最後まで走り切ること!

2015-09-25 | モータースポーツ

こんばんは  ヒデです。

三重県鈴鹿サーキットでは、F1日本GPが開幕し、本日、フリー走行の1回目と2回目が行われました。

天気は、あいにくの雨模様ということで、どのチームもマシンの走り込みはできず、チェックに留まっているようです。

明日のフリー・予選、そして明後日の決勝は天気が回復することから、明日のフリー走行3回目からレースが本格的に熱くなってきます。

やっぱり注目は、マクラーレン・ホンダですが、過度な期待をしてはいけません。

というのも、これまで13戦レースをしてきた中で完走できたのは約50%の確率です。

レースの半分は、リタイヤしていたことになります。

しかも速いってわけでもない...。

正直これまでの戦いは、第3期F1活動の後半に見せた、あの悔しさの再現となっています。

あの悔しい思いは、いったいどこにいってしまったのか...。

それでも、やっぱりホンダのファンだから応援し続けます。

Honda ウエルカムプラザ青山へ行ったときに書いた、応援メッセージです。

「鈴鹿でHondaサウンドが早く聞きたい!」

テレビでの音声ですが、鈴鹿で走っている姿をみて、やっぱりうれしかったです。

「ホンダがF1に帰ってきた」

と思いました。

このメッセージ旗は、今頃、鈴鹿サーキットで飾られているのだろうか?

鈴鹿に行けない分、思いだけは届けたいですね。

自分の思いとしては、

マクラーレン・ホンダが日本GPのレースを最後まで走り切ってほしいと思っています。

最後まで、マクラーレン・ホンダが走っている姿をみたい!

アロンソ選手やバトン選手の走りを最後まで見ていたい。

そして、最後まで応援し続けたい!!

それがいちHondaファンとして思いであります。

予選・決勝、今週末は、F1に注目です。


160km/h の風を体験!!

2015-03-21 | モータースポーツ

こんばんは☆ ヒデです。

あることを体験するために、やってきました。

お台場にある「MEGA WEB (メガウェブ)」です。

ここは、トヨタ自動車の展示ショールームになっていますが、いろんな乗り物に関する体験ができるところでもあります。

そして、着替えました!

初のレーシングスーツです。

子供のころからモータースポーツが大好きで、いつかレーシングスーツを着てみたいと思ってましたが、30歳を過ぎて、やっと現実になりました。

青いレーシングスーツは、大好きなレース漫画であるカペタの主人公を想像してしまい、一人興奮しておりまして...、いつもは、自分の写真を撮ることがないわたくしが、嫁さんに写真をお願いしちゃいました。

レーシングスーツを着て、ヘルメットにネックガードまで、いったい何を体験したのかというと、こちらです!

フォーミュラ・トヨタフォーミュラカーです!!

フォーミュラ・トヨタとは、トヨタ自動車が独自で主催していたフォーミュラレースのカテゴリーのことで、若手レーサーの育成を目的として開催されていたものです。

現在では、トヨタだけでなく、ホンダや日産も加わり、「フォーミュラチャレンジ・ジャパン」となっています。

フォーミュラ・トヨタを経験したドライバーの中には、日本人F1ドライバーである中島一貴選手や小林可夢偉選手も含まれています。

そんな、フォーミュラ・トヨタのマシンに、なっ!なんと同乗することができるというのです!!

『フォーミュラトヨタ タンデムカー同乗会』

こんな機会は、なかなかないと思い申し込んでしまいました。

あれ!?でも同乗って、フォーミュラカーは一人乗りでしょ??

わたくしもそう思ったんですが、実は、写真をよく見ると、緑のベルトが2本見えますが、二人乗りができるように改造されているのです。

もちろん同乗できるマシンは、実際にフォーミュラ・トヨタのレースで使用されていたものです。

ワクワク感がとまらない状況で、早速、同乗!

二人乗りは、こんな感じです。

ちょっとドライバーよりも目線が頭一つ分上ですね。

どんな感じで座ってるのかというと、少し胡坐をかくような感じで座っています。

コースは、メガウェブのライドワン特設コースということで、ストレートと180度コーナーのシンプルなコースですが、コース幅は広くなくガードレールも両サイドにあります。

また最初のコーナーは、路面が石畳になっていて、噴水の周りを曲がっていきます。

解説してくれた人によると、エンジンは1,600ccで170馬力くらいあるらしく、このコースでも160km/hくらいは出るとのことです。

まず同乗して最初に驚いたのが、シートベルトを締めたとき。レース用の三点ベルトだと思いますが、ものスゴイきつく締めます。体にほとんど遊びがない、ブレない状況です。

レーシングドライバーも安全のためとはいえ、こんなに締めつけられてドライビングしているのかと思うと、スゴイなぁ~って思いましたが、このシートベルトの意味は、走り出してからわかるのです...。

フォーミュラ・トヨタ同乗体験スタート!!

おおぉーーー、なんてパワーの伝わり方がダイレクトなんだ!!

エンジンの大きさや馬力でいったら、いつも乗ってる車の方が大きいのに、まったくパワーの伝わり方が違う! そりゃ、フォーミュラカーですから、あたり前なんだけど、そのパワー感に、まずがビックリ!

そして、次のビックリは、ブレーキング時の体にかかるの負担。

こりゃ、ベルトちゃんとつけてないと、逆に体、痛めてしまいます。 それくらい、Gを感じるのです。

さらに、最高速を出すストレートでは、およそ160km/h スピード!

正直、ヘルメットにかかる風圧がものすごかった!!

顔を横に向けようものなら、頭がふっ飛ばされそうな気がするくらいです。

それだけ、ヘルメットに風圧がかかっていると感じました。

よくレーシングドライバーは首を鍛えるといいますが、その意味がわかりました。

首を鍛えないと、長いレースでは首が圧力にもたなくなるからだと思います。

初めて、風の恐ろしさというものを感じたかもしれません...。

コース一往復で、同乗体験は終了しましたが、時間にしたら、ほんの数分の出来事の中で、いろんなことを体中が感じた時間でもありました。

どうやらメガウェブでは、フォーミュラ・トヨタの同乗体験を、たまに開催しているようなので、是非、興味がある方は風とGを体験してみてはいかがでしょうか?

ちなみに料金は、300円です。 小学生も体験することができます。

でも、フォーミュラ・トヨタよりも何倍も速いF1マシンをドライブしているときの世界って、どのように映っているのか? 想像もつかないけど、とても気になったし、改めてF1ドライバーって、スゴイ人達だなぁ~って感じることができました。

またバイクを乗ってる人って、こういう感覚を感じているのかなぁ~って思ったりもしました。

息子には、こういう体験を小学生のころからしてもらいですね。 それくらい衝撃(刺激)がある体験だと思います。(速いの怖いとか言いそうだけど... )


F1 決勝 完璧と完走

2015-03-16 | モータースポーツ

こんばんは☆ ヒデです。

昨日、F1開幕戦、オーストラリアGPの決勝が行われました。

今日は、その決勝について書いてみたいと思います。

決勝のレースは、予選とは違い、58周のロングランになります。

はたしてロングランとなったとき、各チームの強さは、予選の結果と比べてどうかわるのかに、まずは注目してました。

そして、やっぱり目が離せないのは、マクラーレン・ホンダ!!

正直、2月のテストでも最高で12周しか走れていないので、この長丁場を走りきることができるのか、不安な気持ちの中での注目ポイントでもありました。

実際に決勝を見てみると、

「メルセデスAMGは、今年も完璧の速さと強さ!」

であります。

ラップタイムを見ても、3番手につけていた、ウィリアムズのマッサ選手やフェラーリのベッテル選手に比べ、毎周、約1秒近く速く走っています。

これには、正直驚きでした!

昨年、めちゃくちゃ強かったのはわかりますが、今年になって、その強さがさらに増しているのです。

他のチームだって、よくなっているのに、メルセデスAMGは他を寄せ付けないくらいになっています。

どこに、そんな性能アップの秘密があるのか!?気になって仕方ありません。

ラップタイムを見ると、走っているうちにタイヤが摩耗し、性能が低下することでラップタイムがおちてくるデグラデーションについても、ほとんどラップタイムがおちることなく周回しています。

その結果から何がわかるのか?

メルセデスAMGのマシン「W06 Hybrid」は、タイヤに優しいということがわかります。

→ タイヤに優しいということは、無駄なタイヤと路面との擦れがないということです。

→ ということは、タイヤを路面に押しつける力が強いことになります。

→ それは、ダウンフォースだったり、サスペンションからくるメカニカルグリップが強力であることがわかります。

去年圧倒的な強さを見せたメルセデスAMGですが、今年もその圧倒的強さはかわらないようです。

まさに完璧なチーム!!

続いて、3位表彰台を獲得したフェラーリのベッテル選手に注目!

フェラーリとしては、久々の表彰台獲得。 フェラーリのマシンがパワーユニットも含めて、今年は大きく進化しているのはもちろんのこと、ベッテル選手のレースをコントロールする走りで、確実に3位を獲得した印象がありました。

それは、序盤3位のマッサ選手とピットインで4位のベッテル選手が抜いたところにあります。

マッサ選手がピットに入るや、その時を待っていたと言わんばかりに、ペースを上げ、そのまま自分のピットインでマッサ選手の前に出て、表彰台獲得。

いとも簡単そうにやってしまうのがベッテル選手のスゴさなのです!

ちょっと残念だったのが、レッドブル。 思ったよりもペースが上がらず、フェラーリやウィリアムズに追いつけない状況です。

実質の4番手チームの争いが熾烈で、レッドブル、トロロッソ、ザウバー、そして今回はリタイヤでパフォーマンを示せなかったロータス。ここいらが、ポイント争いに鎬を削ることになりそうです。

最後に注目のマクラーレン・ホンダ!!

マグヌッセン選手は、マシントラブルで決勝レースに出場することができず、バトン選手一人で最後尾からスタート!

他のチームにくらべ2秒近く遅いタイムで周回。 これが、現時点でのマクラーレン・ホンダの実力ということになります。

結果は、予想通りの最下位(11位)でフィニッシュ!

ん!?フィニッシュ!??

そうなんです。テストでわずか連続12周しかできなかったマシンが、58周完走することができたんです。

完走できた!マクラーレン・ホンダであります。

もちろん期待していただけに、この結果は満足できるものではありませんが、2月のテストから、これまでの状況を踏まえると、完走という結果が、最初の一歩を踏み出せたことにつながったと思っています。

もちろん、これまでにない多くのデータを収集することができたと思うし、最後の1周では、他のチームとかわらない1分33秒台のタイムを出してくれました。これは、今後に期待できるアピールと受け止めました。

マクラーレン・ホンダの現在の実力は、このオーストラリアGPで知ることができました。そして、成長も見せてくれました。

そうです!わたしは、これが見たいのです。毎戦毎戦、成長を見せてほしいと思います。

ガンバレ!マクラーレン・ホンダ!!

ということで、オーストラリアGP決勝の結果は下記の通りです。

1位 ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)

2位 ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)

3位 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

4位 フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)

5位 フェリペ・ナスル(ザウバー)

6位 ダニエル・リチャルド(レッドブル)

7位 ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)

8位 マーカス・エリクソン(ザウバー)

9位 カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)

10位 セルジオ・ペレス(フォース・インディア)

11位 ジェンソン・バトン(マクラーレン)

続く第2戦は、3月27日からマレーシアGPです。

ここは、まず気温が高くてマシンにもドライバーにも負担がかかり、中・高速コーナーもあるので、さらにマシンの性能差があらわになります。

メルセデスAMGの圧倒的強さにフェラーリは、どう立ち向かうのか!?

マクラーレン・ホンダが、さらに成長を見せてくれるのか!?

「完璧のメルセデスAMG、完走できたマクラーレン・ホンダ」

これが、今後、どのように変わっていくのか注目し続けたいと思います。


F1 予選 Hondaの結果から感じたこと

2015-03-15 | モータースポーツ

おはようございます。 ヒデです。

F1開幕戦、オーストラリアGP決勝の朝を迎えています。

昨日、予選が行われ、今年のF1の勢力図が明らかになってきました。

そして、今シーズンのF1で最大の注目点であるマクラーレン・ホンダの結果。

今日は、そんなことを書いてみたいと思います。

まずは予選の結果。

ポールポジションを獲得したのは、昨年のチャンピオンである

ハミルトン選手(メルセデスAMG、1:26.327)

2番手は、同じチームメイトの

ロズベルグ選手(メルセデスAMG、1:26.921)

2月のテストの段階から速さを見せていたメルセデスAMGですが、そのテスト結果通り、シーズンが開幕しても、速さは他よりも一歩抜きに出ていることがわりました。

それは、3番手以降を見るとわかります。

3番手は、

マッサ選手(ウィリアムズ、1:27.718)

昨年、ウィリアムズは長きにわたった低迷から復活し、今年のテストでも速さを見せていましたが、そのテスト結果通り、3番手のタイムをマークしてきました。最高速に至っては、最も速い結果を出しています。

しかし、2番手のロズベルグ選手とのタイム差は約0.8秒。F1の世界では、0.5秒以上の差となると、速さは別次元となります。それだけ、昨年に引き続き今年もメルセデスAMGの速さ、強さが目立つ結果となりました。

4番手、5番手は、復活を果たした、あのチーム!

ベッテル選手(フェラーリ、1:27.757)

ライコネン選手(フェラーリ、1:27.790)

昨年、1勝もあげられなかったフェラーリですが、今年は着実に戦闘力をアップさせてきました。テストの段階でもトップタイムをマークしていましたが、その速さは間違いなく戻りつつあるようです。

特に2人の選手とも速いのが、いいチーム状態であることをあらわしています。ベッテル選手とライコネン選手は、なかなか相性がいいのかもしれません。

そして、予選を見る限り、ベッテル選手のドライビングの素晴らしさを改めて感じました。もちろん4度のチャンピオンに輝いてますから、素晴らしいドライバーであることは知っていますが、それでも改めて正確なドライビングだと感じます。

ハミルトン選手とベッテル選手、この2人のドライバーは、今のF1界では抜きに出ているので、今年も注目しなければいけません。

以降の順位は、7番手にレッドブルのリカルド選手、8番手にトロロッソのサインツJr.選手、9番手、10番手にロータスのグロージャン選手とマルドナード選手が続きます。

予選のタイムを見る限りでは、今年もメルセデスAMGが強い!他のチームよりも一歩前をいってるので、昨年同様、圧倒的な強さを見せる可能性があります。

続く2番手争いが、今年は昨年以上に熱いです!

ウィリアムズ vs フェラーリ

この名門チーム対決が、今年は目が離せなくなりそうです。

個人的には、フェラーリの方が若干強いと感じてます。全てのコースに対応できそうなマシンであることと、ドライバーにベッテル選手がいるのは強いです。

この2番手争いにどの段階でレッドブルというチームが加わってくるのか!?ここにも注目です。

レッドブルがこのまま終わるわけはないので、必ずシーズンが進むにつれ、この2番手争いに食い込んでくると思っています。

同じく追いかけているのは、今年は速さを取り戻しそうなロータスです。昨年低迷していたロータスの復活にも注目が集まります。

さらに注目が集まっているのは、昨日のブログでも書いた、新人達!

若い新人を採用しているトロロッソにも注目なんです。サインツJr.選手もF1初挑戦でQ1へ進出し、8番手タイムをマーク。お父さん同様、エースやスターといった輝きではないものの、レースになると強さをみせる、そんなドライバーだと感じました。まだまだ初戦なので、どうということでもありませんが、速さではない!勝つドライバーであると感じます。

そして、最後に最も注目しているマクラーレン・ホンダです。

予選の結果は、

17番手 バトン選手(マクラーレン、1:31.422)

18番手(最下位) マグヌッセン選手(マクラーレン、1:32.037)

と、厳しい結果となっています。

正直、この結果自体には驚いていません。

テストの状況を見れば、この結果になって当然です。

今のF1は、エンジンだけが良くても、車体だけが良くても速いタイムを出すことはできない。制御技術やタイヤも含め、全てにおいて完璧を求められるのがF1です。

だからこそ、テストは悪いけど、本番で良いなんてことはないのです。

但し、マクラーレンという名門チームにとって、この結果はショックを受ける人が多くいるような気がします。

それは、イギリスのマクラーレンファンにとってもです。

ホンダは、マクラーレンという名前の重さを、シーズンが進むにつれて、強く、強く意識するようになると思います。

それだけマクラーレンという名前は、重いのです。

今回の結果を受けて、第3期のF1活動を思い出しました。

今回はホンダにとって、第4期にあたるF1活動ですが、2000年から始まった第3期F1活動において、最初はB・A・Rというチームとタッグを組んで取り組み、コンストラクターズ2位までいきましたが、それでも当時は優勝することもできずの結果でした。

さらに2006年からはオール・ホンダとなり、バトン選手が1勝をあげてコンストラクターズ4位となりましたが、それ以降の2008年までは結果を残すことができませんでした。

つまり第3期では、1勝しかしていないということです。

この結果を受け、個人的なことですが、正直悔しい思いをしました。期待が膨らむばかりで、結果がおいついてこない、進化がみられない、むしろ悪くなっていることに悲しささえ感じました。

こういう状況だけは、今回の参戦で見せてほしくないと思っています。

もちろん私は、ホンダが好きですし、ホンダを応援し続けます!

予選最下位でも、現時点ではかまいません。目標を明確にして、ひとつひとつクリアしていくことをファンに示していくことが大切です。

「決勝で完走すること」とか「予選Q1突破」とか、毎戦毎戦、目標を掲げ成長を見せてほしい!

結果を見せる挑戦を!!

と願うばかりです。

オーストラリアGP決勝もマクラーレン・ホンダを応援します!!

そして、個人的にはフェラーリのベッテル選手の走りに注目です。


2015年 F1 ついに開幕!!

2015-03-14 | モータースポーツ

おはようございます。 ヒデです。

久々のブログ更新です。

というのも、先週末から胃腸炎になってしまい、やっとこさ復活しました。 日ごろから体調管理には気をつけなければいけません。(反省  )

さて、昨日、2015年のF1がオーストラリアのアルバート・パーク・サーキットで開幕しました!

ついに、今シーズンのF1スタートです!!

この日をどれだけ待ちわびていたことか...。

早速、金曜日のフリー走行が行われたので、今年のF1の見どころを交えながら、この開幕の雰囲気を書いていみたいと思います。

まず、今年のF1といえば、なんといってもこの話題に注目するしかありません!

1.マクラーレン・ホンダの復活!!

F1の歴史に刻まれている、最強コンビが23年ぶりに復活したのです。

日本の自動車メーカーであるホンダといえば、モータースポーツ。そして、F1という印象を持っている人は、私もそうですし、少なくありません。

2008年にF1を撤退してから、7年ぶりにホンダがF1に復活する。このことだけでもうれしいのに、さらにコンビを組むのがマクラーレンというのであれば、これほど期待が膨らむことはありません。

1988年にセナとプロストで刻んだ歴史。16戦中15勝という記録は、マクラーレン・ホンダの強さを象徴するものです。

そして、何故だか、このマクラーレン・ホンダの復活には、その最強コンビ当時の状況とシンクロする部分があるのです。

それは、ドライバーズラインナップにあります。

マクラーレン・ホンダのドライバーは、フェラーリから移籍してきたフェルナンド・アロンソ選手と引き続きマクラーレンでドライブするジェンソン・バトン選手です。

どちらもF1でドライバーズチャンピオンを獲得した選手です。

アロンソ選手は、現役F1ドライバーの中でも最も素晴らしいドライバーとして評価されています。どんなマシンに乗っても、パフォーマンスを見せてくれる数少ないドライバーです。私と同い年ということもあり、勝手に親近感をもっていて、F1デビューからずっと応援しています。

バトン選手は、日本のF1ファンに君が代を聞かせてくれ、うれし涙を流されてくれたドライバーです。ホンダ第3期F1活動を行っているとき、優勝してくれたのがバトン選手であり、表彰台での君が代は今でも胸が熱くなります。

実は、両ドライバーとも日本が大好きで、アロンソ選手は日本のアニメ文化やサムライの精神が好きだったり、バトン選手は奥さんがモデルの道端ジェシカさんということもあって、日本への想いはヘルメットを見たってあらわれています。

そんな期待が大きいマクラーレン・ホンダの開幕戦オーストラリアGPのフリー走行ですが、アロンソ選手は残念ながら2月末のテストでクラッシュしてしまった影響もあり、今回は欠場。代わりにマグヌッセン選手がドライブしています。

タイムは、バトン選手が13番手、マグヌッセン選手が16番手(最下位)という結果。

テストの段階から多くのトラブルに見舞われているマクラーレン・ホンダですが、そのトラブルは開幕戦でも続いているようです。

同様の現象は、去年のレッドブル・ルノーにも見られていましたが、現在のF1はホンダの関わるパワーユニットも含め、かなり電子制御の技術が発達しています。ハードとソフト、どちらの面でも膨大な課題をクリアしなければなりません。

昨年のシーズン終了後、初めてそのハードとソフトが融合したわけですが、まだまだ課題を解決しきれていないようです。

やっぱり期待感が大きいだけに、順位やタイムにどうしても目が向いてしまいますが、F1も時代と共に大きく変わっています。特に昨年から大きく変更が加えられ、パワーユニットを中心に変革が生じている中で、まずはホンダがF1の新たな歴史に足を踏み入れた、世界最高峰のレースに再び挑戦している!そのことがうれしいと思っています。

もちろん挑戦するからには、勝利しなければなりません。一戦一戦、成長していく姿をファンは期待しているし、マクラーレン・ホンダにはその成長する姿を我々ファンに見せてほしいと思っています。

日本人のF1ドライバー(可夢偉選手...)がいないのは残念ですが、ホンダがF1に復帰したことで、今年は日本にとってF1がもっと身近な存在に感じることができる年です。私もF1をファンとして、どんどんF1を盛り上げたいと思っています。

さらに、今年のF1の注目ポイントを紹介です。

2.今シーズンも強いメルセデスAMG

昨年のF1GPで、19戦中優勝16回、ポールポジション18回、ワンツーフィニッシュ11回と圧倒的な強さをみせつけたメルセデスAMG。

今年もドライバーは、チャンピオンを獲得したハミルトン選手とロズベルグ選手です。

スペインのテスト段階から、既にその速さと信頼性の高さを証明していましたが、オーストラリアGPの金曜フリー走行でもその傾向は変わらず、ロズベルグ選手がフリー1・2と、どちらもトップタイムをマークしています。2番手は、もちろんハミルトン選手です。

3番手のフェラーリから、約1秒くらい速いので、これは今年もメルセデスAMGの強さは健在ということになります。

昨年記録した19戦中優勝16回という、とてつもない記録を今年は更新していくのか注目が集まるところですし、なんといってもドライバー同士のチャンピオン争いに注目が集まります。ロズベルグ選手が去年の悔しい思いから、どう成長をみせるのか注目です。

3.王者メルセデスAMGのライバルとなるチームが登場するのか!?

一方で、シーズンをさらに盛り上げるためには、王者メルセデスAMGのライバルとなるチームが登場するのか注目しなければなりません。

新しいパワーユニットも2年目に入り、ホンダを除く、メルセデス、フェラーリ、ルノーのパワーユニットは、昨年、メルセデスに対して大きく差が生じていたフェラーリやルノーは、間違いなく安定感やパワーの向上を図ってくるので、昨年ほどの差が生じないと思われます。

テストの段階でも、昨年、1993年以来の未勝利となったフェラーリが速さを取り戻してきています。フリー走行でもメルセデスAMGに続く、3番手、4番手タイムをマークしているので、ロングランのペースはわかりませんが、フェラーリがメルセデスAMGに対して、どう戦っていくのか注目です。

フェラーリは、ドライバーもすごいメンバーです。レッドブルから移籍してきたベッテル選手と引き続きフェラーリでドライブするライコネン選手。この二人も、F1ではチャンピオンドライバーですし、強いフェラーリが復活するのか注目です。

チャンピオンを逃したレッドブルの復活。ここにも注目しなければなりません。

昨年、メルセデスAMGに惨敗したレッドブル。2010年から4年連続のチャンピオンに輝いていたチームは、昨シーズン、ルノーのパワーユニットに涙する機会が多くありました。 今年は、ルノーも改良を加えてきているので、そうそう昨年みたいなことにはならない可能性があります。

特にレッドブルの強さは、ロングランにあると思っています。予選よりも決勝での走りに注目です。

そして、今年もダークフォースとなるのか名門ウィリアムズでございます。

昨年は、コンストラクターズ3位という結果となり、フェラーリよりも上の結果を残し、名門復活を印象付けてくれました。

今年もメルセデスのパワーユニットを搭載し、テストから良いタイムを示しています。フリー走行でも5番手タイムをマークしており、メルセデスにはメルセデスを!そして名門の底力を!!ウィリアムズがメルセデスに、どういう方法で勝ちにいくのか注目です。

4.メキシコGPの復活!

今年のF1は、1戦増えて20戦のレースとなります。

その1戦増えたのが、メキシコGPです。

メキシコGPの復活も、マクラーレン・ホンダと同じ23年ぶりとなります。

第18戦に開催され、サーキットは「エルマノス・ロドリゲス・サーキット」といって、標高2300mの高地にあり、エンジンやダウンフォースへの影響がありそうです。

ここのサーキットは、ホンダと縁もあり、1965年にホンダが初優勝を遂げたサーキットでもあります。

今年のF1は、そんなホンダといろんなところがつながる、そんなホンダと縁のあるシーズンなんです。

5.史上最年少F1ドライバー、マックス・フェルスタッペン選手

今年、トロロッソというチームのドライバーズラインナップは、マックス・フェルスタッペン選手とカルロス・サインツJr.選手という若い二人のドライバーを採用しています。

特に元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンの息子、マックス・フェルスタッペン選手に至っては、17歳という若さであり、F1史上最年少ドライバーとして注目されています。

もちろんF1のシートを獲得したからには、若さではなく、速さが認められてだと思うし、どんな走りを見せてくれるのか?成長していくのかが注目です。

実は、チームメイトのカルロス・サインツJr.選手にも注目していて、お父さんはWRC王者カルロス・サインツです。お父さんの走りは、とても強くて好きだっただけに、息子の走りはどんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目しています。

6.バーチャルセーフティーカーってなんだ!?

今シーズンから導入が決定したバーチャルセーフティカー。 なんでもセーフティカーが出動するほどではないものの危険な状況であると判断された場合は、サーキットの特定の区間でマシンの速度を制限するための新しいシステムらしいのです。

具体的は、ステアリングの液晶に警告が表示され、ドライバーはそれを見て速度制限をしなければいけないとのこと。

本当に、この仕組みが機能していくのか、注目したいと思っています。

というこで、かなり長文になりましたが、なんといっても今年はマクラーレン・ホンダの復活であります!

ガンバレ!ホンダ!!

今年も自分なりの視点でF1を伝えていけたらと思いますので、よろしくお願いします。