3.11の報道についてNHKの特集を見ていて

１年前の東日本大震災の報道についてNHKの検証番組を見てる。
実際、その時間に自分は実家の新潟から埼玉に単身赴任で仕事をしていた。
ちょうど品物の搬出していて屋外にいた。
膝が笑うような揺れから震度５強のゆれになった。
会社のほとんどの人は経験した事のない地震の規模でした。
自分は中越地震、中越沖地震を経験していて
これはヤバイ地震だと感じた
案の定、携帯電話は通じず、メールも遅れない
テレビでは東北地方の津波の被害の映像が映っていた

その日は18：00過ぎに固定電話で実家と連絡がついて、お互いの無事を確認した
もう、仕事も進められず退社した
その道中で道路は渋滞になっていたし、ネットでは高速道路がほぼ通行止め
週末まので実家に帰るつもりでいたのに
仕方なく仮眠を取ることにした
深夜、ラジオで関越は通行可能になってる事を聞いて、出発した
しかし、途中で高速で通行止めの情報
長野県栄村付近で震度６の地震発生
月夜野から六日町まで下道で移動した
実家の被害はほとんど無く、幸いであった。

今日のNHKを見ていて、いつも思う事を再認識した。
いくら訓練をしてる報道を見ていても必ずある前提で行っている
「電気がつうじている」前提である
今回の震災でも被災地では電気が無い状態になる
テレビでいくら呼びかけてもテレビが映らない地域には伝わらない
ラジオを携帯できるとも限らない
中越地震の時、発生直後停電してしまい情報は遮断された
中越沖地震の時は運よく停電にならなかった
でも、原発の火災について知ったのはテレビの映像だった
地元の防災無線では何も情報はなかった

3.11の地震で一番憤りを感じていたのは政府と原子力安全委員会の会見報道
単なる垂れ流しであった
官房長官の「ただちに影響はありません」の無責任報道
他人事のような当事者たちの会見
民主党政権だからこうなのか？
自民党政権だったらどうであったか？

たぶん、同じようなものかもしれない
宰相不幸社会の現在の状況は変わっていないな