凹子にゆめタウンで手に入れたCDのどれを焼いてほしいか聞いたら、
「HOTEL TIKI-POTOだけでいいでしゅ。ハイロウズも聞いてみないとでしゅね」
と、言うのだ。
「High Timeなんかどうだね?黒タイツマンさんが弾いてるよ?」と言ったんだが、
「じゃあ、Highでも、HIGH KICKSの方で」と言うのだ。
あの子、チバにBirthdayで出会ってるからな。
キャ行で歌う、ビール飲んでる、時々スカート履いてるオッサンとしか思ってない。
いや、それは幸せなことだよ。
少しでもミッシェルに取り憑かれた人が共通して抱えている、
どんよりとした澱がないんだな。
そして、
アメリカーナも勧めてみたけど失笑するのだ。
そう、失笑するようなアルバムですよ。
今日はアメリカーナを久しぶりに聴いたんだけど、
笑えるな。
アハァアハァ!
あらためて、
あの私のゲットしたラインナップすごいと思った。
あれ、あゆとか長渕剛とかエド・はるみとか海援隊の中に埋まってるのから見つけたんだぜ!
1ヶ月は楽しめる。
凹子から、
「HOTEL TIKI-POTOどうですか?」と聞かれるので、
答えてたんだけど、
答えながら、私変なことばっかり言ってるのに気づいたので、
ちょっと書くことにする。
もしかして、
ヤツらの3つのバンドが出したアルバムの中で、
どれが一番好き?と言われたら、
私、これを挙げるかもしれない。
アルバムの中では一番立ってるというか、
沈んでいるというか、
問題作だ。
最近クロマニヨンズを聴いてる方が、
遡ってHOTEL TIKI-POTOを聴いたら、
もしかしたらそこまで違和感がないのかもしれない。
私も全く途切れずずっと継続的に聴いてきた訳じゃないけど、
ブルーハーツからそこそこ聴いていた者が、
新譜としてこれを手にしたと思ってくだせいよ、
かなりの衝撃ですよ。
ブルーハーツがハイロウズになって、
「なんか食わせろ~♪」とか言い出した時より衝撃だった。
それはバンド変えてるわけだからさ、
中身が変わっても仕方ないしさ。
だって、
ハイロウズのままで、
いきなりハ~イヤ♪ハ~イヤ♪と沖縄音頭だし、
サナギをつまみに酒を飲む~♪だし、
どどど、どうされました?と思った。
「マン」がシッパイマンだし。
これ、ハイロウズだよね?とジャケット見直した。
TIKI-POTO…怪しいHOTELだ。
いや、
十四才、迷路なんていう後に名曲になるような曲も入ってるんだけど、
それらは全体的にフワッとした曲で、
ガツンとしたロックンロールではなくて、
アルバムとしてはボヤッと感じた。
ホントに新雪を歩いて迷ってる感じだったんだろうか?
しかし結果的に、
ヤツらのアルバムの中で一番ヘビロテしたのは、
このけだるいHOTEL TIKI-POTOになったのだ。
聴けば聴くほどいい。
今は「ヤツら」とかいって、
微塵も尊敬してない私だが(えー、もちろんカッコよさは分かっておりますよ)、
このアルバムまでは、
いくら「やってるもーん♪」と言ってても、
カッコいいロックンロールをやってる遠い人たちという感じがあった。
だけど、HOTEL TIKI-POTOで距離がグッと近づいた。
ヒロトも迷ってるんだなとか、
マーシーは釜山に旅行に行ったけどあんまり楽しくなかったんかなとか。
同じ人間としてグッとヤツらが近づいた。
とても好きになった。
ヤツらの曲を聴くスタンスが変わった。
見上げて聴くのではなく、
肩並べて円陣組んで聴くようになった。
それは今も変わらないんだよ。
というわけで、
これがザ・ハイロウズだというと違うのかもしれないけど、
今でもヤツらの曲を聴いているのはHOTEL TIKI-POTOがあったからだな。
他にも色々聴いていた人たちいるけど、
もうカッコよすぎてあまり聴かなくなってしまったんだよ。
でももしこの間のMichelle教えてほしかった人みたいに、
「ハイロウズを聴きたいんだけど、一枚お薦めのアルバムを教えて下さい」と言われたら…これは勧めないな。
誤解を生みそうだ。
フリフロか、うーんTigermobileかなぁ。
大体2枚目くらいが好きなんだ。
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TIKI-POTOステッカー嬉しい。
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