奈落のボレロ

Also sprach cyubaki3

ジャズ喫茶 四谷「いーぐる」の100枚

2010-04-19 09:55:22 | 

ジャズ喫茶 四谷「いーぐる」の100枚/後藤 雅洋(集英社)

四谷のジャズ喫茶「いーぐる」のマスター、後藤雅洋のこれは何冊目の著書になるのだろうか。選ばれているアルバムは予想以上にマニアックで、これを全て揃えれば(入手不可能な盤もあるかも)コレクションにかなりの幅ができるだろう。

私はかつて明星一平(笑)というハンドルネームで憎まれ口を叩いて「いーぐる」HPの掲示板を荒れさせた(荒らしたのではない)ことがあるが、別にアンチ後藤さんというわけではない。それどころか「ジャズ・オブ・パラダイス」の初版本を持っているほどの昔からのファンなのである。この本を読んでいて、また久しぶりに「いーぐる」に行きたくなってきた。

第四間氷期

2010-04-17 11:11:17 | 日記
夜あまりの寒さにたまらず暖房スイッチをオン。地球温暖化どころかもうすぐ氷河期がやってくるのではないのか?そもそも間氷期という言葉があるぐらいだから、氷河期こそが地球本来の気候状態なのかもしれない。

ときめきJAZZタイムコンプリート

2010-04-15 11:24:44 | 

ときめきJAZZタイムコンプリート/ラズウェル細木(英知出版)

久しぶりに読み直した。何回読んでも面白い。思えばあの頃(80年代後半)はちょうどLPからCDへの移行期で、ジャズの再発CDが1枚3000円もしたのだ。今なら同じものが半分から三分の一の値段で買える。これでは音楽小売業界の売り上げが下がるのも無理はない。

オリエント急行殺人事件

2010-04-13 09:49:04 | 映画


舞台が列車内に限定されているのと、台詞回しが大仰なので映画というより演劇を見ているような気分になってくる。ラストの犯行回想シーンはまるで宗教の儀式か何かのようで、近年の「X-ファイル」などと通じるところもある。この作品における名探偵ポワロは言わば狂言回しのようなもので、主人公はやはり車掌も含めて乗客全員なのだろう。オープニングのノスタルジックかつ重厚な音楽が何にも増して素晴らしい。