Mein kleiner Rosengarten

カレンダー9日目と立体クリスマスカード

いつも同じようでいて
ひとつとして同じものはない空。

今朝は燃え立つような朝焼けでした。
お天気が崩れるのかな?




今日は12月9日。
“9”と書かれた窓は、高い木の陰にありました。





窓を開けると…
どこか遠い異国のような風景が広がっていました。
このアドベントカレンダーはドイツのクリスマス風景を描いたものですが、
この窓から見える景色は、まるで違う様子に見えます。

もしかすると、約2000年前のイスラエル、
キリストが生まれたというベツレヘムの町でしょうか。
私には紀元前のイスラエルの様子などまったくわからないので、
見当違いの勝手な想像かもしれませんが…。


毎日、今日はどんなクリスマスグッズを紹介しようかと、
頭をひねっています。^^;
そんなにたくさんのグッズを持っている訳ではないので、
クリスマスまで続けられるのか、とても心配です(笑)

今日もそんな訳で、あれこれ探していたら、見つけました。
もう10年近く前に、国際結婚をしてドイツに住んでいる友人から
送られてきた立体クリスマスカードです。

立体カードの外側に、
ニュルンベルクのクリスマスマルクト(クリスマス市)と書かれています。
ドイツ・ニュルンベルクのクリスマス市はドイツ最大で、もっとも由緒があるそうで、
1639年の12月にはクリスマス市が開かれていたと記録が残っているそうです。

町の中心の広場に立つクリスマス市。



人々は皆、厚い外套を着て、防寒のために帽子を目深にかぶっています。
下の写真、一番右の緑の帽子の子どもは馬のおもちゃらしきものを持っています。
クリスマス市で買ってもらったのでしょうか。



広場を囲むようにして立てられた小屋のひとつひとつに、
暖かな灯が点され、いろいろなものが売られています。
それを見て歩く親子連れ。
品物を指差し、ねだっている様子の子どももいます。



次の写真、右のお店はおもちゃ屋さん。
「こんなのどう?」というように勧める店番のおばさん。
お母さんに抱っこされた子どもが楽しそうに笑っています。



街並みの奥には、教会の塔らしきものも見えます。
それより手前、中央に立つのは広場のシンボルタワーかな?



そして下の写真は、“クリッペ”



ドイツに限らずキリスト教国において、
クリスマスは単なるお祭りではなく、宗教行事です。
“クリッペ”とは“飼い葉桶”を意味する言葉です。
クリッペは、<キリストがベツレヘムの馬小屋の飼い葉おけで誕生したという
故事にもとづいて、馬小屋の聖家族と、それを祝う東方の三賢人、
羊飼い、羊、牛、ラクダなどの動物を配したもの。
このクリッペから子供たちはキリストの生誕の物語を目で学ぶことになる。
(中略)
クリッペはたいていマーケットの中心に据えられている。>
─東京書籍『ドイツ・クリスマスの旅』より引用─



…という訳で、この立体クリスマスカードに描かれたクリッペにも
馬小屋の中で聖母マリアに抱かれた幼子イエス・キリストと、父ヨセフ、
右には羊と羊飼いらしき人物、左には東方の三賢人らしき人物が
描かれています。

馬小屋の上には星。
そして、
クリッペの上にも大きく輝く星。

星はクリスマスのシンボル的存在のようです。


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コメント一覧

れびっと
朝日と夕日
ビン子さん、こんにちは。
長い記事を読んでくださって、ありがとうございます。

アドベントカレンダーの窓は、残すところあと2週間分となりました。
このアドベントカレンダーは大人っぽい絵なので、子どもたちにとっては、
少々怖いと感じる絵もあるようです。
それだけ、リアルにクリスマスの様子が描かれているということだと思いますが…。

うちはマンションなので、朝日や夕日など、見晴らしはいいのですが、
やはり、大好きなバラをたくさん植えられるお庭に憧れます~♪
ないものねだり、ですね。^^;
れびっと
幸せのかたち
ブルーキトンさん、こんにちは。
カード、何度も見てくださったのですね。ありがとうございます。

私もこのカードの絵には、人々の暮らしが見える気がします。
市井に生きる人々が、それぞれの人生を背負いつつ、
クリスマスを祝うために、マーケットを訪れているような…。
カードに描かれている人々すべてにとって、
幸せなクリスマスであることを願いたいですね。
幸せのかたちは人それぞれで、豊かさが幸せとは限りませんが…
「いいさ、愛があれば大丈夫だ」と、言って欲しいです~。^^
れびっと
探してみましょうね~♪
まみさん、こんにちは。
長い記事を読んでくださって、ありがとうございました~!

お友だちがドレスデンにいらしたんですね~。
その国に住んでいる人にとっては、何気ない日常の風景でも、
日本で暮らしている私たちにとっては、
街並みはもちろん、空気までもが違って感じることがありますよね。
私もドイツからの絵葉書など、もっとたくさんあるはずなのに、
どこへ紛れたか、探さないとでてきません~~トホホ…。
ビン子
楽しく読みました
http://blog.goo.ne.jp/hitorigoto310/
今日は何が出てくるのかな?何処かの町の景色でしたね~
立体カードの絵に添えられたれびっとさんのコメントが楽しかった
一つの絵を部分的に拡大した物なんですね

朝日が見える家にお住まいなのですね
いつもと同じようでも、ひとつとして同じものはない
全ての景色に言えて素敵な言葉でした~~
ブルーキトン
カードから未知の世界へ
私はこちらの立体カードを見て、胸が熱くなりました
何故かな、何度みても熱くなります。

雪の中、家族がなにかを求めるような灯りと
暮らしがひたむきさを感じます。

肩寄せ合い、真面目に生きているような。
まみ
素敵!!
こんにちは~(^ー^)v

ドイツのクリスマスカード、素敵ですね~!
まるで異国の絵本を読み聞かせてもらっているような気分で記事を読ませていただきました~。

私の知人も以前、ドレスデンっていうところに住んでいて、そこから届いたクリスマスカードや、蚤の市(マーケット?)の写真などが見とれてしまうほど素敵だった事を思い出しました。
(私も探して見直してみようかな?)

それにつけても日の出のお写真はすごいですね。
天気予報もできちゃうなんて・・ふふふ!

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