■大阪城ホール しめくくり
ここのところすっかり大阪城ホールの記事ばかりになりましたが、
最後にもうひとつ。
ツアー終了の打ち上げでメンバーやスタッフ、関係者が揃うことができました。
いつもは会場のバラしなどあって、なかなか全員集まれないんですね。
トラックのドライバーの方は楽器を積んですぐにツアー車で移動されますので。
でも最後はみなで大阪の夜を楽しみました。
打ち上げの最後では、キョードー大阪のS岡氏が、
お客さんが書いてくれた、まだ回収されたばかりの
アンケート用紙の中から一枚を紹介されました。
新潟からいらしてくれた方のものでした。
当日、朝起きると30センチの積雪。
ガレージから車を出すまでに30分の力仕事をし、
それから高速道路で空港までの150kmもの道のりを
吹雪に吹かれながら走り、やっとのことで新潟空港に到着。
しかし、雪で飛行機が欠航するかもしれないという状況。
それでも空港職員の方々の除雪作業でなんとかフライト。
やっとの思いで大阪の空港に到着。そして会場にたどり着き、
座席に座り、我々の作るコンサートを楽しみしてくれている。
そこにどれくらいの思いがあるだろう。
だから頑張らなくてはいけない。
最善を尽くし、ベストなもの目指さなくてはいけない。
来年も皆でがんばりましょう。
とのことでした。
いや、泣けました。
ファンの方から様々な声を聞かせていただいておりますが、
僕は動員数にこだわっているということは全然ないんですよ。
ただ今回は「10000人のピース」と唱ったコンサートだから、
そうできなくて(目標にしたことができなくて)残念だった、、、
ということで話しました。
人数だけなら7000人だってすごいことです。
僕の歴史から考えたら夢の夢のような状況です。。
そもそも2000人だって考えられなかったです。
上に書いたように一人一人にストーリーがあります
人数ではないんです。
でもああいうところでやることにも大きな意義があります。
だからまた目標にします。
24日夜遅くに、S岡さんと二人で、
カップルに囲まれつつ、ホテルのBARで話しました。
「今回は完売できなくてほんとうに申し訳ない」と話されました。
自分の力が足りず、判断にミスがあった、責任を感じているとのことでした。
でも僕はそんなふうに考えたことはなかったし、
ライブ前日まで、キョードーのスタッフのみなさんや、
ヒロ寺平さんや、朝日新聞の方々や、ドキハキのみなさんにも、
告知などギリギリまですごく応援していただいたので、もう感謝しかなかったです。
だからその時も、「僕はぜんぜん前向きですよ」と答え、
始まってしまえば何人でも関係ないから、良い物にしましょうと話し、
それから30分くらいは、明日どんなことをステージから語るべきか、
というようなことを議論しました。すごいイヴでした笑。
部屋に戻っても興奮さめやらぬという具合でした。
当日もそのままライブに突入した感じで、気合いが入りました。
24日の夜に感謝です。
大阪城ホールのようなところはコンサートの運営上、
バランスを崩すと、やはり皆仕事ですからたくさんの方に迷惑をかけるので、
無理はせずに、また、できそうだなと思える状況が作れたら、
そのときに開催するつもりですし、必ずまた将来やると思います。
来年かも知れないし、3年後かも知れません。
でもその前に、音楽そのものを良くしていくことが大事なので、
まずはそれを頑張って、その先にまた大阪城ホールもあると思っています。
大阪城ホールだけでなくいろいろ。
ACOUSTIC CIRCUITのようなライブもやりたいです。
2011年は日程的に無理そうですが、
2012年にはまた開催したいと思っています。
そして、バンドメンバーに感謝は尽きません。
素晴らしい演奏をしてくれました。
安定した良い演奏は歌を引き立てて、歌を分かりやすく客席に伝えてくれます。
今回はそういう意味でほんとうに支えてもらいました。
渡辺さんはじめ、メンバーは皆、4月の大阪野音にも参加してくれます!!
15周年ライブですが、2011年を「15周年イヤー」と考え、
年間を通じて、いろいろ企画しています。
第一弾が4月の大阪野音ということなので、
今後関西だけでなく、関東などでも考えたいと思っています。
あらためて、各地でツアーに参加してくれたみなさんに感謝です。ありがとう。
とりとめなくなりました。
僕は年内は31日まで稼働しますので、
また書きます