気ままに良い旅

何気ない日々の暮らしと趣味の山旅・国内旅行・海外旅行を思い出とともにつづります

シルクロード・天山北路に向けて

2019-07-29 11:24:06 | モンゴル、バイクツアー
シルクロード・天山北路に向けて

2007/08/10 18:46






明日、いよいよ日本をたちます。

なぜ、シルクロードなのでしょうか?シルクロードの終着点が
奈良であるとするなら、それが始まるところを見てみたいのです。
イスラムの国から仏教の大陸、そして小さな日本へ。その文明
文化をこの目で見たい。たったそれだけの理由なのです。一昨年
奈良正倉院展を見に行きました。わけも無くそのすばらしさに
胸を打たれました。そのありとあらゆる物が大陸の影響を受け
脈々と今に受け継がれているのです。

ルート
8/11 中部国際空港→ソウル→ウルムチ
8/12 ウルムチ→天山北路を西へ→精河
8/13 精河→サリム湖→イーニン
8/14 イーニン→カザフスタン国境越え→アルマトイ
8/15 アルマトイ→キルギスタン国境沿いを走行→シュー
8/16 シュー→タラズ湖→アイシャ・ビビ廊
8/17 タラズ→ウズベキスタン国境越え→タシケント
8/18 タシケント→(飛行機)ウルムチ 市内観光
8/19 ウルムチ→ソウル→中部国際空港

大まかですがこのようなルートでバイク旅をしてきます。

留守中、お返事書けなくてゴメンナサイ!
僕が留守中でもどうぞお茶でも飲みながらゆっくりくつろいでいって
くださいませ。
帰国しましたらまずカンボジア紀行の残りを完成させ、その後
シルクロード紀行を書いてゆきますのでお楽しみに。
 
                     それでは行ってまいります。
2007/08/10 18:46






明日、いよいよ日本をたちます。

なぜ、シルクロードなのでしょうか?シルクロードの終着点が
奈良であるとするなら、それが始まるところを見てみたいのです。
イスラムの国から仏教の大陸、そして小さな日本へ。その文明
文化をこの目で見たい。たったそれだけの理由なのです。一昨年
奈良正倉院展を見に行きました。わけも無くそのすばらしさに
胸を打たれました。そのありとあらゆる物が大陸の影響を受け
脈々と今に受け継がれているのです。

ルート
8/11 中部国際空港→ソウル→ウルムチ
8/12 ウルムチ→天山北路を西へ→精河
8/13 精河→サリム湖→イーニン
8/14 イーニン→カザフスタン国境越え→アルマトイ
8/15 アルマトイ→キルギスタン国境沿いを走行→シュー
8/16 シュー→タラズ湖→アイシャ・ビビ廊
8/17 タラズ→ウズベキスタン国境越え→タシケント
8/18 タシケント→(飛行機)ウルムチ 市内観光
8/19 ウルムチ→ソウル→中部国際空港

大まかですがこのようなルートでバイク旅をしてきます。

留守中、お返事書けなくてゴメンナサイ!
僕が留守中でもどうぞお茶でも飲みながらゆっくりくつろいでいって
くださいませ。
帰国しましたらまずカンボジア紀行の残りを完成させ、その後
シルクロード紀行を書いてゆきますのでお楽しみに。
 
                     それでは行ってまいります。

モンゴルの風を感じて  最終回

2019-07-29 11:17:19 | モンゴル、バイクツアー
モンゴルの風を感じて  最終回

2007/12/01 21:27


モンゴルに雨が降り
そして
地平線に虹がかかる。
僕は、バイクを走らせているため
それを写しとめる事は出来なかった。

モンゴルを思い出すのは
地平線が見える絶景だけではない。
僕には、そこで生活を共にした人々と

今でも年賀状だけは来る
笑顔の仲間たち
だった。



最終回は音楽

写真だけだよ!





素敵なサイト地
朝目覚めると地平線が見える草原に
テーブルが並べられていた。
そこで
ゆっくり朝食をいただく
こんな贅沢が許されてよいのか

僕達は
話すこともなく
見渡す限りの緑と
モンゴリアンブルーの中で

時を過ごす







気が合う二人
ツアーが進んで行くと生活もライディングにも
余裕が出てくる
レイちゃんとフジさんは気が合うみたいだ!
僕はそんな二人をほほえましく見つめた。 






ナーダム祭10位
夏の時期
7月半ばになると
国を挙げてナーダム祭が始まる
延々と草原を走る競馬
モンゴル相撲
弓射
などの競技に男の意地と名誉がかかる。
この子は昨年競馬で10位だったそうだ。 すごいぞ!
ゴールして馬が止まるとあまりの激しさに
そのまま倒れ息を引き取る馬もいるそうだ。






仲良し
子供も大人も写真が大好き







西村隊員行方不明
若者、西村くんは好奇心が旺盛で
遊牧民の羊の群れについていってしまった様だった
モンゴル人の視力は10.0だ!
サポートかーの上から遥か彼方の西村隊員を見つけた。
僕は10倍の双眼鏡を覗いても分からなかった。






ラストラン
ウランバートルまで
最後の走り
帰りたくない。

1キロ先のバイクを
追いかけよう







エーデルワイスが一面に咲く丘
今度来る時は
この風景が変わっているのだろうか。
何時までも変わらずにいて欲しい
モンゴル







今度
いつ行けるか分かりませんが
僕は必ずもう一度
訪れる事を
夢見ています。

モンゴルの風を感じて 5

2019-07-29 11:15:37 | モンゴル、バイクツアー
モンゴルの風を感じて 5

2007/11/27 21:20




モンゴルの草原を、砂漠を、丘を走り続ける間も
ある女性のモンゴルのコメントを
時々、思い出していた。

最近その方のホームページを
探してみたのですが有りませんでした。
実際に彼女がバイクでモンゴルを走って
女性ならではの感性で感じた事
それを僕も感じたのです。
その方の書いた文章を
思い出して書いてみます。








ある女性のモンゴルの紀行文

雨のしみこむところ

一週間も走れば時には雨が降る
その雨は地面を濡らし、大地にしみこんでゆく。

雨が長く降れば大地は水を含み
少し水溜りが出来始めるが、決して
大きな水溜りにはなりはしない。



私は、幼い頃から都会に住み
都会に降る雨を見てきたが
アスファルトに降った雨ははじかれ
そして、路肩に流れそのまま
地下の下水道に流れてゆく。
まるで管理された社会を雨が象徴しているようだ。

そんな私が、結婚を機に四国へ住み
自然と、人のつながりの中で豊かさを
感じるようになった。
四国に降る雨は大地にしみこむ
そして降り注ぐ雨は大地と同化する。



モンゴルの大草原に降る雨も
決してはじかれる事はなく
それは私の住むところよりゆっくりと
吸収されてゆく。
大地と雨はうまく同化しそして
素敵な草原とお花畑を作り出す。

それらの事がモンゴルの雨と
どう繋がるのかうまく言えないが・・・。
現代の日本を象徴しているような気がしてならない。



モンゴルでは、そこを通り過ぎる旅人が
ゲルの中にある食べ物を自由に食べても良い
そうである。それはこの広い大地の中で
助け合い、他人を思いやる優しさなのでしょう。

今の日本にこのような事が果たして
許されるのであろうか?

遠い昔の田舎の農家には
これに似た他人をもてなす
助け合う心があったような気がします。





モンゴルに遠い日本の姿を見た気がする
そして私は今、そんな田舎暮らしの中で
このモンゴルの暖かさが分かるのです。





                              次回モンゴル紀行最終回

モンゴルの風を感じて 4

2019-07-29 11:13:51 | モンゴル、バイクツアー
モンゴルの風を感じて 4

2007/11/17 00:04


サェンバイノー(こんにちは)

生命をいただく

その日の夕方、なんとなく分かっていたのだが、繋がれた一頭の
羊が連れられて来た!私達は用意されたブルーシートの周りに
集まった。




ここのゲルの長が手馴れた仕草で羊を寝かせた。
長は羊の前足を片手で掴む
後ろ足をツアースタッフのダシカさんに待たせた。

みぞおちあたりにメスのような細いナイフをす~と入れ
右手で羊の心臓を掴んだ。
羊は一瞬動いたがすぐ眠りについた。



その後は、ツアースタッフが羊を解体してゆく。
ツアースタッフと言っても彼らも遊牧民なのだ!
羊を手早く解体していく様は残酷だとか気持ち悪い
とか言う感覚は全くなく、神聖なものの様に映る。



彼らの慣れた手つきを皆食い入るように見つめる。
ブルーシートに一滴の血も付ける事は無い。
内臓を抜かれた羊を手早く肉の塊にしてゆく。




水が少し入った牛乳缶に焼けた石を投入する
ものすごい蒸気が立ち、缶の中に羊の肉を入れる。
そしてまた焼けた石を入れる。
それを繰り返し、1頭分の肉全てを
牛乳缶に詰め込む。



僕と、ナベちゃんは飽きもぜず
焚き火の上の蒸し焼きの牛乳缶を眺める。

夜9時半頃
すばらしい夕焼けが広がる。

羊は解体され食卓に乗る。



モンゴルの草原をバイクで走ると
甘い良い香りがする。
その甘い香りがするハーブを食べて
羊は育つ。

ハーブで育った羊の肉は
全く臭みがなく
彼女にも抵抗なく食べられた。


そして
この夜は、近隣の遊牧民が三々五々やって来た
そして、宴に加わり
大切な命をみんなでいただいた。

食事が終わりアルヒ(45°の蒸留酒)
をまわし飲みし、日本の歌と
モンゴルの歌の歌合戦が始まる。
夜が更けるまで夢のような時間が続いた。





                        ダラーオールジー(またお会いしましょう)

少しショッキングなシーンですが、これ無しに
モンゴルを語るのは不可能なのです。
何一つ無駄にはしない生活の現実なのです。
気分が悪くなった方には申し訳ありませんでした。




モンゴルの風を感じて 3

2019-07-29 11:11:38 | モンゴル、バイクツアー
モンゴルの風を感じて 3

2007/11/12 23:49


サェンバイノー

白い馬でさっそうと駆けてきた少年。

僕達は食い入るようにその少年の手綱捌きを見つめる。
馬から降りた少年は小学校の低学年くらいの
小さな子だった。

彼は馬から飛び降り
手綱をロープに縛る。

サェンバイノーと声をかける。
笑顔でサェンバイノーと答えた。





羊の群れが散らばらないように手足のように
馬を操る子供達。
そこには
乗馬競技のきれいさはないが
働く子供の無邪気な美しい
画像が広がっていた。

目の前で急停止したので
よく見ると
女の子だった。




乗馬用の馬は
杭の間に張られたロープに
手綱を結んでおく
彼らはいとも簡単に結ぶ。

いとも簡単に繋がれた馬が
モンゴルらしい風景を
描く






夕暮れの草原で
遊びはやっぱりモンゴル相撲
どちらかが地面に体がつくまで
相撲は続く
やっぱり子供である
真剣な相撲からふざけ半分の
相撲になった。

そこへ
おすまし顔の女の子がやって来た
男ボウズには目もくれず
良い笑顔で
ポーズをとった。




(紀行文)
大草原で僕達は走る方向を見失う。
先導ライダー、コリャさんの持参するGPSが頼りだ!
しばらく丘を下ってゆくと二張りのゲルを見つけた。これが今日のサイト地
だった。バイクを停めると遠くから馬に乗った遊牧民がやって来た。
自由に馬を乗りこなす姿に見とれていると、近づいた二頭の馬に乗って
いたのは、かわいい少女だった。彼女達に挨拶をしていると
大勢の子供達に取り囲まれた。
どうやらここでも僕達は暖かく迎え入れてもらえるようだ。


                                   ダラー オールジー