祖母は商人の子だが家の3階でお蚕さんを世話していた。
祖母が嫁入りに持って来た花嫁衣裳から数枚の着物は全部
祖母が育てたお蚕さんから作った着物でした。
でも私には一枚も残っていない、
全部叔母たちが自分の嫁入り道具に持って行ってしまった。
後で見せてもらったが立派な絹でそれこそ匁で測る絹でした。
曾ばあちゃんは満州でいい生活をしていたらしく
ダイヤが付いた指輪を持っていた
それは叔父たちの餌食に私が惜しいなと思うのは日本髪に
飾っていた鼈甲の髪飾り時代だから質素なものだが
それでもあれは惜しかったな写真でしか見ないけど。
残ったのはシールのショールと熊のコートです。
何だか古き良き時代ですね。昭和の初期なのに
ばあちゃんは毛皮のついたハイカラなコートにブーツ
今でも流行る女学生でしたね。