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■手紙

若い頃はいつでも輝きたいという想いがあったと思う。
春も夏も秋も冬も全部うまく過ごしたいというような。
でもそれは無理なんだということが分かって来る。
静かに力を蓄え自分を成長させる季節が必要だ。
陽の当たらない舞台に何度も何度も立ち、技を磨く季節が必要だ。


あせらずに、あせらずに、あせらずに。


人にはそれぞれのカレンダーがある。
どんなに皆が楽しく過ごしていても、
誰がどんなに輝いて見えても、
季節に取り残されそうな気分になっても、あせっちゃダメだよ。


あれもしたい、これもしたい、
これだって出来るははずだと想いはあふれるけれど、
自分が絶対に大事にしたいもの、これで勝負をしたいというもの、
それを見つけたら他のものは捨ててしまう勇気が美しい。


浮かれないで地に足をつけて、
自分で考えて歩き出したら真っ直ぐ行くことだ。
道の途中でひとりぼっちになったっていいじゃないか。
すぐに他人とつるむのなんて本当はつまらないことだよ。


夢は諦めなかった者にしか叶えられない。
とにかく、あせらないことだ。


あせらずに、あせらずに、あせらずに。


今日の君の汗が輝くのは今日じゃない。

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