についての知識を学び、あっという間に2時間が過ぎた。内田さんは、旬でないからといって、食べるなとは言わない。化学肥料を使っているからといって、食べるなとも言わない。

大事なことは、正しい知識を持つこと、自分自身を信じたものの見方を身につけることだと話してくれた。生き方はそれぞれに違っていて、何よりもその人に合う、合わないということが大事だとも。野菜を語りながら、生き方についても語る。内田悟さんは熱く人生を語り、野菜を心から愛する素敵なオジサマだった。



※ この日のやさい塾の様子が、日テレの「未来シアター」(金曜日23:30~)で紹介される予定になっているそうです。放送予定日は11月15日(もしくは翌週)。お時間があれば、ぜひチェックしてみてください。私も頭くらいは映るかも!?

春のおよろこび♪

2012年03月02日 | 読みもの、お店紹介
 あっ!って思った時は、やっぱり行動!!


つい面倒になったり、時間が取れないことも…
出来る時は やるようにしてます



会社帰り 友達の誕生日を思い出した
今日だった! 隣駅だし顔だそうかなー


ノープランのまま 
とりあえず友達のお店へ歩く…


和菓子やさんを発見!『文銭堂本舗』
春な感じのお菓子を購入しました


かわいらしい♪ 春です♪
友達は急だったので ビックリしてました(笑) 


店舗データ: 文銭堂本舗 新橋本店
東京都港区新橋3-6-4
平日:8:30~19:00/土曜日9:00~16:00
日曜、祝日休み