喜九成食堂のリベンジが始まった！？ 堂々の菊名ブラック登場！！

東横線と横浜線が交差する菊名は、交通の重要拠点にも拘らず、
全くと云って発展しない不毛の地であります。
山に囲まれた谷底にあり、広がりようがない。
ま、のんびり住むにはいい町で、僕も15歳から40歳まで、
25年間を過ごした町なんですが…

とにかく店が定着しないのよ。
あ、土地持ちの地元の人がやってる店は別ですよ。
しかしテナントで入るとしてはキビシイんです。
出来ては潰れ、また出来ては潰れる。
こんなところで店をやろうという人の気が知れない…と、
ずっとずっと思っておりました。

そんな入れ替わりの激しい場所に出来た店、喜九成食堂。
その前はラーメン花月でしたね。
花月ですら潰れた跡にラーメン屋やるとはチャレンジャーな…
と思いつつ、未訪問のままだったのです。

それが…

チラシをもらいました。


大革命！とかリニューアル！！とかの文字が躍っております。

ふむ、なんか味を一新したご様子。

これってどうなんですか？

オープンして10カ月で味の変更っていうのは、尋常なことではありません。
で、改めて食べログ開いてみると、トホホなコメントが多いじゃないですか。
微妙だなぁ。
でも、時系列で見ると、新しいコメントほど評価が高くなっている。
とにかく一度食べてみよう…。

メニュー多いですね。
とりあえずイチオシ、今回リニューアルという基本のとんこつ醤油をセレクト。

カウンターに座ると、キッチンとの間に半透明の囲いが覆っていて、
そこにうんちくが色々貼ってあります。
これ、ない方がいいなぁ。作ってる人が見えないんだよね。
なんか成形した寿司飯使ってる回転寿司じゃないんだから、
隠すことないじゃん！もっと見晴らしがいい方が良いんだけどな。
ま、僕みたいにお店の人に話しかけたい人ばかりじゃないだろうけど。


来ました！とんこつ醤油らーめん。



おおお！？これは！！

横浜界隈でとんこつ醤油とか謳っちゃうと、たぶん誰もが

「家系」

というイメージを持っているんじゃないかと思うんです。

それがどうです！これは…

真黒なスープがドン！っと来ました。



なんだか京都の新福菜館を彷彿とさせる…これ、旨いよ！！

もちろん新福菜館とは全然違うんですけど…
新福は鶏ベースのスープだし、ここは豚骨だし。
新福は九条ネギだし、ここはふつーのネギだし。
新福はモモとバラの赤白の2種類のチャーシューを使うけど
ここは巻きのでっかい薄いチャーシューだし。

違うんだけど、僕は新福を思い出したわけだ。



このストレートの中細麺、コシのある旨い麺だけど、
こいつも新福をイメージさせるなぁ。

マジに旨いんですよ。



このチャーシューもしっかりした味で、赤身と白身のバランスもいい。
これならチャーシューメンで食べてみたいぞ。

あ、僕がチャーシューメン食べたいと思うのは、
よっぽど美味しいチャーシューの時だけです。
普段は敬遠。シツコクて気持ち悪くなっちゃうから。
でも、次回はチャーシューメン食べたい！と思ったんだから、
ここのチャーシューは僕にとって、旨い！ってことですね。

玉子もメンマも、僕には文句ありません。美味しいです。

この辺の人には慣れない味かもしれないけど、
僕は絶対通いますよ。
以前の評価、以前の味とは、きっと全く違うはず。
（前のを食ってないから断言はできないけどさ）

但しこの手のスープには、出来にブレがあるかも知れない。
新福だって、日によって相当違うときあるからね。
でも、これは長く付き合っていきたいラーメンだな。

とんこつ醤油なんてアタリマエのネーミングじゃなくて、
京都ブラックに対抗して『菊名ブラック』とか名前付けちゃえばいいのに。

で、まぁ、今までの評価は置いといて、是非食べてみてください。
このリニューアルラーメンの評価、僕も見てみたいから。

喜九成食堂 （ラーメン / 菊名駅）

夜総合点★★★☆☆ 3.5
昼総合点★★★☆☆ 3.5

ジャンル ラーメン、つけ麺
TEL 045-439-7730
住所 神奈川県横浜市港北区菊名4-2-6
交通手段 菊名駅から41m
営業時間 11:00～翌2：00
ランチ営業、夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、日曜営業
定休日 年中無休

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