男ゴコロと旅の空 rainbow in my heart

出張に行く。食事する。女を抱く。酒を飲む。仕事する。丸裸の俺?

追悼 野村芳太郎監督

2005-04-09 10:20:25 | Weblog
松竹の社会派映画監督、野村芳太郎監督が亡くなりました。

野村監督といえば、砂の器。
ああいう映画、今の日本じゃ、撮れないよねぇ。
本当にじっくりと、人間の内側を描いていった映画でした。
もう一度、ゆっくり見てみたいな。

野村監督との出会いは、高校3年のときです。
「事件」という映画の撮影を、当時の大船撮影所で
見学させていただきました。
松坂慶子が、義父役の浜口虎之助(だったと思う)に
レイプされるシーン!
(よくこういうところを、見せてくれたなぁ)
撮影所には出番待ちで、大竹しのぶさんや、音羽信子さん、
永島敏行さんなんかもいて、サインもらった覚えがあります。
撮影所内を一人でうろうろしていたら、
衣装のパジャマ姿の大竹しのぶと偶然遭遇。
大竹しのぶが、真っ赤になって恥ずかしがっていたのが、
すごくかわいかった。今の姿からは、想像つかないほど、
ウブでしたね。

野村監督には、そのときの見学レポートや、作品の感想文なども
見てもらったりしました。感想文の感想まで聞かせてくれて、
とてもやさしい監督さんでした。
野村芳太郎監督・川又昇撮影っていうのは、僕、大好きです。

その他にも、『拝啓・天皇陛下様』なんていうのは、
渥美清の魅力が十二分に活かされていて、いい喜劇でした。
野村監督の喜劇って、なんか喜劇で終わらなくて、どこかに
言い訳めいた『笑うだけじゃいかん』みたいな真面目なとこがあって、
それが鼻について好きじゃなかったんだけど、こいつだけは、名作です。
機会があれば、是非見てほしいな。

あとは、八つ墓村ですかね。。。
八つ墓村は、何度も映画やドラマ化されたけれど、
あの『たたりじゃ~!!』って台詞と、
山崎努の走っている映像は、一番印象に残っています。
金田一を渥美清がやってたのも、面白かったね。


ああ、久々にのんびり記事書いてるな。
でも、それが追悼記事っていうのが、辛いけれど。
野村監督のご冥福をお祈りいたします。

さて、そろそろホテルをチェックアウトして、
空港に行こう。
また月曜日には、戻ってくるけれど。。。




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1 コメント

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ほんと (AA)
2005-04-09 10:45:56
素晴らしい映像でした。 ざんねん。
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