■東京は八月になりました
「借り暮らしのアリエッティ」を観ました。
僕はすごく好きなタイプの映画で楽しかったです。
「起承転結がない」「あっさりし過ぎている」「見せ場がない」などなど、
あまり良い評判を聞かなかったのですが、
縁の下に小人が住んでいる、そんな小人の視点、
それだけでとても楽しめました。
家に帰って、台所の流しの下を眺め、
もしここにアリエッティがいたとしたらと思い、
さらに、夜に部屋の明かりを消して眠るときに、
もし今キッチンにアリエッティが角砂糖を借りに来ていたとしたらと想像する笑。
たわいのないことですが、そう思えただけで観て良かった思います。
小さい頃、「トムとジェリー」が好きで熱心に観ていました。
大人になってからDVDを揃えて、
今もたまに寝る前に画面だけ眺めたりしますが
いつまでたってもすごく良くて惚れ惚れします。
猫とネズミがドタバタするだけと言ってしまえばそれだけですが。
場面とディテールが素敵だということは、
それ自体がコンセプトでありメッセージでもあるんだと感じます。
世界観や発想や感覚をちょっとだけ広げてくれる、、、
それは素晴らしいことです。
自分で音楽を作る時も考えます。
曲には聴き手のほうへと向かって行く力を持って欲しい。
メッセージを持って欲しいけれど、メッセージは言葉でなくてもいい。
場面やディテールでもいい。もちろん言葉でもいい。
答えはありませんから、実際に作りながら探していくことになる。
こういう話しをあんまり長く書くと
苦悩していると思われてしまいそうなのでやめましょう笑。
八月になりました。
暑いですが楽しみたいですね
また書きます。
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