ＪＡＦと言えば・・・

大学の時、友達の引っ越しを手伝いに行った時の話。

「アバロン」というトヨタ車で応援に駆けつけたのだが
トランクには、なにやら荷物が入っていたので
こりゃあいかん。と思ってトランクに入って
整理をしていた。

（この車のトランクは広くて奥まで手が届かないの）

すると友達がやってきて、
「ちょっと、頭危ないよ」と言ったので

えっ？？？と身をかがめた瞬間
ばーん、と友達はトランクを閉めた。

・・・・・。

・・・・・。

・・・・・。

一瞬真っ暗になって、何がなんだかわからず。

ちょっと、開けてよ！！！と言うと

あれ？運転席あいてないの？？？と
やや焦り口調で返事が返ってきた。

ちょっとどうやってあけるの？？？
おいおい、まじやばっ？

なんてのんきに言ってる場合じゃない。

鍵は、私のポケットに入っているし
トランク以外開けていないから
ドアはロックされているし
トランクは中からもちろん開けられないし。

つまり、私は自分の車に閉じこめられたのである。

友達はまさか、こんなことになるとも思いもせず
冗談でトランクを閉めたのだが
いろいろ開ける方法を考えてみたものの
なすすべもなく、さすがにだひたすら平謝り。

仕方がないので、引っ越しを中断して
インロックをしたってことでＪＡＦを呼んだ。

２０分くらいたった頃だろうか
ＪＡＦの兄さんがやってきた。

運転席の鍵を開けてもらい
ほっとしたのもつかの間。

兄さんに鍵を確認します。と言われ一同青ざめる。
（かどうかは、見てないからわからないけど）

友達は、トランクに入っているからと言いつつ
意を決してトランクを開ける。

が、さすがに私がじゃーん！！
と登場するわけにも行かず、鍵だけを
そっと渡して、また閉められる。

ありました～と友達は兄さんに報告。

ふーぅ。やれやれ、これで助かった。と思っていると

今度は、走行距離が見たい。と言う。

友達は自分の車ではないので、どうして良いのか
わからなくって、えーっとと言っているので
トランクから私がエンジンかけなきゃ無理！と叫んだ。

兄さんはびっくり仰天。（だったと思う）

だって、女の子なんてどこにもいないのに
どこからともなく声が聞こえるんだもん。

きっと腑に落ちないながらも走行距離を確認しただろう。
でも、何とか無事に兄さんにはお帰りいただいた。

やっとの事でしゃばにもどったのが
事件発生から１時間たったくらいだったと思う。

久しぶりにさっきＪＡＦの話題がでて思い出した。

まだ若かったなぁ、私。