■靴箱
大阪で「風に吹かれて」などでお世話になっている
朝日新聞社の方と雑談させていただきました。
いつも素敵なお話を聞かせてくれる方です。
その方との会話の中から思ったことがありました。
新聞を読むということは人に会うということ。
自分が歩いたことのない道をその人がどんなふうに歩いたのかを知ること。
そしてそれは、自分の心に履かせる靴を手に入れること。
さて、自分の心の靴箱にはどんな靴が入っているだろうか。
雨の道を歩くレインシューズ。
山道を歩く登山靴。
ドレスシューズ。
走り回るスニーカー。
雨の日は外に出ないし泥道は歩かないよという人は
自分の靴箱にレインシューズを持つ必要がない。
山道なんて歩かないという人は登山靴を入れておく必要がない。
けれど自分がいつどんな道を歩くことになるかなんて誰にもわからない。
今は実際に歩くことがなくても、
いろいろな道がありそこを歩くための靴があるのだということを知ることに
意味を見つけることで強く優しい視点を持つこともできる。
自分の身に何かが降り掛かってみないと本当の意味で人は変われない。
だから何か良くない事が起こった時や
そういう場面に直面したときこそ、変わるための最大のチャンスだ。
心の靴箱にひとつずつ靴を並べ、
いろいろな生き方があり、いろいろな歩き方があるのだと知ろう。
人に会わせてくれるのは新聞だけじゃない。
目を開き、足を使い、心で行こう。
■今日はレコーディング。
合間には渡辺さんと大阪城ホールの相談もいっぱいしました!!
コメント ( 47 )