うちの会社は、ビルの5階にあるペントハウス。
僕が持っているのは、5階に上る階段についているドアの、
2つのカギだけなんです。
仕事を終え、このドアを開けたとき、
イヤな予感がしたんだよな。
電気が消えているんだ。
僕は1階のエントランスのカギを持っていない。
いつもは、最後まで残っている4階のオフィスの人が、
最後にこのエントランスのカギを閉めるんだ。
僕が遅くまで残っていると、そのオフィスの人が
「そろそろ帰るけど?」と声をかけてくれて、
僕も一緒にビルを出ることになっています。
ところが、その4階に下りる階段の電気がついていないわけ。
これは。。。
案の定、1階のカギは、閉まっていました。
中からは、開きません。
オフィスに戻った僕は、同僚のオッサンに電話をかけた。
「なんだよ、オレ、もう寝巻きでビール飲んでるんだ」
「方法は3つある。ひとつは3階の窓から出ること。
もうひとつは、そこに泊まること。
最後のひとつは、オレがカギ開けに行くこと」
「でもさぁ、オレ、行きたくねぇから、どうにかしろ」
なんてオッサンだ!
社長のジジイは、今、台湾にいるし、
ジジイの奥さん呼ぶのも、遠すぎる。
あ~あ、しゃ~ね~なぁ。
なんで雨かな。晴れてりゃいいのに。。。
まず、3階の階段の窓を開けて。。。
窓の下に、パイプが走ってる。これだな。
僕はパイプに乗り移り、そこからバッグを下に投げた。
ケッコー高いよ、これ。
今立っているのは、ビルとビルのわずかな隙間。
よくあるじゃない、行方不明になった男の白骨死体が、
ビルとビルの隙間から出てきたとか。
飛び降りて隙間にハマッタら、どうしよう。
ま、行きますか。
パイプから飛んで、今度は今まで立っていたパイプラインの桟に
手でタイミングよくぶらさがって。。。
いやぁ、お上手にできましたよ。
あとは跳ねるだけだ。
下はガラクタが転がっている。
グシャバキ!とか音がしたけど、ま、無事着陸と言うことで。
あ~、でも手、ドロダラケだぁ。
ま、ボロビルで、よかったかな、と。
隙間から出てくるとき、一階の店の看板の電気、消しちゃったかも。
ま、いいか。
雨中の大脱出でした。
僕が持っているのは、5階に上る階段についているドアの、
2つのカギだけなんです。
仕事を終え、このドアを開けたとき、
イヤな予感がしたんだよな。
電気が消えているんだ。
僕は1階のエントランスのカギを持っていない。
いつもは、最後まで残っている4階のオフィスの人が、
最後にこのエントランスのカギを閉めるんだ。
僕が遅くまで残っていると、そのオフィスの人が
「そろそろ帰るけど?」と声をかけてくれて、
僕も一緒にビルを出ることになっています。
ところが、その4階に下りる階段の電気がついていないわけ。
これは。。。
案の定、1階のカギは、閉まっていました。
中からは、開きません。
オフィスに戻った僕は、同僚のオッサンに電話をかけた。
「なんだよ、オレ、もう寝巻きでビール飲んでるんだ」
「方法は3つある。ひとつは3階の窓から出ること。
もうひとつは、そこに泊まること。
最後のひとつは、オレがカギ開けに行くこと」
「でもさぁ、オレ、行きたくねぇから、どうにかしろ」
なんてオッサンだ!
社長のジジイは、今、台湾にいるし、
ジジイの奥さん呼ぶのも、遠すぎる。
あ~あ、しゃ~ね~なぁ。
なんで雨かな。晴れてりゃいいのに。。。
まず、3階の階段の窓を開けて。。。
窓の下に、パイプが走ってる。これだな。
僕はパイプに乗り移り、そこからバッグを下に投げた。
ケッコー高いよ、これ。
今立っているのは、ビルとビルのわずかな隙間。
よくあるじゃない、行方不明になった男の白骨死体が、
ビルとビルの隙間から出てきたとか。
飛び降りて隙間にハマッタら、どうしよう。
ま、行きますか。
パイプから飛んで、今度は今まで立っていたパイプラインの桟に
手でタイミングよくぶらさがって。。。
いやぁ、お上手にできましたよ。
あとは跳ねるだけだ。
下はガラクタが転がっている。
グシャバキ!とか音がしたけど、ま、無事着陸と言うことで。
あ~、でも手、ドロダラケだぁ。
ま、ボロビルで、よかったかな、と。
隙間から出てくるとき、一階の店の看板の電気、消しちゃったかも。
ま、いいか。
雨中の大脱出でした。
映画「ボーン・アイデンティティ」を髣髴とさせるシーンですぅ。
2階の高さから飛び降りたって事?
骨折しなくてヨカッタですねー
同僚の方はbさんがその手を選択するとは思ってなかったでしょうねw
これからは1階のカギも持ちましょう^^;
今日は幸せ!飛び降りてよかった!!
僕だけだったようで。。。